Posted by & filed under プレスリリース, ワールドニュース, 翻訳記事.

ストームウィンド攻撃部隊が交替休暇でヤナラ・デーを記念
2018-03-23 16:13 スコープ、アルトン・ハヴェリ

カルダリプライム、アルキュリオ発-昨日、カルダリプライムの戦い5周年を記念し、カルダリ各地で記念行事が行われた。ストームウィンド攻撃部隊のユーケン・ニツィネンCEOも、社内のほぼ全ての従業員と契約社員へ交替で休暇を与えると発表。この日はリヴァイアサン級タイタン「CNSシーゲル」の艦長だったヴィセラ・ヤナラ提督の自己犠牲を称え、ヤナラ・デーとも呼ばれている。

惑星カルダリプライムのアルキュリオ市にあるハイランダー作戦記念碑に敬意を表するため、ストームウィンド攻撃部隊の傭兵と管理スタッフは交替で15日間の休暇をとることが認められた。モードゥ部隊も傭兵たちの訪問を受け入れる意向を示し、非戦闘用クローンでカルダリプライム非武装地帯を訪れることを許可すると発表した。

ニツィネンCEOは詳細について質問されると、次のように回答した。
「全社へ一度に休暇を与えることはできません。我々には全うしなければならない契約があります。しかし、ハイランダー作戦は大切な遺産ですから、多少遅くなったとしても、可能なかぎり多くの社員に敬意を表するための時間を与えるつもりです。作戦地域に展開していて任務から離脱できない者には、十分な埋め合わせを行います」

ストームウィンド攻撃部隊は安全上の問題を理由に、休暇スケジュールの詳しい内容を明らかにしていない。だが、今回の発表に対し、軍事専門家やストームウィンド内部の人間からは否定的な意見も出ている。

16万人以上のスタッフを雇用しておきながらこのような判断を下すのは、「非現実的」で「ナイーブすぎる」というのが民間軍事請負業界の専門家の声だ。ストームウィンド攻撃部隊の多くは休暇を楽しむことを選んだものの、正規社員と契約社員の一部は上層部の申し出を拒否し、代わりに休暇を買いとるよう求めた。

ある傭兵は匿名インタビューに応じ、次のように語ってくれた。
「15日も給料が払われなかったら破産するしかないぜ。民間へのアウトソーシングが始まってから、バイオマスの値段はどんどん高くなってるんだ。あいつら死にすぎなんだよ。俺だって2、3回死ぬだけなら大したことないけどな、長期戦に巻きこまれて何度も何度も死んで、クローン代は自腹ときたもんだ。やってられねえ」

経済評論家は、独立傭兵が魅力的な市場を求めてモルデンヒースを去ったことがバイオマス価格上昇の原因だと説明している。調査結果によれば、傭兵たちは大国領内に拠点を構える以前の雇用主のもとへと舞い戻ったようだ。だが、恐るべきことに、彼らは今でも無謀な戦い方に固執しており、高度に組織化、訓練された先進世界の軍隊には通用しない自殺的な戦法をとり続けている。こうして多数の戦死者が出ることで、現地市場のバイオマス供給が追いつかなくなり、価格が上昇する。そしてすべての傭兵が影響を受けるというわけだ。

ストームウィンド攻撃部隊の各部門と経営陣はあくまで休みを取るよう勧めているが、一部社員の要請に応じ、休暇を基本価格で買いとる姿勢も見せている。

Comments are closed.