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ミンマター解放記念日を祝う群衆…サンマター・マレアツ・シャコールは演説を行う
2018-07-11 16:09 スコープ、リナ・アンバー

パター星系、マター発-サンマター・マレアツ・シャコールはマターのグランド・キャラバンサライに集まった群衆にむけて演説を行い、大蜂起140周年を祝うと同時に、同胞を解放するため行動を起こすよう呼びかけた。

解放記念日を祝う市民に対し、サンマター・シャコールは部族会議を代表して次のような演説を披露した。

「マターリの同胞諸君、

今日、我々は、我々自身のために手に入れた自由を祝う。
今日、我々は、自由を守るために戦う勇敢な男女へ感謝の念を捧げる。
今日、我々は、アマーの圧政によって失われた命を思い起こす。
今日、我々は、いまだ異国に囚われている同胞を救い出すという誓いを新たにする。

私は諸君に呼びかける。100と40年の自由を祝いながら、自己満足という罠にかかってはならない。
私は諸君に呼びかける。自由を守り抜くために立ち、兄弟姉妹とともに戦うのだ。
私は諸君に呼びかける。今なお続く同胞解放の戦いに身を投じ、鎖を断ち切ろうではないか。

我々は何者なのか、我々の原点がどこにあるのかを思い出せ。何より、いまだ解き放たれぬ人々のことを思え。

今一度言おう。自由のための戦いに加わるのだ。我々の過去と同胞の苦しみを決して忘れるな!

奴隷使いに死を!
あまねく部族に繁栄を!
我ら同胞のもとへ来たらん!」

サンマターの言葉はグランド・キャラバンサライで大歓声をもって迎えられた。この演説はミンマター各地へホログラム放送され、都市や入植地に集まった大勢の人々も同じような反応を見せた。

共和国司法局は大蜂起140周年を記念した集中的な反奴隷制キャンペーンを始めており、カプセラによる無認可奴隷施設の襲撃、拘束されている奴隷の救出を対象とした報酬プログラムに資金を提供している。司法局によると、今回の作戦は「違法な奴隷使役者の活動に対処する司法局リベレーター部隊が、ザ・エージェンシーを通じて募集したフリーランスのカプセラと連携し、2週間で集中的に遂行する」とのことだ。

司法局はアマー宙域で多くの無認可奴隷施設が運営されていると述べた上で、このように説明している。
「我々は違法な奴隷使役行為に対処するよう、カプセラに奨励しているだけです。リベレーター部隊の輸送艦もユーライ協定に従って活動しています」
アマー当局は司法局の作戦について触れず、一般論として次のようにコメントした。
「アマー帝国の法は、我々の宙域に対するあらゆる不法侵入者を排除するよう義務づけている。貴族の権利を定めた神聖なる法と聖典に反する者、玉座に敵対する者も同様である」

また、部族解放軍もより多くの戦闘員を求める声明を発表し、ミンマター支持派や、共和国の戦いに共感しているカプセラをターゲットとした新しい募兵活動を開始した。この動きについて取材したところ、部族解放軍を率いるガー・オルガはこのように答えた。

「今日、アマー帝国への大蜂起が成功してから140年目を迎えた。自由軍は何年も戦い続け、多くの戦闘に勝利してきたが、まだ戦争には勝っていない。この事実を共和国に思い出させ、力ある男女に戦いを促すため、今日という記念日に声明を発表した。彼らが自由軍に加わってくれれば、戦争を終わらせ、国境宙域を永久に解放することができるはずだ」

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