ギャラクティック・アワー ニュースダイジェスト: ユールフェスティバル、商取引、交渉
2019-12-12 19:27 スコープ、レト・グロリアクス
ユールフェスティバルが近づくとともに商取引が活発になり、YC122年の始まりを平和に迎えるための停戦交渉が加速している。「レト・グロリアクスのギャラクティック・アワー」は世界各地のニュースを要約版でお届けする。
◆PKNインターステラー、ハイパーネットリレーのサービス開始が「あらゆる予測を超えた成功を収めた」と宣言
ザ・フォージ、ジタ発-PKNインターステラーは取引・通信ネットワーク「ハイパーネットリレー」について、サービス開始後48時間の取引状況を熱狂的なレポートで報告、サービスの始まりが「あらゆる予測を超えた成功を収めた」と表現した。詳細は明かされていないものの、CBD社、ライダイ社、ノゴエイハヴィ社が率いる同組織は、「わずか48時間で数兆isk以上が取引された」と発表している。
PKNインターステラーはまた、ハイパーネットリレーが活発な動きを見せたことで、関連する超光速通信を加速することが可能になったとも指摘している。量子エンタングルドヘリウム4と紐付けされたハイパーコアが大量に流入したため、大量のQEヘリウム4を同期化・暗号化し、現在構築中の新たなネットワークを通じて拡散できるという。
関連ニュースとしては、PKNインターステラーが最高取締委員会とカルダリ海軍へ報告したところによれば、ジタ4-4ステーションの改修・拡張プロジェクトは予定通り進んでいる模様だ。プロジェクトは現在、将来的にPKNインターステラーの超光速通信を支える通信・科学ハブを建造するため、その基礎フレームを準備、構築している。また、ディープコア採掘社がジタ4-4の衛星そのものに眠る膨大な資源を開発するため、採掘運営センターの準備に取りかかった。
◆インナーサークル、紛争宙域の惑星・構造物を対象とした4回目の停戦協議を開始
ジェネシス、ユーライ発-昨今紛争宙域の惑星・構造体において戦闘や占領行為が激化していることを受け、CONCORDインナーサークルは状況沈静化を目的とした4回目の停戦協議を開始した。現在もアマー・ミンマター紛争宙域で戦いが続いており、特にサルム家がフロセスウィン4のミンマター入植地へ侵攻していることから、協議は急を要するものと見なされている。
しかし、紛争宙域の天体や宙間構造物で次々に発生した武力衝突により、星間法の枠組みと紛争解決プロトコルの欠点が露わになっている。多くの抜け穴は相互理解と非公式協定によってカバーされてきたものの、イララジャ星系ではカルダリ市民の暴動を連邦防衛同盟が鎮圧し、セイカル氏族はフオラ6を攻撃。特にライダイ警備サービスがインタキ5で長期にわたって傭兵活動を続け、現地資産を没収した行為は物議を醸した。こうした事件によって暗黙の了解は無効化されたも同然の状態に陥っている。フロセスウィン4における本格的な侵略行為と高強度紛争は、国境地帯の星間紛争が最悪の局面を迎えたことを意味しており、四大国間の緊張を否が応でも高める事件だ。
ユーライ星系から伝えられている情報によれば、インナーサークルは大枠を用意しつつあり、その間にガレンテとカルダリが複数の具体案を固めているようだ。一方、CONCORDはユーライ協定、ユーライ合意に補遺を加え、YC110年に制定された緊急義勇兵戦争権限法を修正するため、議定書草案を作成している。
◆戦いが続くなか、ユールフェスティバルを楽しみに待つニューエデン市民
ジェネシス、ユーライ発-トリグラヴィアン・コレクティブの侵略が激しさを増し、四大国の国境地帯では緊張が高まっている。だが、星団各地で祝われる年末のユールフェスティバルは、近年ますます世界的な祝祭として広がっており、ニューエデン市民はこの祭りを存分に楽しもうと心に決めているようだ。
フェスティバルの一環として、水再生プロジェクトはカプセラに雪解け水を持ちこむよう呼びかけている。プロジェクトは雪解け水と引きかえに「雪玉」を提供してくれるが、カプセラはこの圧縮された水氷を撃ちあう模擬戦闘を伝統行事としている。溶けた雪玉の交換所は、ニューエデン全域のハイセク宙域で運営中だ。
その他のニュース
・カーラキオタ・スクーベスタ共同代表団、停戦についてアラハ・サルム卿と協議
・ローデン大統領がハブ8で二国間協議に出席するとの噂。協議はクァフェ社が後援
・ケレン・オンバッド元老院議員、サルム家によるフロセスウィン4侵攻は「文明への侮辱」だと宣言
・マンナー・セギンデの外交担当ワヤキ・カヤラ議員、ローデン大統領の停戦協議を減速させようとする動きを警告
・カプセラ大統領候補のユリアヌス・ソテル将軍(Julianus Soter)は、連邦軍事規定にもとづき大統領選挙費用基金の対象になる模様
・サルム家のフロセスウィン4侵攻に対し、ミンマター義勇軍は周辺宙域での反撃を強化
・カント・フィルミア司令官はミンマター義勇軍の奮闘を称賛、フロセスウィン星系の奪還を促す
・アセト、ユイスパ、ビメイニ星系の複数惑星にて、サルム家麾下の部隊が防備を強化
・ヘイマターでミンマター海軍が活発化、ディボイドで逆襲に出る可能性
・カメイラ部隊がフロセスウィン4南部大陸植民地の主都を強襲、降伏に追いこむ
・クーニッド王国秘密警察がミシ4で一掃作戦を展開、宗教評議会はカルトに関与した疑いのある貴族たちを有罪と判断
・ヴィモクシャ・コーラスがシャムーム3の鉱業コロニーを襲撃。現地を完全に破壊し、数千人を拉致