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カハー問題、宇宙空間での武力衝突へ発展 クーニッド軍とCONCORDが出動
2018-11-06 15:40 スコープ、アルトン・ハヴェリ

クーニッド王国、カハー発-カハー問題が星間社会の火種となり、新たな衝突を呼んだ。昨夜、クーニッド王立海軍とウシュラ・カーン(Ushra’Khan)のミンマター系カプセラが衝突し、クーニッド海軍のイーオン級大型艦載機母艦がミンマター義勇兵の超大型輸送艦を撃沈。事態を監視していたCONCORD艦に対しても、ウシュラ・カーンのカプセラ達が報復攻撃を実行した。

アルマスト・ダルカ(Armast Darkar)率いる連盟自由軍の義勇兵たちは、カハー3へ地上部隊を降下させようと試み、クーニッド海軍はこれに対処するため出動した。ダルカのプロビデンス級超大型輸送艦はカハー3に降下しようとする義勇兵や傭兵を搭載しており、ウシュラ・カーン艦隊を護衛として従えていた。現場には親アマー派の準軍事組織も駆けつけ、SAROのオヴェグ・ドラスト艦長もCONCORDインナーサークルに代わって事態を見守った。

多くの情報源から寄せられた報告によると、ミンマター義勇兵の降下作戦は手酷い失敗に終わったようだ。彼らの「シャトル」や「降下艇」はカハー3の大気条件へ十分に適応しておらず、一定数が爆発炎上。他の機体もクーニッド地上軍の対空砲火や、カハー3防空隊の大気圏内戦闘機によって撃墜されてしまった。地上では多くの反乱勢力やゲリラが破壊工作を試みたものの、第7サイバー騎士団「アスバラ」によって掃討されたと伝えられている。


カハー3軌道上のRKNアイアンクラッド・フェイス [画像提供: ジェネラル・スターゲイザー(General Stargazer)]

クーニッド軍は地上、空中、宇宙で連携した迎撃戦を展開したが、アラズ・ノマーリヤ提督が指揮するイーオン級大型艦載機母艦「RKNアイアンクラッド・フェイス」が司令部として機能したのは明らかだ。ノマーリヤ提督は今回の戦いについて、次のような簡潔な声明を発表している。

「クーニッド王立海軍はカハー鎮撫遠征軍およびカハー3防衛義勇部隊と連携し、カハー3空域に対する違法かつ無謀な侵略を阻止した。義勇部隊は第15海軍航空宇宙防衛旅団分遣隊による支援のもと、対空射撃を実施。反乱勢力の『降下艇』が大気圏内で分解したことで残骸が落下したが、彼らの貢献によって脅威の大半が取り除かれた。また、カハー3侵攻を試みた微弱な残敵は、第9カハー3防空隊のAC-6L『シームルグ』が撃破した」

「ユーライ協定、ユーライ合意、SCC独立惑星管理法の規定に照らし、かかる侵略行為の違法性を鑑みて、RKNアイアンクラッド・フェイスは侵攻基地として機能している反乱勢力の輸送艦を撃沈するべく任務部隊を指揮した。我々はアマーに忠実なカプセラ達の支援を得て目標を達成し、作戦完了とともに整然と後退した。カハー鎮撫作戦はファエズ元帥の模範的指揮のもと継続され、あとはカハー3の散発的抵抗の鎮圧を残すのみである」


カハー3軌道上で戦闘中のアマー派カプセラとミンマター派カプセラ [画像提供: ジェネラル・スターゲイザー(General Stargazer)]

降下作戦は失敗したものの、ウシュラ・カーン艦隊はオヴェグ・ドラスト艦長のマーシャル級戦艦へ「自殺攻撃」を仕掛け、撃沈することに成功した。ドラスト艦長は適法なCONCORDの任務として状況を監視していたのだが、ウシュラ・カーンはこの攻撃を「CONCORDがカハーの戦争犯罪に加担した」ことへの報復だと主張している。一方のドラスト艦長は彼自身の見解として、ユーライ協定や関連法規を遵守させることが惑星の安全にとって極めて重要なのだと主張した。

カプセラ報道組織のARCスタジオは「ザ・ディスコース」で今回の事件を取り上げ、スコープにも特別レポートを共有してくれた。

昨夜の戦闘に先立ち、カハー星系では別の事件も起きている。ブラッドレイダーの同調者ではないかと疑われているフェディット(Fweddit)のカプセラが、9隻のプロビデンス級超大型輸送艦をカハー3上空で撃沈し、200万人近い奴隷を処刑したのである。この行為はアマーとミンマターの両方から激しい非難を浴び、SCC市場を通じた奴隷取引について大きな懸念を生じさせた。

通商保護委員会は奴隷取引問題に対してコメントしていない。アマー帝国は女帝カティズ1世が在位2周年を迎えた際に請願へ回答し、あくまで奴隷取引を継続する方針を公式に明らかにしている。CONCORD関係者によれば、CONCORDはユーライ協定とSCC惑星管理法が破られかけたことを強く問題視しており、同法に許可されてカプセラが運営している税関施設や産業コロニーの安全に関して、上層部で議論が行われているとのことだ。

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