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10月リリースのバランス調整について
2018-09-17 – By The EVE Dev Team

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レイキャヴィクでは第13期CSMの最初の会合が開かれ、とても実り多いものになりました!

私たちは様々なテーマについて協議し、毎度のことではありますが、艦船とモジュールのバランス調整が主要な議題の一つになりました。話し合いは良い雰囲気のなかで終わり、私たちは困難な領域に挑戦する力をもらったように感じています。

それでは、バランス調整の中身を詳しくお話ししましょう!


◆まずはECMから

皆さんが大好きな電子戦ですが、このシステムは何かしらの変更が加えられるべきだと前々から考えられていました。

ECMを受ける側としては、ジャミングされて何もできないまま船が沈むのを眺めるのは、あまり楽しい展開だとは言えません。ECMを仕掛ける側としても、運悪く何度もジャミングに失敗してしまうと、やはり失望せざるをえません。私たちはECMの動作をより安定させるとともに、ジャミングされた際の無力さを軽減することで、どちらの立場にとっても状況が改善するようにしたいと考えています。

また、リモートリペアやサポート効果を妨害する数少ない戦略の一つとして、ECMの役割を維持・強化することが重要だとも感じています。

というわけで、ECMをより健全なバランスのとれた存在にするため、最初の一歩となる大きな変更を加えます。ジャミングされた艦船は、自艦に対してECMを仕掛けている艦船をロックできるようになります。

この変更により、ECMを受ける側は行動の自由が大きく増えたと感じるはずです。座して死を待つことなく、反撃という選択肢を常に選べるようになるわけですから。ECMを仕掛ける側も、反撃を回避するために様々な手段を講じることができます。敵艦の射程から離れるのか、それともトラッキングを妨害するのか。どうするかはパイロット次第です。

短期的に見れば、ECMに特化した艦船は少し苦しい立場に置かれてしまいます。そこで10月リリースでは、ECM艦のフィッティング能力と防御性能を少し強化し、敵の反撃から生き延びられるよう計らいたいと思います。将来的にはジャミングの強度を増強し、ECMの安定性を全体的に向上させることができればと考えています。ECMの仕様変更を順調に進めていくには、皆さんからのフィードバックが極めて重要になるでしょう。

新仕様についてのちょっとしたQ&A:

Q. このシステムはドローンにも適用される?
A. 適用されます! 私たちはこのシステムがECMドローンにもなじむだろうと考えています。高速艦のワープ妨害から逃れたり、敵艦隊の行動に干渉する手段としては有用ですが、すぐに撃破されてしまうので、延々とジャミングし続けることはできません。

Q. 1隻以上の艦船から同時にジャミングされたらどうなるの?
A. あなたをジャミングし続けている艦船はどれでもロックできます。

Q. ジャミングでロックを解除されたあと、もう一度ロックできるようになるの? それともロックは継続される?
A. ジャミングしてきた艦船へのロックは継続され、それ以外の艦船のロックは解除されます。

Q. このシステムはNPCにも適用される?
A. 適用されます。ガリスタスを痛い目にあわせてやりましょう!


◆次はワープ妨害フィールド無効化について!

要撃型フリゲートにワープ妨害フィールド無効化能力が追加されたのは5年ほど前のことですが、それ以降のCSMの半分以上が、この変更を元に戻すよう主張してきました。人気のクロウ・ドクトリンに代表されるような要撃型フリゲート艦隊は、相手をするのがひどく面倒なうえ、明確な対抗手段が存在しないという理由からです。

しかしながら、ローミングが全体的に活性化したので、私たちはこの変更を成功だと判断しました。要撃型フリゲートにユニークかつパワフルな役割が与えられたことで、プレイヤーはステーションから宇宙へ飛び出すようになったのだと。

今回の会合では、現在のEVEにおけるワープ妨害フィールド無効化の影響力をテストし、前述の問題がより広いプレイヤーベースでどう捉えられているかチェックするため、限定的な措置について話し合いました。

その結果、次のような方法をとることが決まりました。ワープ妨害フィールド無効化能力を支援用要撃型フリゲート(スティレット、メルディクション、クロウ、エリーズ)のみ維持し、攻撃用要撃型フリゲート(クロー、クルセイダー、ラプター、タラニス)から削除します。

ワープ妨害フィールド無効化能力と引き換えに今まで以上に厳しいハンディキャップを課しつつ、偵察やワープ妨害に特化した役割を維持できる方法だと思います。この方法についてどう感じるか、皆さんのゲームプレイにどんな影響を与えるか、ぜひ考えを聞かせてください。

さて次の話ですが! 私たちは今年のファンフェスで、ワープ妨害フィールド発生装置と500MNマイクロワープドライブを組み合わせると奇妙な動作が発生する、この問題に対処したいとお話ししました。今こそ問題を解決する時です。


◆500MNマイクロワープドライブ+ワープ妨害型巡洋艦!

私たちが何を言ってるのか分からない方へ。現在、ワープ妨害型巡洋艦で特定のモジュールを組み合わせ、起動タイミングを合わせることで、ワープ妨害フィールドを展開しながら完璧な機動性と凄まじい船速を実現できてしまう問題が発生しています。

かなりの壊れ性能ですし、ゲーム中に長く存在しすぎたのではないかと思うほどです。10月リリースではワープ妨害フィールド発生装置から航行関連のペナルティを削除し、この問題を解決しようと考えています。つまり、普通の装備のワープ妨害型巡洋艦は、ワープ妨害フィールドを展開しながら今まで以上の速度を出せるようになりますが、これが特に問題になるとは思えません。

ワープ妨害型巡洋艦はワームホールの穴潰しにうってつけだったので、残念ながらワームホール住人は…これが初めてというわけではありませんが…意図せぬ痛手を負うことになります。私たちは代わりの手段として質量操作モジュールを導入しようと考えていますが、今は可能な限り迅速に問題を解決することを優先しました。


◆支援型主力艦その他のバランス調整

主力艦のバランス調整は重点的に協議され、出席者たちは詳細なフィードバックを寄せてくれました。私たちはフィードバックを分析するために時間をとり、超大規模戦の状況を改善する方法を…今までとは違ったアプローチを考えてみます。ただし、これは極めて複雑な問題です。私たちが少し前に提案した支援型主力艦のバランス調整のように、性急に事を進めようとすると容易に間違いを犯すことになります。

10月リリースは支援型主力艦のちょっとした調整を含む予定ですが、まだ準備が完全ではありません。詳細を発表できるようになり次第お知らせしますので、フォーラムからご確認ください。


◆トリグラヴィアン系アイテムとダマヴィク

総合的に見て、私たちはトリグラヴィアン系アイテムの状況に満足しています。市場価格は私たちの期待より少し高くなっていますので、次のアップデートではほんの少しだけ報酬の量を増やし、皆さんがもっと手を出しやすくするつもりです。

レシャクとヴェドマクの立ち位置は極めて良好なようです。特にレシャクは小規模戦で猛威を奮っています。信じられない方はこちらをご覧ください!

しかし、ダマヴィクはちょっと苦戦していますね。ミドルスロット2個でも、その有り余るユーティリティスロットで十分活躍できると信じていたのですが、そうはいかなかったようです。皆さんの意見が正しかった!

ダマヴィクはロースロットの一つをミドルスロットに移し、フィッティングの幅を広げます。この変更により、フリゲート界隈でもっと競争力のあるポジションを得られることを祈ります。

今のところはこれで全部です! 進行中の計画は他にもありますが、まだ作業を進めている段階ですので、もうしばらくお待ちください。

ここまでお読みいただきありがとうございました。ニューエデンで会いましょう!

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