共和国海軍がCONCORDへ支援要請…モルデンヒースの行方不明艦艇を捜索
2018-09-20 16:23 スコープ、アルトン・ハヴェリ
モルデンヒース、イストダード発-ミンマター共和国海軍はモルデンヒースで行方不明となっている海軍艦艇の捜索救助活動について、CONCORDに支援を要請した。CONCORDは現地リージョンで大きな存在感を持っており、共和国海軍に加えてDEDモルデンヒース艦隊が出動すれば、艦艇と乗組員を救出できる可能性はおおいに高まるだろう。
CONCORDのカシハ・ヴァルカニール大佐は、今回の救助活動に携わるDED部隊の指揮を全面的に委ねられている。ヴァルカニール大佐はイストダード星系のCONCORD施設から次のようなコメントを発表した。
「モルデンヒースで消息を絶った艦艇を捜索するため、ミンマター共和国艦隊はCONCORDに支援を要請した。この件の調査にあたるチームは私が直接指揮をとる。現時点ではこれ以上の情報はない」
ヴァルカニール大佐はDEDの正式な士官だが、ある情報提供者によれば、彼女は長年にわたってアマター艦隊海兵隊に勤務し、アマター自治領がミンマター共和国と戦った立証戦争にも従軍したという。このような人物が捜索に関わることはミンマターにとって屈辱かもしれないが、アマター自治領やアマー帝国も、CONCORDが公然とミンマターを支援する展開には心穏やかでいられないだろうというのが前出の情報提供者の考えだ。
ここ1年間で大きく増加した艦船被害について、アイドニス財団とシスターズ・オブ・イブがCONCORDへ報告したのはわずか数日前のことだが、またも艦船が行方不明になる事件が起きてしまった。なお、今回の事件現場であるモルデンヒースは、共同報告でも言及されていた宙域である。