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アマーとクーニッドが化学兵器とウイルス兵器の攻撃を受ける
2018-10-11 20:10 スコープ、リナ・アンバー

アマー発-今日、アマー星系惑星オリスのジャド・ゲイノック地方沿岸部において、アマー治安部隊がテロリストによる貴族邸宅への化学兵器攻撃を阻止した模様だ。関連性が疑われる事件としては、昨日、ズーサム5のヴェス・セフリス地方に存在するロイヤルウーランズのクローニング施設がウイルス兵器で攻撃されている。

オリス(アマー8)の現地通信員によれば、ヴァラズ家の屋敷は「レーザーライフルと迫撃砲」で襲撃されるところだった。オリスはアマー星系で2番目に重要な惑星だが、ヴァレズ家はジャド・ゲイノック地方の沿岸部に広大な領地を有している。オリスのほとんどの地域はアマー法で「帝室直轄領」に定められており、帝室自らが所有している。

アマー公共ニュースはこの事件について簡単に触れ、「帝国惑星オリスの治安部隊が軽微なテロ攻撃を阻止した」と報じた。ヴァレズ家と親しい現地の情報提供者の一人は、スコープへ内々に詳細を明かしてくれた。
「テロリスト達はレディ・ヴァラズの厩舎とパドックから連れてこられた馬にむかって、迫撃砲で化学兵器を撃ちこもうとしていました。しかし、待ち構えていた兵士たちがテロリストを皆殺しにしたのです。ただ、ハウンドが何頭か犠牲になったと聞きました。何か妙なものを嗅いで狂ってしまい、殺処分しなければならなかったそうです」

オリス軌道上の帝室ステーションからは、惑星地表へ派遣された部隊についての未確認情報も寄せられている。スコープへ提供された映像は、襲撃の数時間前に地上へ降下する聖テトリモン教団と準軍事組織レッドアンドシルバーハンドの輸送艇を捉えていたが、どちらの組織もコメントは発表していない。なお、レディ・シーリン・ヴァラズと彼女の大家族は聖地巡礼の長期旅行に出ており、事件発生時は屋敷を留守にしていた。

今日のオリスの襲撃未遂は、クーニッド王国のズーサム5で起きたウイルス兵器攻撃に続く事件だ。厳戒態勢が敷かれているため、ヴェス・セフリス地方からの情報は制限されているが、軍事クローニング施設への襲撃によって多くのクローンと遺伝物質が汚染されたことをスコープは確認している。

ヴェス・セフリスのサバロニー私領に存在する第19ロイヤルウーラン部隊のクローニング施設は、司令官であるサバロン・アラル・チャーカイド上級大将のクローンや、軍馬の遺伝物質を保管していた。ウイルス兵器による攻撃は目的を達したようだが、少なくとも1個分隊相当の襲撃部隊が殺害され、クーニッド軍が死体を回収している。

今日になってサバロン・アラル・チャーカイド上級大将にコメントを求めたところ、次のような声明が発表された。

「ミンマターのテロリストが、第19ロイヤルウーラン部隊のために用意されていたクローンバンクと遺伝物質保管庫を襲撃した。彼奴らが裏切者の協力を得て襲撃を成功させたのは疑いようもない。我々は薄汚い叛徒の一部を殺害したが、この死体は晒しものにして、屑どもと不忠者が我らを脅かしていることを知らしめる」

「当然、この脅威についてはアマー帝国の兄弟たちへ警告した。狂ったテロリスト達は、罪なき動物や、アマーとクーニッドの貴族に対して憎しみを抱いているようだ。我々の警告によってヴァラズ家が惨劇を免れたことは非常に嬉しく思う」

「今や、帝国と王国に巣食う腐敗を根絶することが急務である。最近レンズで起きた事件は、テロリストが自分たち自身の卑しい武器で誤って自滅したに違いない。もしアマターが関わっているとしたら、場合によっては厳しい措置をとるべきだ。10年前の裏切り以来、アーディシャパー家はアマターを寛大に扱ってきたが、方針を転換し、劣等人種をアマーの栄光と天命を傷つけうる立場から除かなければならない」

レンズ星系ブルートー部族ステーションで発生した化学兵器攻撃事件の死者は23人に達し、さらに数十人が行方不明となっている。

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