Posted by & filed under Devブログ, プレスリリース, 翻訳記事.

春のバランス調整がやってくる!
2019-03-13 – By The EVE Dev Team

この開発者ブログについて議論したい方は、公式フォーラムの総合感想スレッドをお気軽にご利用ください。

カプセラ諸君、ご機嫌よう!

今回の開発者ブログは、4月に実施される大規模なバランス調整と、夏に向けた計画についてお話ししたいと思います。

この春は主力艦のバランス調整を重点的に行います。巨艦たちが圧倒的な存在感を放っていた頃から、コストと秘められた野望に応えられず苦戦していた時期まで、主力艦のバランス調整は常に難しい問題でした。「Citadel」エクスパンションは主力艦パイロット達に力を取り戻してもらうのが狙いでしたが、最近はやや行き過ぎたところが見受けられるようになりました。主力艦は今や、EVEのほとんどの障害を粉砕する万能解決策になってしまった感があります。

最大の船が生み出した最大の問題に取り組むうえで、CSMの協力はとても役立ちました。私たちが改善したいと考えている主な問題は次の2つです。

・大規模戦闘で支援型主力艦がストレス要因になっている問題。FAXの性能は調整済みですが、それでも相当な火力を無効化することができ、あらゆる場所で大型主力艦の撃沈を妨げてきました。戦いに負ける側にとって、これはかなり辛い状況です。ありったけの攻城艦を費やしても何ら戦果が得られないのですから。
・主力艦の火力が準主力艦の存在感を弱めている問題。主力艦は極めて強力な存在であってほしいものですが、どんな規模の戦いでも準主力艦が活躍する余地がなければなりません。今のところ、それが実現できているとは言えないようです。

というわけで、これから説明する変更内容を通して、より良い戦いを実現していきたいと思います。私たちが目指すのは、準主力艦がもっと活躍でき、今以上に多くの支援型主力艦が出撃しても満足感を得られる戦いです。一度にすべて解決するような修正を施すわけではありません。数回のアップデートにわたり様々な角度から取り組まねばならないでしょうが、今回のバランス調整が正しい方向をむいた強力なスタートになることを願っています。


◆まずは支援型主力艦とタンクスケーリングから

変更内容: すべてのリモートリペアラとリモートキャパシタトランスミッターに新たな減衰システムを追加。

私たちはずっと前からこうした減衰システムを実現したいと考え、何度も検討してきました。近年になって「Brain in a Box」などの目に見えない改善のおかげで、パフォーマンスを損なうことなくシステムを追求できるようになりました。

減衰システムの詳細は少し複雑ですが、コンセプトはとても単純なので、少しグラフを見ればどういうことなのか理解できるはずです。システムは受け取るリペアが重複した際に適用され、新たなリペアが加わった時点での「秒あたり合計リペア量」に基づいて変動します。簡単に言えば、「秒あたり合計リペア量」が増えれば増えるほど、追加で受け取るリペアの効果が小さくなります。減衰システムをリペア量基準にしている理由は、あなたのFAX艦隊が敵のスモールリペアラで無力化されるのを防ぐためです。また、リペア減衰の感じ方は支援艦の規模によって変わってくるでしょう。現時点で予定されている仕様なら、準主力艦クラスよりも主力艦クラスではるかに大きな変化を感じるはずです。

減衰システムはあらゆるリモートアーマーリペアラ、リモートシールドブースター、リモートキャパシタトランスミッターに適用されますが、主力艦クラスのリモートリペアラが最も強く影響を受けると思われます。何枚かグラフを見てみましょう。

これは同一ターゲットに向けた各FAXのリペア量(トリアージモードのアポスルが生成する約1600hp/秒に基づく)を%で表したものです。

そして、こちらは具体的なリペア量のグラフです。オレンジ色は減衰システムが適用されており、青色はペナルティ無しの従来仕様です。

グラフを分かりやすくするため、いくつか例を挙げます。
・リペア15個(だいたいFAX5隻)までは80%ほどの効果があります。
・リペア38個(FAX10隻か11隻)でも50%以上の効果が維持できます。
・リペア150個(FAX45隻くらい)だと従来仕様の半分以下の効果になります。

減衰システムはリペア数ではなくリペア量によって変動するため、巡洋艦クラスの支援では影響は小さくなります。

こちらは先ほどと同じ、具体的なリペア量のグラフです。

巡洋艦クラスでは減衰システムの影響が小さいのと同じ理由から、スモールリペアラを使って敵フリートを妨害することはできません。次のグラフは最初にFAXサイズのリペアを適用し、次に25個のスモールリペアラを適用、そして再びFAXサイズのリペアを適用したグラフです。スモールリペアラが適用されなかった場合と同じく、FAX2隻目のリペア効果は90%以上を維持しています。

将来、リモートリペアや他のリモート支援にバランス調整を施すとき、この減衰システムは新たな調整方法として活用できます。準主力艦に対する影響を大きくしたり、主力艦に対する影響を小さくしたり、あるいは全く別の設定を実行するよう応用することも可能です。皆さんのフィードバックはこのシステムにとって極めて重要ですので、ぜひご意見をお聞かせください。結論を出すために他の情報が必要であれば、それもお知らせください。


◆準主力艦の生残性

多くの要素が準主力艦の生残性を低下させていますが、そのほとんどは、主力艦が準主力艦へ非常に大きな火力を叩きつけていることに関係しています。また、戦闘機の機能性が向上したため、かつて準主力艦が果たしていた役割を乗っ取ってしまい、彼らにさらなる苦汁をなめさせる結果となってしまいました。私たちは主力艦だけでなく準主力艦の役割と機能性にも手を加え、この状況を改善したいと考えています。トリグラヴィアン艦は主力艦を弱体化することなく準主力艦の存在感を向上させた良い例です。まずは主力艦の変更内容から見てみましょう。

こうした問題では、高角兵器(HAW)は恐るべき加害者です。特にタイタンの大集団が使用すると手がつけられません。毎秒5,000以上のダメージを簡単に実現するHAWタイタンは、あまりに強力で汎用性が高すぎます。タイタンが現在ほど問題児にならないよう、HAW攻城艦のパワーを維持しつつHAWタイタンを弱体化したいと思います。

変更内容: すべての高角兵器のダメージ修正乗数を50%減少。シージモードでのダメージ修正乗数は100%増加。

これによりHAWタイタンのDPSは半分になりますが、HAW攻城艦のDPSは現状維持となります。


◆次は艦載機母艦と大型艦載機母艦

現在の艦載機母艦と大型艦載機母艦はあらゆるサイズの準主力艦に対し、何ら支援を受けなくても強烈なダメージを与えることができます。私たちは支援を受けていない戦闘機の小型艦に対するダメージを減少させたいと考えていますが、ターゲットを足止めする支援役パイロットにも報いなければなりません。

変更内容: あらゆる戦闘機の攻撃について、爆発半径を15%増加、爆発速度を30%減少。

小型艦へ与えるダメージが減少しますが、ターゲットの速度を低下させれば埋め合わせがききます。この変更によって戦闘機の脅威度が低下すると同時に、準主力艦と戦闘機のバランスがとれることを願っています。

戦闘機の性能変更に加えて、ネットワークセンサーアレイを使用した際のリスクを高めるため、NSA起動中は艦船のワープを不可とします。ターゲット速度を超高速化するNSAはPvEにおいて極めて強力で、PvPでもセイレーンとの組み合わせが威力を発揮するため、この仕様変更によってNSAに新たな危険要素を追加します。


◆保険システムの変更

リスクを高めるといえば、私たちは主力艦の損失が安価な保険でカバーできてしまうことを快く思っていません。大型艦の損失は意味ある出来事であってほしいですし、FAXや艦載機母艦を保険金であっさりと買いなおせる現状は、主力艦との戦いに大きな不満をもたらしています。

変更内容: 多くの艦船について、保険契約料と支払い乗数を調整。大型T1艦は小型艦よりも支払い乗数が低くなります。この変更で最も大きな影響を受けるのは大型艦載機母艦と一般的な主力艦で、前者の保険契約料と支払い乗数は約50%減少、後者は33%減少します。


◆準主力艦のバランス調整

私たちは準主力艦にも大幅な変更を加える予定ですが、その目的の一つはレーザー艦に新たな生命を吹きこむことです。また、人気の艦船にも少しばかり調整を施し、別の艦船が活躍できる可能性を広げたいと思います。

・ミディアムビームレーザー
→最適射程距離が10%拡大

・ハービンジャー
→PGが1550へ増加(これまでは1425)

・アバドン
→スキルレベル(アマー戦艦)ごとのボーナス: 大型エネルギータレットのダメージ +7.5% (これまでは5%)

・サイクロン
→CPUが25増加

・カラカル海軍仕様
→ドローン収容量とドローン帯域幅が25増加

・コラックス
→PGが53へ増加 (これまでは48)

・ベクサー海軍仕様
→ドローン最高速度ボーナスを削除
→シグネチャ半径が145mへ増加 (これまでは135m)

・ギラ
→ドローンHPボーナスを250%へ減少 (これまでは500%)

・フェロックス
→最高速度を145m/sへ低下 (これまでは150m/s)
→質量が14,250,000kgへ増加 (これまでは13,250,000kg)
→慣性修正乗数が0.66へ増加 (これまでは0.63)
→シグネチャ半径が325mへ増加 (これまでは295)


◆ロークアル

ロークアルは恐ろしくパワフルな採掘指揮艦です。その採掘力、汎用性、防御力の組み合わせは他の採掘艦を圧倒し、EVE経済が持続不可能になるほどの無機物をもたらしています。コミュニティからはロークアル弱体化を望む多くの声があがっており、私たちはこの巨獣に少し落ち着いてもらう計画を立てています。

最初の2つの変更は、ロークアルの防御力を下げて撃沈しやすくすることが目的です。

・インダストリアルコアのシールドブースターボーナスを変更し、T1は60%、T2は75%へ減少。(これまでは120%と140%)
・PANICモジュールの基本持続時間を4分に短縮。スキルによって最大6分まで延長。(これまでの基本持続時間は5分)

次の3つの変更は「エクスカベーター」採掘ドローンに影響します。私たちはエクスカベーターの基本採掘量を減らす一方、ドローン自体の体積を増やし、移動式貯蔵所に収まる数を少なくする予定です。ただし、ロークアルのドローン収容量は同じ割合で増加するので、こちらの搭載可能数は変わりません。

・「エクスカベーター」採掘ドローンの基本採掘量が800m3へ減少。(これまでは1,000m3)
・「エクスカベーター」アイス採掘ドローンの基本サイクル時間が310秒に延長。(これまでは250秒)
・エクスカベーターの体積が1,100m3に増加 (これまでは750m3)、ロークアルのドローン収容量が8,800m3に増加。(これまでは6,000m3)

また、より小型の採掘艦に乗るプレイヤーを応援するため、ロークアルが使用する採掘支援バーストの効果を増強します。

・インダストリアルコアの採掘支援バースト強化ボーナスを変更し、T1は30%、T2は36%へ増加。(これまでは25%と30%)

これらの変更がヌルセクの採掘事情にどう影響するのか、採掘艦の利用状況がどう変わるのかを注意深く見守ります。もし必要であれば、ロークアルの性能をさらに強化、あるいは弱体化し、EVE経済の健全性を促進するつもりです。


◆夏にむけたバランス調整計画

4月以降も色々なことが予定されています。5月リリースは既存コンテンツのバランス調整ではなく、新型艦と新型モジュールを実装します。少なくとも1種類の新型艦と複数の新しいおもちゃが登場するので、どうぞご期待ください。詳細は近日中に発表します!

7月には皆さん待望のインプラントセットが実装されます。さらに、後回しにされてきたTier再編も再開される予定です。

もちろん、主力艦その他のバランス調整計画はこれで全てではありませんが、ここまで発表してきた内容について皆さんがどう思うか、他にどんな変更が必要だと感じるか、ぜひフィードバックをお寄せください。この開発者ブログの総合感想スレッド、もしくはお好きなソーシャルメディア等からコメントをお願いします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。良き宇宙の旅をお楽しみください。

o7

…おっと、最後に一つ。私たちは最近の流行にあわせて、マーケティング素材やロア、NPEの更新も検討しています。

Comments are closed.