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スコープニュース – 「レイジ」キープスター攻防戦
2018-12-14

ワームホール宙域J115405星系、「レイジ」とあだ名されたこの場所で、激しい戦いが繰り広げられています。ザ・イニシアチブ(The Initiative.)がインペリウム(Imperium)の友軍部隊とともにこの星系へ侵入し、長年の支配者であったハードノックス(Hard Knocks.)は猛攻撃の前に苦戦中です。

レイジは既知のワームホール宙域の中では最も工業化された星系でした。ハードノックスは長い支配期間のあいだに複数の構造物やシタデルを建設しており、現存するシタデルとしては最強クラスであるキープスターを2個も設置したのです。このうち、フォート・ノックスは2年以上前に完成し、ニューエデン史上初めて完全に機能するキープスターになりました。しかし、フォート・ノックスはインペリウム艦隊の攻撃で激しく傷つき、星系の支配権も敵に奪われ、その命運は風前の灯となりました。

ワームホール宙域奥深くに艦隊を展開するのは容易ではないため、ザ・イニシアチブはある程度の時間をかけて侵攻作戦を準備していたようです。ザ・イニシアチブが作戦用物資を運ぶため最初の輸送艦をレイジへ送りこんだのは、1年以上前だという噂もあります。彼らは今月上旬から攻撃を始め、ハードノックス側の複数のストラクチャを襲い、星系内のすべての出入口を封鎖。ハードノックスは援軍を呼ぶことが極めて難しくなりました。

攻撃開始から4日後、避けられない終局まで数時間を残し、フォート・ノックス住民の絶望がどれほどだったかは想像することしかできません。カプセラ達は巨大な主力艦で出港しましたが、ただキープスターの港外で自沈し続け、住民は裏切られた思いで見つめていました。それは、艦船がキープスターの残骸から鹵獲されないようにするための、ハードノックスのせめてもの抵抗だったのです。一部の艦船はフォート・ノックスから離脱すると、星系からの脱出、あるいは他のストラクチャへの退避を試みましたが、こうした船に逃げこめたのは一握りの住民だけでした。

YC120年12月12日まで200時間という頃、最終攻撃が開始されました。戦闘に参加したカプセラは約1,400名を数え、大半はザ・イニシアチブかインペリウムに属していたと思われます。49分後、フォート・ノックスは攻撃側の準主力艦艦隊から猛烈な攻撃を受け、損傷が深部まで到達。制御不能なレベルの火災が発生しました。まもなく中枢が爆発すると、フォート・ノックスは連鎖的な炸裂によって星のように光り輝き、住民全員が一瞬のうちに命を奪われました。直後、まだ煙をあげて燃えさかる残骸へ回収屋が殺到し、ハードノックスの自沈行為でも破壊しきれなかった戦利品をかき集めます。フォート・ノックスの残骸は様々な意味において、過去に例を見ないほど高価な残骸だと評されています。

レイジ攻防戦は現在も続いており、あらゆるハードノックスのストラクチャが攻撃目標にされています。フォート・ノックスを離れ、周辺ストラクチャへ逃げこめた船や人々もいますが、彼らは最期をわずかに遅らせたにすぎないと言わざるをえません。

では、中継に戻りましょう。

ミンマター共和国からアマー帝国へ通じるスターゲートの近くに、1時間ほど前からミンマター海軍が出動しています。艦隊はCONCORDインナーサークルのミンマター代表、ケイタン・ユンが声明を発表した直後に展開しました。声明の内容は次のとおりです。

「アマー帝国は我々の兄弟姉妹を奴隷とし、繰り返し虐げているが、ミンマター共和国はこれを傍観することも容認することもできない。部族会議は共和国海軍を動員して、アマー帝国との国境を封鎖するようサンマターに指示した。よって、私はインナーサークルへ次の事実を通知する。ヘイマター、メトロポリスから帝国へ通じるスターゲートを確保するため、我が国の任務部隊がオーガ、イスブラバタ、バード星系に派遣された」

声明は以上です。どの艦隊も50隻程度と比較的小規模ですが、専門家たちは今回の動きについて、歴史的に対立し、公に敵対しているアマー・ミンマター関係が急速に緊張している証拠だと見ています。ただし、過去の衝突を考えると、ミンマター海軍は艦隊の規模をあえて小さく留め、これが侵攻の前触れだとする誤った危険な印象を与えないよう、アマー側に配慮したのではないかとも指摘されています。アマー帝国はいまだ声明を発表していないものの、アマー海軍が動員され、国境宙域へ向かっているとの情報があります。

両国関係は非常な緊迫状態にあり、カプセラは細心の注意を払ってこれらの星系を通過するか、可能な限り迂回するよう勧告されています。

スコープのアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ニュースティッカー
・ミンマター海軍が艦隊を動員。アマーは最高度の厳戒態勢。
・レイジで敗れたハードノックス残党がパンデミックレギオン(Pandemic Legion)に合流したとの噂。
・ブラッドレイダー盟約、アマー5個惑星へのテロ実行犯として非難される。
・カプセラが新たなトリグラヴィアン支援型巡洋艦を建造中。
・フロストライン・ラボラトリーズ社の氷惑星採掘計画が進展、株価上昇。
・ニューエデン全域でユールフェスティバル始まる。花火や祝祭も続々。
・奴隷反乱を誘発するためにデスグローとインソルムが使用される。
・ユーライ協定の公認敵対行為規定が改定。指令執行部はCONCORD警戒宙域における公認戦闘の大幅な減少を指摘。
・アルカブシ4とテベカ3で戦闘続く。親アマー派歩兵部隊も参戦。
・ハードノックスの敗戦を受け、レーザーホークス(Lazerhawks)は本拠地ワームホール星系からストラクチャを撤去する模様。
・ガレンテプライムでリアサトン6の最後の難民が検疫を終える。
・新しいスキルパック注入技術の噂が流れる(3回目)なか、パイロットライセンス延長料が高騰。
・帝国保安省の対処によりダクバ星系は事態沈静化へ向かう。
・アマー・ミンマター関係が緊迫、両国を支持するカプセラの対立も激化。
・マブネン1、セーミ3における奴隷暴動の被害は限定的。
・ライダイ社のアマー・クーニッド向け軍事品輸出量が増加、株価上昇。

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