SoE分離派がCONCORDのタイムベース計測ミッションは偽装だと主張…実態は対ドリフターズ戦の実験?
2018-01-09 17:45 スコープ、レト・グロリアクス
ユーライ発-SoE分離派「ファロス・オブ・テーラ」は、「ギャラクティック・アワー」のレト・グロリアクスによる独占取材に応じ、公共の空間で奇妙な実験を行おうとしている陰謀があると主張した。
ファロス・オブ・テーラを代表して取材に応じたジョラ・アレクシスによれば、計画はCONCORDの「不正規戦部門」であるSAROに指揮されており、彼らは「最新鋭の対ドリフターズ攻撃手段を展開できる」状況へドリフターズを誘い込もうとしているのだという。
「単なるタイムベース計測ミッションだと説明されていますが、これは真の目的を隠すための偽装なのです。本当の計画にはSAROが関与しています。もしかするとアルギンタルコアも関わっていて、先日の襲撃は自作自演だったのかもしれません」
「ローグスウォーム警報の最中にタヤ・アキラが行方不明になって以来、DED、特にSAROによる実験の形跡は増える一方でした」
タヤ・アキラは元SoEの研究者で、ファロス・オブ・テーラのリーダーと目されていた人物だ。また、「統制および秩序に関する特別部門」のSAROは、DEDの精鋭部隊として知られている。
ジョラ・アレクシスは、SAROが過去10年間にわたって拡大を続けた結果、CONCORDの諜報活動と不正規戦の担い手になったのだと主張している。
「彼らは古代技術から高性能な兵器を開発しているほか、AI研究者を暗殺したり、CONCORDの世界秩序を脅かす科学調査を妨害したりといった工作活動を得意としています。タヤ・アキラ失踪の黒幕は彼らに間違いありません」
この発言について問いただしたところ、ジョラ・アレクシスは自身の言葉を裏付ける証拠を何一つ示すことができなかった。DED当局者はファロス・オブ・テーラの主張を「プロのジャーナリストにとって時間の無駄でしかない陰謀論、妄想の類」だと切り捨て、CONCORDエアロスペース、プロジェクト・ディスカバリー、アルギンタルコア社はコメントを拒否した。言うまでもないことだが、ギャラクティック・アワーとレト・グロリアクスは、本件に関する情報を引き続き調査していくつもりである。
他のニュースとしては、ザ・エージェンシーの契約にもとづいて参戦した独立カプセラとCONCORDが5週間以上かけてローグドローン掃討戦を展開し、DEDはついにローグスウォーム警報を解除した。DEDは「スウォームが異常なほど長期間にわたって発生し続けた」ことを認めながらも、「スウォームの出現を予測、対策する新たな方法が研究開発中」なので、過剰に心配する必要はないと呼びかけている。