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ギャラクティック・アワー ニュースダイジェスト: 拡大と建造
2019-09-18 11:19 スコープ、レト・グロリアクス

トリグラヴィアンの侵略がローセク宙域へと拡大し、アビサル・デッドスペース奥深くでは新たな何かが建造されつつある。「レト・グロリアクスのギャラクティック・アワー」は世界各地のニュースを要約版でお届けする。

◆トリグラヴィアンの侵略がローセク宙域へ拡大、CONCORDはニューエデン防衛基金を利用して対処

ジェネシス、ユーライ発-新たに広がった侵略宙域で1週間にわたって戦闘が続いている。CONCORDインナーサークルはトリグラヴィアンの侵略が拡大し、ローセク宙域が「新たな戦線」になったと宣言。侵略を受けた地域の防衛能力を強化するため、ニューエデン防衛基金を活用することを承認した。

DEDが毎週行っている戦況報告において、キアシドゥール・エラダル星間司令官は対トリグラヴィアン戦における地元防衛戦力の重要性をメディアへ力説した。
「CONCORD諸部隊はこの戦いのあらゆるレベルに関与しているが、人員や装備は無限ではない。また、CONCORDは他にも多くの責務を負っており、究極的に言えば、我々の活動には限界がある。正直なところ、各国政府が多くの兵員をDEDへ派遣し、指揮権を委ね続けてくれている現状には感謝しかない。地元当局による防衛計画の立案と実施を推し進めるため、ニューエデン防衛基金からさらに多くのリソースを開放するインナーサークルの決定は、実に喜ばしいことだ」

◆ローセク侵略宙域で激しい戦闘、一部宙域では撃退に成功

クーニッド、アリディア、モルデンヒース発-ローセク宙域からは様々な情報が寄せられているが、戦局は全体的に安定しているようだ。クーニッド王国のシーヴァディン・コンステレーションはトリグラヴィアンの激しい攻撃を受けたものの、有志カプセラとアラズ・ノマーリヤ提督指揮するクーニッド海軍の反撃により、撃退に成功。ノマーリヤ提督はベジラ星系の司令部から、「クーニッド王国を守るために戦った忠臣と盟友たるカプセラ達、特にアビスから攻め寄せてきた悪魔的な侵略者と対峙した人々へ謝意を表す」と発表した。

アリディアのマヨンエン・コンステレーションでは、大提督の階級を持つジダレズ王妃がクーニッド海軍任務部隊を個人的に指揮し、トリグラヴィアンの手強い抵抗に遭遇した。メディアや軍報道室によれば、クーニッド海軍はトリグラヴィアンだけでなく「文明の防衛を妨げる煽動家」からも干渉を受けた模様だ。ソシャン・ファエズ元帥が第7アスバラ・サイバー騎士団を率いてミシ4南部に降下したとの情報もあるが、事実関係は確認できていない。カドール艦隊の一隊はジェネシス、キーコウナド・コンステレーションの守備から離れ、マヨンエン防衛に合流した。

ニューエデンの反対側では、トリグラヴィアンがアルマー・コンステレーションに侵略。現地のカント・フィルミア司令官が指揮するモルデンヒース艦隊予備部隊や、有志カプセラとのあいだで熾烈な戦闘を繰り広げた。フィルミア司令官は退役したミンマター海軍の提督で、8年間にわたってモルデンヒース艦隊予備部隊を監督している。彼は10年以上前に一線を退き、予備役として訓練や補給活動に従事してきた。だが、ミンマター海軍で長年の軍務を勤め上げた、百戦錬磨の戦闘指揮官としての経験を買われ、モルデンヒースの地元民兵と予備部隊に対する全面的な指揮権を与えられている。

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トリグラヴィアンの新たな建造プラットフォーム [画像提供: ARC]

◆カプセラが発見したトリグラヴィアンの建造プラットフォームについてCONCORDがコメント

ジェネシス、ユーライ発-CONCORD指令情報部は短い声明を発表し、トリグラヴィアンの新たな建造プラットフォームに関するカプセラ探検家の報告は事実であると確認。「トリグラヴィアン・コレクティブがニューエデンでの活動から得た経験と情報をもとに、継続的に軍事力を強化していることを明確に示すもの」だとコメントした。建造プラットフォームでは主力艦の建造が既に始まっているのではないかと言われているが、指令情報部はこの分析について、「利用可能な情報にもとづく暫定的評価」だと控えめな見方を示している。

アビサル・デッドスペースにおけるトリグラヴィアンの造船能力については、半年ほど前にホルダージ級ワールドアークの建造地が発見されて以来、軍事専門家のあいだでかなりの議論が交わされてきた。トリグラヴィアン文明の性質や、アビスのどこかに存在するであろう彼らの本拠地についての議論も、ますます激しくなる一方だ。トリグラヴィアンは遊動的な生活を営んでいるのか、あるいは謎多きアビサル・デッドスペースのどこかに定住地が存在するのか、アナリスト達の見解は割れている。カプセラの探検家や研究者たちもこの問題を熱く語り合っており、今のところ明確なコンセンサスは得られていない。

◆PKNインターステラー・コンソーシアムがジタ4-4で会合、拡張プロジェクトの始まりを祝う

ザ・フォージ、ジタ発-PKNインターステラー・コンソーシアムは、拡張工事の初期段階にあるジタ4-4で全体会合を開き、ステーション拡張プロジェクトの始まりを祝った。PKNインターステラーを創設・主導しているのはCBD社、ライダイ社、ノゴエイハヴィ社の3社連合「ピコツァウネン・カーツォ・ヌイジャー」、すなわち「ダークフォレスト・ビジネスクラブ」だ。今回の会合には、PKNインターステラーに参加あるいは投資している、クァフェ社、インプロ社、クーニッド工業、タッシュムーコン系銀行などの代表団も出席した。

アリアストラ社がPKNインターステラーに参加するという噂は誤りだったことが分かったが、大手FTLプロバイダーのセミオティック・スーパールミナール社と、サッカー部族のトラストパートナー社は投資者として会合に出席している。サーペンティス社の「汚れた金」がレジャーグループを通じて投じられているとの指摘については、PKNの広報担当者は強く否定した。祝典はモダンファイナンス投資銀行が主催。地元住民がレト・グロリアクスだけに話してくれた情報によると、ジタ4-4の高級レストランは贅を尽くしたカナッペを大量に発注しており、具材には一級品のハンギングロングリム卵や希少なリアサトンメロンが使われているとのことだ。カルダリ海軍はメディアからのコメント要請を拒否し、自分たちではなく代表取締委員会の広報担当を取材するよう促している。

その他のニュース

・インタキ議会とライダイ社の交渉について多くの市民が抗議。レノイカとナビー・アカトでは相当数がデモ行進
・皇宮は戴冠記念日の式典を準備。アマー全体に関わる重大発表の噂も
・ガレンテ連邦選挙委員会が大統領選挙の日程を検討
・オニカナボウ旅団とライダイ社に対するイシュコネ社の訴訟からクァフェ社が離脱
・マター惑星安全保障調整局がブラッドレイダーから救出された生存者を証人喚問
・AEGIS関係者「トリグラヴィアンのセシ攻撃はヴィモクシャ・コーラスの襲撃と関係している可能性」

速報

・速報: 連邦防衛同盟の支援を受け、連邦海兵隊がインタキ5へ降下
・速報: LDPS第203CAP連隊はカインタ・ヤバート周辺の亜軌道領域1000kmを立入禁止区域として宣言
・速報: アイナ・ユミノロ大佐は立入禁止区域を確保するため対空対宙ミサイル使用を許可している旨を明言

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