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戦争システムの変更…ホリデーシーズンの戦い
2018-12-06 – By The EVE Dev Team

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喧嘩っ早いカプセラ諸君、ご機嫌よう! そして開発者ブログへようこそ! 今日は今月実装される戦争システムの重要な変更についてお話しします。

戦争システムはサービス開始当初からEVEの日常の一部でした。が、プレイヤー同士のエキサイティングな戦いを生むために十分機能しているとは言い難く、私たちは大幅な改修の余地があると確信しています。開発チームはこれから数ヶ月、数回のリリースにまたがる戦争システム改修プロジェクトに着手しており、その最初の変更が12月11日に実装されます。

私たちは戦争システムの変更についてCSMと議論を重ね、EVEコミュニティ全体から議論とフィードバックを得るべく、10月のEVEベガスで変更計画を発表しました。これまでフィードバックを寄せてくれたすべてのプレイヤーに感謝します。皆さんのおかげで変更内容をより洗練されたものにすることができました。

最初の変更は正式な宣戦布告に対してプレイヤーがどのような立場をとるか、より大きな裁量権を与えることを目的としています。私たちが思うに、プレイヤーが利益や結果を考慮し、情報にもとづいて決断を下す行為は、EVEにおける最高のプレイ体験の一つです。NPCコーポレーションへ退避したり、戦争が終わるまでプレイしないのが最適な選択肢になるようなゲームシステムは、なるべく避けたいとも思っています。

現在の戦争システムでは実戦を伴わない戦争があまりに多いので、私たちは戦争システムを改修するにあたり、戦争がプレイヤーに価値あるものを提供するようにしたいと考えています。

戦争参加者に実際的なリスク&リターンを設定し、戦争が適切に奨励されることを長期的な目標として、私たちは12月以降も戦争システムを改修していきます。


◆戦争適格性とは

12月リリースの変更では、コーポレーションとアライアンスを対象にした戦争適格性(war eligibility)という概念を導入します。もしコーポレーションとアライアンスが戦争当事者として適格であれば、彼らは宣戦布告する、あるいは宣戦布告されることができ、既存の戦争の防衛側に同盟者として参戦できます。もしコーポレーションとアライアンスが戦争当事者として適格でなければ、彼らは宣戦布告できず、宣戦布告されることもありません。

戦争適格性はストラクチャを所有しているかどうかによって判断されます。コーポレーションとアライアンスがEVE Onlineのどこかに1つでもストラクチャを所有していれば、彼らは戦争適格です。今のところ、適格性を判断する上でストラクチャの所在地は影響しません。

戦争適格性の判断基準になるストラクチャは次のとおりです。

・すべてのアップウェルストラクチャ(FLEXストラクチャも含む)
・スターベースコントロールタワー
・プレイヤー所有の税関
・領有権ストラクチャ(領域管理用拠点と領域支配用ユニット)

アライアンス内の少なくとも1つのコーポレーションがストラクチャを所有していれば、アライアンス全体が戦争適格であると見なされます。

コーポレーションとアライアンスの戦争適格性は情報ウィンドウから確認できます。適格性が変化した場合、通知システムを通じてメンバーへ周知されます。

コーポレーションとアライアンスにとって最初のストラクチャを設置する場合、プレイヤーはそのストラクチャが戦争適格性に影響する旨を警告されます。

先述したように、宣戦布告する、宣戦布告される、既存の戦争に同盟者として参戦する場合、戦争適格でなければなりません。もし戦争中に攻撃者か防衛者が最後のストラクチャを破壊されるか、あるいは回収された場合、その戦争は24時間後に終了します。もし開戦前の24時間の準備時間中にストラクチャが破壊され、攻撃者か防衛者が戦争不適格になった場合、戦争は開戦から24時間後に終了します。つまり、開戦してから24時間だけ合法的戦闘が可能になります。

2つの組織が相互に宣戦布告している場合、一方または両方の陣営がすべてのストラクチャを失ったとしても、宣戦布告が双方向であるかぎり戦争は継続します。

12月リリース実装当日、すべての既存の戦争は参加者の戦争適格性を自動的に反映し、その結果に応じて処理されます。攻撃者か防衛者が戦争不適格だった場合、24時間の戦争終了カウントダウンが始まり、戦争は12月12日に終了します。


◆ストラクチャ移譲について

12月リリースでは戦争適格性に関連した変更がもう一つあり、コーポレーションはストラクチャ移譲を受け付けるかどうか切り替えられるようになります。これはコーポレーションにとって普通に便利な機能ですが、戦争適格性が導入されることを考えると、極めて重要な意味を持っています。この機能を使えば、ストラクチャ移譲によって意図せぬ戦争適格状態をもたらす戦術を阻止できるからです。

この機能はCEOかディレクターがコーポレーションの各種設定ページで設定でき、即座に効果を発揮します。

ストラクチャ移譲を拒否するよう設定している場合、コーポレーションへアップウェルストラクチャや税関を移譲しようとしても自動的に拒否されます。ただし、アライアンス内のコーポレーション間で領有権ストラクチャを移譲するときは、この設定の影響を受けません。

12月リリース実装当日、すべてのコーポレーションは「ストラクチャ移譲を拒否する」状態でデフォルト設定されます。

開発者ブログをお読みいただきありがとうございました。戦争システムの変更についてどう思うか、ぜひご意見、ご感想をお聞かせください! 今回の記事で説明した内容は12月11日の12月リリースで実装されるので、私たちは戦争システムの使われ方がどのように変化するか見守っていくつもりです。繰り返しますが、これは戦争システム改修プロジェクトの始まりに過ぎません。コミュニティの議論とフィードバックを得るため、他のコンセプトも近いうちに公開します。

皆さんがゲーム内で良き戦争を戦い、ゲーム外では平和なホリデーシーズンを過ごしますように!

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