スコープニュース – ヌルセク通信網が弱体化
2019-07-05
ドリフターズのヌルセクストラクチャに対する攻撃は、今週に入ってからかなり減少していましたが、再び襲撃が始まったようです。混乱は攻撃そのものに留まらず、CONCORD通商保護委員会は液体ルータの超光速通信ネットワークに莫大な負荷がかかっていることを明らかにしました。これはトリグラヴィアンとドリフターズの侵略が複合的に影響した結果ですが、ネットワークで使用されている量子エンタングルドヘリウム4超流動体の補給が危険にさらされていることが大きな要因となっています。超光速通信ネットワークを維持し、戦略的通信網が機能不全に陥るリスクを避けるためにも、SCCはヌルセク宙域の液体ルータ帯域幅を制限することを余儀なくされるでしょう。
ドリフターズの攻撃は1週間以上続いており、これほど大規模な攻勢は4年前のアマー帝国との戦い以来となります。最初に何十もの星系を襲ったドリフターズは、ジャンプゲート、小惑星帯、ストラクチャのあいだを飛びまわり、遭遇した相手が何であれ見境なく攻撃しています。また、ドリフター艦隊は星系内の複数目標を同時に攻撃する場合もあるようです。一時的に攻勢を弱めていたドリフターズですが、今や攻撃が再開されました。彼らはストラクチャだけでなく宇宙船にも積極的に攻撃を仕掛け、機会さえあれば容赦なくカプセルを破壊することに注意すべきでしょう。
ドリフターズの攻勢はCONCORDとカプセラの両方を驚かせ、ヌルセク諸勢力には懸念と混乱が広がっています。危惧されている局地通信システムの制限が現実のものとなれば、カプセラは星系レベルの自動登録チャンネルに頼ることなく状況に対処しなければなりません。SCCはさらに、現在のような攻勢が続けば、ヌルセク宙域の液体ルータが数週間程度では完全復旧しない可能性もあると述べています。これらの情報から考えるかぎり、ヌルセク宙域が闇に包まれる日はすぐそこに迫っていると見ていいでしょう。
スコープのリナ・アンバーがお送りしました。
ニュースティッカー
・ドリフター艦隊はヌルセク宙域各地を巡航中
・複数アライアンスの遠征艦隊が本拠地防衛のため帰還。指導者たちは不可侵条約の存在を認める
・ドリフターズによるヌルセク攻勢で大量の犠牲者。100億に達する可能性も
・ヌルセク勢力の指導者たちはドリフターの攻撃に激怒
・SCCはヌルセク宙域の液体ルータ帯域幅を制限すると発表
・組織化されたカプセラ艦隊がドリフターズを撃退
・インターバスは輸送サービス再検討の結果についてコメントを拒否
・カルダリ海軍がガリスタス艦隊を監視中。攻撃は控えている模様
・ブラッドレイダー艦隊がアマター自治領内で引き続き活動中
・ヌルセク宙域の紛争が中断。各コアリションはドリフターズに対処するため転進
・AEGISがトリグラヴィアンによる惑星攻撃について概要を報告。死傷者は少数
・ドリフターズが採掘艦隊を攻撃。増え続けるカプセラの損害
・セミキ星系でトゥルークリエーションの襲撃部隊が目撃される
・インタキ5の紛争に新たな展開。ライダイ警備サービスが惑星へ降下
・アナリストはドリフター艦隊の関心がストラクチャから離れたと主張
・ケイル市のローグドローン文化交流協会の事務所に焼夷弾攻撃
・CONCORDはニューエデン中央部の安全保障が再優先事項だと明言