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アップウェル2.0…2月13日にストラクチャを大変更!
2018-01-19 – By Team Five 0

愛すべきカプセラ諸君、開発者ブログへようこそ! 今回の記事は来月実施されるアップウェルストラクチャの改良についてご説明します!

最初にシタデルが実装されてから今日までの1年半、EVE Onlineのアップデートの多くが新規、あるいは既存のアップウェルストラクチャの強化に割かれてきました。既存ストラクチャに新機能(製造、リペア、契約など)を追加したり、エンジニアリングコンプレックスやリファイナリーのような特化型ストラクチャを登場させたりすることで、アップウェル技術は前進を続けているのです。今回、私たちはストラクチャの基本メカニズムを改善する方法を検討しています。現行のメカニズムはシタデルと同時に実装され、昨年を通してうまく機能してきましたが、EVEコミュニティに最高のサービスを提供するため多少変更する必要があることが分かりました。

次回リリースでは、私たちが「アップウェルストラクチャ2.0」と呼んでいる改善策パッケージを通して、現在のアップウェルストラクチャが抱えているいくつかの問題に取り組みたいと考えています。このパッケージはストラクチャの様々な側面に極めて大きな変化を与えるでしょうが、ついに公開テストが可能な段階まで近づいたのは非常に嬉しいことです。パッケージについて最初にお話ししたのはEVEベガス2017で、その際に議論された基礎的な部分は今でも変わっていません。また、当初はアップウェル2.0の導入を2018年第1四半期とお伝えしていましたが、2018年2月13日実装予定の2月リリースに組みこまれることが決まりました。

1年半にわたってフィードバックを伝え続けてくれたプレイヤーの皆さんに感謝します。フォーラム、アンケートメール、ブログ、ポッドキャスト、ファンフェスやEVEベガスのようなイベント、あるいはCSM…どんな方法であれ、コミュニティからのフィードバックがあるからこそ、私たちは問題を特定して改善することができるのです。皆さんのフィードバックはパッケージの導入時期も含め、ほとんどあらゆる部分に影響を与えました。計画を変更し、ファクションシタデルやアウトポストの置き換えよりもアップウェル2.0を優先できたのは、私たちがEVEベガスで耳にした皆さんの意見のおかげです。これらファクションシタデル等の計画はいまだ健在ですが、今のところはアップウェル2.0が最優先事項ですので、実現するのは年内のもう少し先になりそうです。

EVEベガスで説明したように、アップウェル2.0は4つの柱から成り立っています。

・ストラクチャの「全力稼働モード」と「省力稼働モード」
・脆弱性とリーンフォースに関する新システム
・ストラクチャ戦闘のオーバーホール
・ワームホール宙域と一部ハイセク宙域における衛星採掘

上記の主要な内容に加えて、アップウェルストラクチャと周辺要素に関する小さいながらも重要な変更が含まれます。

◆第一の柱…「全力稼働モード」と「省力稼働モード」

アップウェル2.0の目玉の1つが、サービスモジュールのオンライン状態、ストラクチャでの燃料消費に左右される新モードです。ストラクチャにオンライン状態のサービスモジュールが1個でもあれば、「全力稼働モード」と見なされ、完全な防御能力が発揮されます。逆にオンライン状態のサービスモジュールが存在しない場合、「省力稼働モード」と見なされ、サービスモジュールが起動するまで防御能力が大きく減少します。

この機能はストラクチャの投資と実用に対し、防御能力をより密接に連動させることを目的としたものです。新モードでは目的があって使用されているストラクチャの防御能力を落とすことなく、無人ストラクチャをより容易に排除できるようになります。

どのサービスモジュールでも全力稼働モードになるので、ストラクチャ所有者は自身の必要に応じてモジュールを選ぶことができます。モジュールを複数起動すれば全力稼働ボーナスが得られる、というような利点は存在しませんが、どのモジュールもそれぞれのサービスを利用者に提供し続けます。

なお、省力稼働モードでは次のようなデメリットが生じます。

・シールドとアーマーのレジスタンス値が大幅に減少
・リーンフォースサイクルが1つ減少(シールドが突破されると、アーマーを省略して最終リーンフォースに移行します)

ストラクチャが省力稼働モードかどうかはストラクチャ名のテキストブラケットから確認可能です。

◆第二の柱…脆弱性とリーンフォースの新システム

ストラクチャへの攻撃、リーンフォースモード、そして最終的な破壊は、アップウェルストラクチャ開発当初から最も議論されている要素でした。どんなストラクチャの攻防戦であれ、攻撃者と防御者のあいだでニーズのバランスを取らなければなりませんから、これは特に調整が難しい要素でもあります。ストラクチャの所有者・防御者は、自分たちが眠っている間に我が家が破壊されないよう、安全を確保することを望みます。一方、ストラクチャの攻撃者は、ストラクチャに対するダメージの増強や戦闘の機会を増やすことを望みます。加えて、EVEには実に多様なプレイヤーと組織が存在するので、これらのバランスはより一層複雑さを増していくのです。

過去1年間にわたる観測、研究、そしてコミュニティからのフィードバックを考えると、現在の脆弱性およびリーンフォースシステムは防御者に有利すぎるようです。この前提にもとづき、アップウェル2.0は脆弱性とリーンフォースを一から見直します。

今後の新システムでは、アップウェルストラクチャに対する攻撃は次の3段階で構成されます。

・攻撃者がいつでも、好きな時に行うことができる第1次攻撃
・攻撃者が選んだ日に、防御者のタイムゾーン内で行う第2次攻撃
・防御者が選んだ日に、防御者のタイムゾーン内で行う第3次攻撃

ストラクチャ所有者はリーンフォース時間として1日に1時間、リーンフォース日として1週間に1日を選択します。これらの設定は変更してから有効になるまで7日間かかり、もしストラクチャがダメージを受けている、あるいはリーンフォースモードに移行している状態で7日目を終えた場合は、ストラクチャのHPが完全に回復するまで有効になりません。

攻撃者はデータアナライザーないし遺物アナライザーを使って、リーンフォース情報を入手することができます。これらのモジュールを使用すると探検サイトのようなハッキング画面が開きます。ハッキング難易度は調査対象ストラクチャのサイズによって変わり、XLサイズはこれまでのEVE Onlineで経験したことのない難易度を誇るでしょう。ハッキングに成功するとリーンフォース設定に関する全情報が表示され、変更が予定されている場合は有効になる日時も把握できます。戦闘を発生させる日時を調整したい攻撃者にとって、リーンフォース情報はこの上なく重要です。

また、新システムではアップウェルストラクチャのシールドは常に脆弱状態に置かれます。

15分間のリペアタイマーやダメージ上限システムなど、ストラクチャへの攻撃を管理するシステムは従来とほとんど変わりません。

アップウェルストラクチャのシールドが完全に突破された場合、ストラクチャはリーンフォースモードに移行します。全力稼働モードなら残る2回のうちの1回目ですが、省力稼働モードではそれが最後のリーンフォースサイクルです。

ストラクチャがいつ攻撃されたかによって、最初のリーンフォースサイクルは22時間から50時間まで変動します。リーンフォースモードに移行すると、ストラクチャが再び脆弱状態になる時刻も決まりますが、これは短くとも24時間後で、2時間を上限としてランダムに変動します。つまり、防衛者は戦いに備えるためにほぼ1日が与えられ、その戦いは彼らが選んだ時刻を中心とした前後2時間のどこかで発生するということです。攻撃者も適切な調査を行えば、いつリーンフォースサイクルが終了するかを逆算し、2回目の戦闘が発生する時刻をコントロールできるでしょう。

最初のリーンフォースサイクルが終了すると、ストラクチャのアーマーは15分間のリペアタイマーを伴う脆弱状態になります。

全力稼働モードでアーマーを失った(あるいは省力稼働モードでシールドを突破された)場合、ストラクチャは最後のリーンフォースモードに突入します。リーンフォースサイクルの持続時間は、ストラクチャがリーンフォースモードに移行した時刻や、ストラクチャ所有者が設定したリーンフォース日、ストラクチャが存在する宙域によって変動します。

最後のリーンフォースサイクルが始まると、防御者が設定したリーンフォース日のリーンフォース時間までサイクルが続きます。しかし、サイクルが終わるまで短くともX日かかり、リーンフォース時間も最大2時間の範囲内でランダムに変動します。Xにどんな数字が入るかはストラクチャが存在する宙域によって決まります。

・ワームホール宙域なら0.5日
・ローセク、ヌルセクなら2.5日
・ハイセクなら5.5日

このように、ストラクチャの最後の戦いは常に防衛者が選んだ曜日になり、彼らが選んだ時刻を中心とした前後2時間のどこかで発生します。

最終サイクルが続いている間、ストラクチャの全サービスモジュールがオフラインになるのは従来通りです。

ストラクチャの最後のリーンフォースサイクルが終わると、ハルが脆弱状態になります。ハルをめぐる決戦で攻撃者が勝利すれば、ストラクチャは今度こそ完全に破壊されます。

新システム開始後にアップウェルストラクチャを調査せず攻撃し、最長のリーンフォースサイクルが発生した場合、ハイセクでは14日間、ローセクとヌルセクなら11日間、ワームホール宙域なら9日間を待つ必要が出てくるかもしれません。ただし、攻撃者が事前調査を怠らなければ、ハイセクでは7日間、ローセクとヌルセクなら4日間、ワームホール宙域なら2日間にまで短縮できます。自分たちにとって最良の計画を立てるため、標的ストラクチャをハッキングして情報を得ることがどれだけ重要なのかお分かりいただけたでしょうか。

また、賢い攻撃者なら木曜の夜、金曜、土曜に第1次攻撃を仕掛け、全力稼働モードの最初のリーンフォースサイクルが確実に週末に終了するよう調整することもできます。

次のチャートは新システムにおけるアップウェルストラクチャのフローチャートです。

◆第三の柱…ストラクチャ戦闘のオーバーホール

アップウェル2.0を支える第三の柱は、シタデル実装以来のストラクチャ戦闘を一変させるオーバーホールです。アップウェルストラクチャと共闘する、アップウェルストラクチャを攻撃する、アップウェルストラクチャを舞台に戦う…こういった戦闘はゲームプレイの重要な部分を占めており、その体験が可能なかぎり最高なものとなるよう、継続的に繰り返し改善していく必要があります。

今回の目標はストラクチャ戦闘を砲手、防衛者、そして攻撃者にとってより面白く楽しいものにすることです。プレイヤースキルが発揮される選択肢と機会を与えるメカニズムや、カウンタープレイに焦点を当てています。

・超兵器

今回のオーバーホールでは、アップウェルストラクチャに新しいバーストプロジェクター系超兵器を追加します。この種の強力な妨害兵器は主に大型艦載機母艦が使用しており、戦場の任意の場所に範囲的な妨害攻撃を投射できます。攻撃が実行される前に目に見えるエフェクトが描写されるため、狙われているパイロットが回避行動をとれるのも特徴の1つです。最初に実装されるストラクチャ用バーストプロジェクターには、ターゲットペインター、兵器妨害、エネルギーニュートラライザー、ECM、センサーダンプナー、ステイシスウェビファイヤー、ワープ妨害バブルが含まれます。

アップウェルストラクチャは大型艦載機母艦のバーストプロジェクターに加えて、タイタンのみ運用可能な重力式輸送フィールド発生器の亜種も使えるようになります。この超兵器は対象範囲内の複数の艦船を捕捉し、同一星系内のどこか別の場所へとジャンプさせ、敵艦隊の陣形を滅茶苦茶にすることができます。運用は大型、超大型ストラクチャに限られますが、ハイセクを含むあらゆる宙域で使用可能です。

バランス調整を求める声が上がっていた「スタンドアップ」誘導型ボイドボムは、「スタンドアップ」エネルギーニュートラライゼーションバーストプロジェクターに置き換えられます。ニュートラライゼーションバーストプロジェクターを使用する際は今まで以上のスキルと思慮を求められますし、対抗手段も大幅に増えますから、ゲームプレイ全体により良い影響をもたらすでしょう。2月13日にアップウェル2.0が実装されると、既存の「スタンドアップ」誘導型ボイドボムとブループリントは、「スタンドアップ」誘導型ASボムとブループリントに変換されます。

・「スタンドアップ」戦闘機

ストラクチャ戦闘機も大きく変更されます。現在のアップウェルストラクチャは艦載機母艦や大型艦載機母艦が搭載している戦闘機と同じものを運用していますが、スキルや艦船ボーナスから恩恵を受けることはありません。アップウェル2.0ではストラクチャ専用の機体として、カプセラが使用している全戦闘機の派生型が登場します。これらの新型機は通常の機体よりはるかに強力で、アップウェルストラクチャからのみ発進できます。新しい「スタンドアップ」戦闘機を製造するには、通常の戦闘機よりも25%多い資源が必要になる予定です。ブループリントはアップウェル・コンソーシアム提携企業のステーション(他のアップウェル関連ブループリントが販売されている場所と同じ)で販売されます。サンシャ国も遅れをとってはいません。勢力圏拡大を目論む彼らは、シャドウ重戦闘機のアップグレード用パッケージをBPCという形でロイヤリティストアから購入できるようにしました。アップウェル2.0実装後に既存の戦闘機をアップウェルストラクチャから出撃させたければ、「スタンドアップ」戦闘機へとアップグレードしなければなりません。

戦闘機の役割が大きく拡大するのに伴い、アップウェルは機体とストラクチャを接続するソフトウェアも改良しました。今まではカプセラがストラクチャの砲手でなくなったり、別のカプセラと交代したりすると、出撃中の戦闘機が放棄されていましたが、アップウェル2.0からはこうした現象が起きなくなります。戦闘機は接続状態を維持したまま戦闘から離脱し、回復するために自動的にストラクチャへ帰投します。そして、新たに砲手となったカプセラは、必要に応じてすぐに命令を下すことができます。

「スタンドアップ」戦闘機はカプセラのスキルを必要とせず、スキルからボーナスを得ることもありません。しかし、新型機はスキルボーナスの欠如を補って余りある優れた基本性能を有しています。彼らは攻撃力、耐久力、速度、センサー強度において優越しており、戦場では無視できない戦力になるでしょう。砲手はストラクチャに拘束されますが、戦闘機を指揮すれば「動きのある」ゲームプレイを楽しめます。これこそ、私たちが戦闘機の存在感を大きく強化することに魅力を感じている理由なのです。

・ストラクチャモジュールのリバランス

ストラクチャの戦闘モジュールにも大規模なリバランスが施されます。ストラクチャは艦船に比べてフィッティングの幅が狭いため、アップウェル2.0からは少しずつ差を縮めていきたいと考えています。

アップウェル2.0におけるリバランスの最大の特徴は、新しくT2「スタンドアップ」モジュールが追加されることです。これらは主要な戦闘モジュールの機能を強化し、フィッティングの自由度を相当に高めます。キャパシタパワーリレー、キャパシタバッテリー、アーマーリーンフォーサーなどの完全に新しいモジュールも登場します。

こうした新モジュールに加えて、私たちはストラクチャとモジュールの装備要件を調整し、フィッティングをより面白くするつもりです。アップウェル2.0実装後、特にT2モジュールを活用したいと望むプレイヤーにとっては、CPUとパワーグリッドに関する決断はより一層重要さを増すでしょう。

ストラクチャのワープ妨害モジュールも大きく変更されます。このモジュールは特定ターゲットに無制限のウェビとワープ妨害を仕掛けることができるため、しばしば異常な凶悪さを発揮します。注目すべきは、アップウェル2.0でシールドが常に脆弱状態になると、ワープ妨害モジュールもずっと使えるようになってしまう点です。この問題を解決するため、私たちは「スタンドアップ」ワープスクランブラーと「スタンドアップ」ステイシスウェビファイヤーに再起動制限を課し、ワープ妨害モジュールが絶え間なく稼働し続けることを防ぎます。現在の計画では30秒間アクティブになったあと、1分間は再起動できないようにするつもりです。また、ストラクチャごとの装備可能数も1個のみとします。友軍艦がワープ妨害を行うまで時間を稼ぐ、あるいは新しい範囲攻撃型のウェビやバブルと組みあわせて使用するなど、戦略的にモジュールを使ってもらうための変更です。

また、少し前の会合でCSMと議論した結果、アップウェルストラクチャのターゲット範囲を大幅に拡大し、遠距離の敵艦とも交戦できるようにすることが決まりました。基本ターゲット範囲は400kmに強化される上、ターゲティング速度を向上させる既存のリグとモジュールにターゲット範囲ボーナスが追加され、これらを装備すれば最大490kmまで広がります。

◆第四の柱…ワームホール宙域とハイセクでの衛星採掘

アップウェル2.0最後の柱は、過去数ヶ月にわたりコミュニティから最も熱望されてきたゲームプレイ…ワームホール宙域とハイセクにおける衛星採掘の追加です。

2月13日以降、カプセラはセキュリティステータス0.5のハイセクとワームホール宙域において衛星にリファイナリーを設置できるようになります。これらの星系で行われる調査、砕取、破砕、採掘には、ローセクないしヌルセクと同じシステムを使用します。

ハイセクとワームホール宙域の衛星には一般的な鉱石の亜種がランダムに含まれ、ローセクやヌルセクより量は少ないものの、ありふれた種類の衛星鉱石も混じっています。

◆その他のアップウェル2.0の変更点

主要な4つの柱のほかにも、アップウェル2.0では多くの改善が予定されており、これらはコミュニティの提案や意見を広くカバーしています。

・アップウェルストラクチャの展開プロセスに5分間の「フィッティング非脆弱状態」を追加します。このプロセスは24時間かけてストラクチャを係留したあと、攻撃可能なリペアタイマーが始まる前に挿入されます。フィッティング非脆弱状態では制御権を握り、ストラクチャの装備を整えることができますが、モジュールを起動したり、戦闘機を出撃させたりすることはできません。こうした状態を追加するのは、ストラクチャ設置時のリペアタイマーをめぐる戦いにストラクチャ自身が参加できるようにし、戦闘をより面白くするためです。フィッティング妨害を目的とした攻撃を延々受け続けるといった、あまりに面白みに欠ける展開を防止する効果もあります。

・ストラクチャを攻撃した際に表示されるダメージメッセージは、たとえその攻撃がダメージ上限システムによって無効化されていようとも、プレイヤーの武装が与えたダメージ量を正しく表示するようになります。「0ダメージ」ではなく、本来のダメージ量と無効化されたダメージ量を表示するということです。

・テザー範囲における艦載機母艦の運用を再検討した結果、テザリングシステムは艦載機の発艦を攻撃行為だと見なすようになります。つまり、艦載機を管制している艦載機母艦、大型艦載機母艦は自動的にテザーを解除され、艦載機を着艦させるか放棄するまで(あるいは艦載機が撃墜されるまで)非テザー状態になるのです。

・資産保護システムはアップウェルストラクチャの根幹を成すシステムですが、多くのプレイヤーはシステムが安全性を高めすぎだと考えているようです。彼らの意見に応え、私たちは資産保護システムの利用コストを微調整することにしました。今後は資産価値の推計がより正確になり、アイテムが0iskに見積もられる可能性はずっと低くなります。また、資産回収時の最低コストも0.5%に改めるので、もし資産を同一星系内で回収したとしてもコストが発生します。

・ストラクチャのキルメールに資産回収コストを追記し、攻撃者が被害額を明確に把握できるようにしたいと考えています。この新仕様はアップウェル2.0には間に合いませんし、現時点では実装を約束することもできませんが、将来的には実現できるだろうと思います。

・CSMとの最近の会合では、ストラクチャ制御者が攻撃者の満足を損ねるためにリグを破壊してしまうという問題を提示されました。この問題を解決するため、ストラクチャがダメージを受けているあいだは装着済みのリグを破壊できないようにします。リグとモジュールのルールが基本的に同じになるわけです。

さらに、オーバービューと宇宙空間のブラケットに新しいアイコンが増え、自艦がストラクチャへの入港許可を持つかどうかが表示されます。このアイコンを見れば、グリッド内のどのストラクチャが自分に開放されているか簡単に判断できるはずです。ただし、あなたの持つキャラクターの1人が入港許可を与えられていても、その他のキャラクターまで許可されているとは限らないという点にご注意ください。

・NPCコーポレーションがプレイヤーコーポレーション同様にアクセスリストへ追加できるようになります。アクセスリスト管理者は必要に応じて、FWコープや新規プレイヤーが所属している初期コープをリストに加えられます。

・ストラクチャの係留を解除すると、ステーション管理者権限を持つキャラクターのストラクチャブラウザに進捗状況が表示されるようになります。

・クローニングセンターを撤去しようとすると、破壊されるジャンプクローンの数がポップアップメッセージで表示され、本当に撤去していいかどうか確認されるようになります。

・クローニングセンターを使えば、ステーションと同じようにストラクチャ内でカプセルを自壊できるようになります。

2月リリースには間に合いませんが、すぐに実装する予定の変更もあります。

・アップウェルストラクチャでもブループリントをロックできるようになります! 資産保護システムが適用されてもロックは解除されず、まず投票でロックを解かなければ回収できません。これはアップウェルストラクチャとステーションの差を埋める大きな一歩です。産業界にとって役立つ変化になることを祈ります。

・$、%、~などのありふれた記号が使えるよう、アップウェルストラクチャの名前で使用可能な文字を増やします。

今回紹介した変更点のほとんどは近いうちにテストサーバーに実装されるので、どんな感じなのかお試しいただけます。新モジュールや戦闘機など、一部の変更については専用フィードバックスレッドを設けますから、公式フォーラムに注目しておいてください。関心のあるプレイヤーはSingularityサーバーにアクセスし、実際に自分で体験してみることを強くオススメします。

2月13日がやって来る前に、皆さんのストラクチャのリーンフォース日とリーンフォース時間を設定しておくべきでしょう。これは今までの脆弱性スケジュールと同じようにストラクチャブラウザで調整できます。準備万端の状態でアップウェル2.0を迎えてもらうため、アップデート当日までにリマインドとしてニュースを発表するつもりです。

最後に、既存のストラクチャや新しい変更内容についてフィードバックを寄せてくれた皆さんに改めて感謝します。コメントスレッドを用意しますので、疑問や意見のある方はお気軽にご利用ください。

今日も開発者ブログをお読みくださり、ありがとうございました。良き宇宙の旅を!

Team Five-0

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