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ギャラクティック・アワー ニュースダイジェスト : セミオシスSP
2019-04-12 20:54 スコープ、レト・グロリアクス

トリグラヴィアンが発しているらしい奇妙な通信を受けて、カプセラ達は「侵略」が差し迫っているのではないかと噂するのに忙しい。そこで「レト・グロリアクスのギャラクティック・アワー」は世界各地のニュースを要約版でお届けする。

◆カプセラはセミオシス・デバイス所有者に転送されたデータを考察中

ここ何週間か、カプセラ達はトリグラヴィアンが発したと思われるデータを受信し、その内容を公開し続けている。ギャラクティック・アワーはカプセラのたゆまぬ努力を称賛したい。彼らはデータ解読を進めるだけでなく、巨大な建造地を内包したアビサル・デッドスペースの調査も継続しており、トリグラヴィアンの活動や意図を探るための主要な情報源となっている。なお、指令執行局SAROのオヴェグ・ドラスト艦長からは次のようなコメントが得られた。
「これは機密性の高い問題だが、カプセラのうぬぼれは強まるばかりだ。おかげで厄介な事件がいくつも起きて、CONCORDは対抗策を講じることを余儀なくされた。今この時でさえ、1人の狂ったカプセラがパターで騒ぎを起こそうとしている。ARCやLUMEN、その他もろもろのカプセラ組織は狂人を煽り、奇行に手を貸すつもりだ。考え無しの行為は止めなければならない」

◆トリグラヴィアンの絶滅標的にされるサンシャ国

軍事専門家やポストヒューマニズム哲学者によれば、トリグラヴィアンはサンシャ国を「堕ちた集合意識」、「集合接続」された存在などと呼び、「絶滅」の標的にしているという。「認識論的危機のメタ考古学」を著したケイル大学ポストヒューマニズム学科のウンベルト・ペンデュロ博士は次のようにコメントした。
「いわゆるハイヴマインドを含む、ポストヒューマン的存在に激しい敵意を抱いていることが強く伺えます。ほぼ間違いなく、サンシャ国とその支持者が対象でしょう」
一方、元連邦海兵隊将校のクロムウェル・アン・シュッド大佐はこんな風に語った。
「私がサンシャを支持するカプセラなら、心配もするだろう。だが、トリグが俺たちのためにドリルヘッドを片付けてくれるなら、そりゃあ結構なことじゃないか!」

◆ベラロン法案が元老院で失速、公開討論会は暴力事件に発展

ガレンテ連邦では、死刑の非合法化を目指す「ベラロン法案」が時間をかけて審議されており、国内各地で死刑制度についての公開討論会が開かれている。スヴィオ・ベラロン元老院議員の法案は元老院本会議に持ちこまれたものの、堂々巡りの議論に突入してしまい、元老院のスケジュールは変更が相次いでいる状況だ。一方、法案の支持者らは死刑賛成派の連邦構成体が「汚いトリック」を使っていると訴え、構成体の意を受けた特別利益団体を糾弾。昨夜は惑星シャンデイルの主要都市クローヴィスで法案支持派が集会を開催したが、死刑賛成派が集会参加者と衝突し、集会は暴力行為のなかで打ち切られた。アイドニス財団から参加し、集会で演説したアルトゥリオ・キールヴァラニ医師は、次のようにコメントした。
「私はミンマター共和国の難民キャンプなど、多くの場所で政治的暴力を目撃してきました。しかし、それを連邦で目にするとなると、いつも以上に悲しい思いに襲われます。とはいえ、この動きを止めることはできないでしょう。死刑を終わりにする時が来たのです」

◆クーニッド王国は依然としてファバイ・コンステレーションの法的措置を追求

アマー皇宮関係者によると、アリディアとクーニッド王国の境界に位置するファバイ・コンステレーションをめぐり、クーニッド家とカドール家の臣家のあいだで法的議論が強まっている。クーニッド海軍は最近、ブラッドレイダーの攻撃を受けたアナス星系を救援するために出動したが、クーニッド家は領地防衛の義務を有する貴族が十分な措置をとっていなかったと主張。実際のところ、「ファバイの貴族」という称号は7年間にわたる法廷闘争の対象となっており、クーニッド家の法廷でジャカッド家とパシュティム家が裁判を繰り広げている。クーニッド家は両家がファバイ・コンステレーションの領有権を争っておきながら、同地の安全保障を怠ったと指摘した。アマー海軍第7艦隊の関係者がギャラクティック・アワーに明かしたところによれば、クーニッド家の主張は根拠のないものではなく、第7艦隊は「地元貴族の艦隊が担当するはずの警戒スケジュールをいつも代行」しなければならなかったという。

クーニッド家の要求が実現するかどうか、アマー観測筋の見解は割れている。だが、カドール家のアリディアにおける活動はマヨンエン・コンステレーションに集中しており、帝国法で定められた義務を果たしているかと問われれば、この割譲要求に対して不利な立場に置かれそうだ。クーニッド側の主要人物であるアラル・チャーケイドは、アナス星系の救援やファバイ・コンステレーションの不安定な状況を前提として、次のように述べた。
「悲劇的な事件だった。特にアナス2は酸鼻を極めたが、私のロイヤルウーランズと王立海軍はできるかぎりのことをした。ファバイは我が国にとって重要な近隣星系であり、私が拠点としているズーサムも数ジャンプしか離れていない。我々がブラッドレイダーの襲撃を目の当たりにしてどれほど恐怖を覚えたか、分かってもらえるだろうか! このような事件の後でも、ミンマターテロリストやアマターの裏切者が躊躇いなく状況を悪用していることをどれほど軽蔑しているか、理解してもらえるだろうか! ファバイはクーニッド王国の保護のもとに置かれてこそ、平和とさらなる繁栄を享受できるのは明白である」

◆カルダリ連合はテイジー星系の警戒態勢が万全だと報告

キョウノーク・ピットが存在することで知られるテイジー星系において、ガリスタス海賊団が襲撃事件を起こした。カルダリ連合はギャラクティック・アワーからの取材を受け、同地のAEGIS監視施設と、テイジー8第1衛星のキョウノーク・ピットの状況について回答。代表取締委員会広報担当のオド・ハカーレンは次のように発表している。
「代表取締委員会は連合当局ならびに企業治安部隊が、テイジー8第1衛星ヒャショーダ社キョウノーク超伝導資源採掘坑の完全な警備状況を維持していることに満足しています。なお、カルダリ海軍およびホームガードは、先日のガリスタス海賊団による襲撃行為に関与していません。本件についてはCONCORDへお尋ねください」
ギャラクティック・アワーはAEGISその他のCONCORD各部門へ問い合わせたが、今のところ回答は得られていない。

◆モードゥ部隊、インタキ星系とルミネール星系においてガレンテ・カルダリ民間軍事企業と大規模演習

モードゥ部隊は今後数週間以内にインタキ星系とルミネール星系において連続した演習を実施すると発表した。演習にはコンドッタ・ルヴェナー、イスーアヤ・タクティカル、キルキネン・リスク管理、リシェフ星間戦略、ビロア・セックオプス、ズマリ・フォースプロジェクションなどの民間軍事企業も多数参加する。モードゥ部隊は先月、インタキプライムにガレンテ・カルダリの民間軍事企業を招いて会合を開き、両国の民間軍事請負業や傭兵契約について協議していた。

◆アリム・アーディシャパーの招請により、聖テトリモン教団がアマター自治領支部を設立

アーディシャパープライム9、ヴェス・アルコンのアーディシャパー家宮廷から入手した情報によると、聖テトリモン教団はアーディシャパー家当主アリム・アーディシャパーの招請を受け、アマター自治領に新支部を設立した模様だ。新支部は教団総本部から派遣された有志のもとに形成されるが、この支部はアーディシャパー領、すなわちドメインの主要星系とディレリック全域から人員を募るため、特殊な体制を敷いているようだ。また、アリム・アーディシャパーはジャリザ星系の惑星ハルトゥルザーンに要塞修道院を建設する許可も与え、第1自治領贖罪者旅団へ工事や資材を支援するよう命じたとも噂されている。

◆ブラックドラゴンがYC121年度マタール国際マインドクラッシュトーナメントで優勝…クルースアル部族は盛大に祝う

クルースアル部族のベテランマインドクラッシュプレイヤー、「ブラックドラゴン」ことジルド・ミッケラがマタール国際マインドクラッシュトーナメントで優勝。ミンマターマインドクラッシュツアーを制してから10年近い年月を経て、ついに悲願を果たした。ミッケラは過去3度の優勝経験を持つブルートー部族のクラッシュマスター、「コッパースネーク」エフェゴド・ゾアラを倒し、クルースアル部族は喜びに沸き返っている。ブラックドラゴンは今回の勝利により、今シーズンの終わりにグランドテイジョンカジノで開催されるマインドクラッシュ星間チャンピオンシップへの出場資格を与えられた。ミッケラのクラッシュマスター歴は10年、マタールマスターズシリーズでの優勝回数は2回。国際大会での優勝はこれが初めてだが、彼のこれまでのキャリアの集大成だと言えるだろう。

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