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セミキ星系の状況悪化 イシュコネウォッチは初期調査結果を発表
2019-01-24 22:33 スコープ、リナ・アンバー

ローントレック、セミキ発-1週間前に適応型ウィルスに感染して以来、セミキ星系のザイノウ社、アリアストラ社ステーションでは混乱が続いている。今日はザイノウ社ステーションの無人輸送車両が制限速度を超えて加速し、脱線して数枚の内部隔壁を突き破るという事故が起きた。この事故によりステーションの住民数十人が負傷した。

アリアストラ社ステーションでは、インプラントがウィルスに感染した従業員が様々な症状を呈しており、数分間から数時間つづく朦朧状態、昏睡状態などに苦しんでいる。こうした症状が重要作業時に起き、従業員が重機の操作や応急処置を行っている最中に昏倒する事件も起きた。ステーションの医療専門家たちは、感染者に標的治療を施さなければ、症状の発生頻度や重症度が悪化するのではないかと危惧している。

イシュコネウォッチの士官、カウントラ・イトカクは次のようなコメントを発表した。
「スタイン・ヴァイラッケル容疑者が侵入したエリアの1つに、我々のローグドローン処分施設が含まれていました。当社の専門家とイツカメ・ザイノウ超空間研究所(Itsukame-Zainou Hyperspatial Inquiries Ltd./IKAME)のコンサルタントは、ウィルスの基本コードの大部分が感染型ローグドローンサブルーチンと共通していることを確認しています。しかしサブルーチンが大幅に改造されているため、標準的な対策では効果がないことも判明しています。この改造を施されたことで、サブルーチンは攻撃性を増すと同時に、様々なプラットフォームへより効果的に侵入、破壊できるようになっています」

カプセラは人員や装備の提供を申し出たが、汚染が拡大する恐れがあるため支援は拒否されている。ただし、イシュコネ社は志願者を審査、各種認証を確認したのち、さらに犯罪者、海賊、テロリスト協力者を除外したうえで、一部のIKAME職員がザイノウ社の調査結果を検証することを許可した。IKAME以外のカプセラ組織もセミキ星系で活動しているものの、イシュコネ・ラータ指令執行局(Ishuk-Raata Enforcement Directive)は安全上の問題を理由にスコープの取材を拒否。その他のカプセラ組織としては、ヘイアン・コングロマリット(Heiian Conglomerate)やフェニックス・ナーバルシステムズ(Phoenix Naval Systems)が現地で活動中だ。

イコマリオヌ武装派遣のハゲケン・クは、ホリーン・ヴァイラッケルに使用されたマルウェアと今回のウィルスが同じサブルーチンを使用した可能性があり、攻撃の性質も似ているのではないかと推測している。
「ローグドローンのソフトウェアとファームウェアは優れた順応性を持つことで知られています。特定の目的を達するためにこれらを操作するのは容易ではありませんが、新たなコードを付け加えてやれば、実に強力な形で再利用できるでしょう。とはいえ、予測不可能な性質を考慮するかぎり、大がかりな計画に使うのは正気の沙汰ではありません。ホリーン・ヴァイラッケルへの攻撃は成功したようですが、通常なら使い手が被害を受ける可能性のほうがはるかに大きいのですから」
イシュコネウォッチはヴァイラッケルを取り調べ中だと発表した。

イトカクはこのように呼びかけている。
「もし善意の第三者が関連研究資料を集めて我々に提供してくれるなら、研究者たちへの大きな支援になります。対象はローグドローンのネクサスチップ、人工知能、その他の断片的情報源、それにトライナリーデータストリームなどです」
今回のローグドローンサブルーチンに対する改造と、数ヶ月前にGalNetで拡散したトリグラヴィアンワームに共通点があるかどうか、イトカクは明言を避けている。彼はただ、イシュコネウォッチとウィルコミ警備会社があらゆる可能性を調査していると言うに留めた。

ライダイ社はスタイン・ヴァイラッケルとの雇用関係が昨年で終了しており、ヴァイラッケルが同社やその子会社、関連会社から情報を得ることなく犯行に及んだという声明を発表した。なお、同社はヴァイラッケルの人事ファイルや、ヴァイラッケルの雇用に関する情報を公開することは拒否している。

IKAMEおよび関連組織のARCスタジオはGalNet上でザ・ディスコースを公開し、彼らの視点から事件を分析。ザイバツ共同報道協会(Zaibatsu Associated News Institute)は事件発生後のカプセラの活動について取材結果を発表した。

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