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クーニッド王国で大規模な化学兵器攻撃、ジダレズ王妃が行方不明、奴隷暴動の情報も
2018-10-22 14:32 スコープ、リナ・アンバー

クーニッド王国、カハー3発-クーニッド王国のカハー星系において、大規模な化学兵器攻撃が複数発生した。攻撃はクーニッド3世の王配にしてクーニッド王立海軍大提督であるジダレズ王妃が、カハー3の施設を視察する時刻にあわせて実行されたものと思われる。星系では広範な奴隷暴動が発生しており、ジダレズ王妃は混乱の中で行方不明になっている模様だ。

現在、クーニッド軍は惑星を封鎖しようと試みている。情報によれば、攻撃は兵器化された精神作用薬を用いて多方面で行われたが、カハー3のダマスク市を拠点とする第5ウーラン近衛騎兵隊の駐留部隊が最も激しく攻撃された。ニューエデン全域で輸送網に対する脅威が増大していることから、ジダレズ王妃はクーニッド王国の食料安全保障について視察を行い、ダマスク駐留部隊も訪問先に含めていた。

化学兵器攻撃は主にカハー3の農業地域を標的としていたが、星系の他の場所も攻撃を受けた。カハー星系は王国にとって重要な食料生産地であり、海洋惑星カハー1の赤道地帯に存在する水産養殖センターが襲われたほか、植民惑星の奴隷使役施設にも散発的な攻撃が加えられた。

カハー7のディープコア社施設に対する攻撃は失敗に終わった。現地から寄せられた最新情報によると、施設は化学兵器で攻撃されたものの、作業現場では工業用ボディアーマーや呼吸装置が使用されていたため、重大な影響は生じなかったという。イコマリオヌ武装派遣の警備部隊が襲撃部隊を迎撃し、数隻の攻撃艇を撃破したと伝えられている。

クーニッドメディアの報道によると、国王クーニッド3世は安全な場所から状況を見守っており、恐るべき第7アスバラ・サイバー騎士団の指揮官、ソシャン・ファエズ元帥にカハー星系の「鎮撫」を命じた。YC97年にバシュヤム4で奴隷暴動が起きた際、第7アスバラ騎士団はその苛烈な鎮圧行動で王国内外に悪名をとどろかせ、YC110年の奴隷暴動でも広く活躍した。ファエズ元帥はウーラン近衛騎兵隊の元将軍、「百戦錬磨」のサイバー騎士、そしてクーニッド3世の側近としても知られている。

スコープは王宮とファエズ元帥からコメントを得ることはできなかったが、クーニッド王国全権代理人であるアラル・チャーケイド男爵が、現状について個人的見解を語ってくれた。

「これが誰の仕業なのかは分かっている。ミンマターの反逆者。アマターの裏切者。ブラッドのカルト信者。そして我らの敵と通じている破壊分子的カプセラ。この凶行に対する報復は限りなく熾烈なものになると覚悟しておけ。まずは我々に歯向かった奴隷の血の海を歩くことから始めよう。私の第19ロイヤルウーラン部隊はまさに今、鎮撫部隊を支援するため出動中だ。敵がカハーに染みつけた穢れは血と鋼によって清められる」

「敵がジダレズ王妃陛下を手にかけるようなことがあれば、神聖アマー帝国とクーニッド王国のはらわたを食い荒らす卑しい虫ケラ共に、然るべき報いを受けさせてやる。陛下がご無事であるよう異教の偶像と偽りの精霊に祈るがいい。もしご無事でなければ…彼奴らは悲惨な収穫を刈り入れることになるだろう」

状況に進展があり次第、スコープは続報にてお伝えする。

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