オーストラリア森林火災支援PLEX for GOOD: 結果報告

オーストラリア森林火災支援PLEX for GOOD: 結果報告
2020-02-07 – By The EVE Development Team

思いやりあるカプセラ諸君、ご機嫌よう！

2020年1月15日(水)、オーストラリア森林火災の被災地を支援するためPLEX for GOODを開始しました。キャンペーンが始まるとすぐに寄付が集まり始め、さらなるPLEX募金を呼びかけるべく独自にイベントを開催するプレイヤーもいました。

キャンペーンは2020年1月26日(日)に終了しました。この開発者ブログでは今回のPLEX for GOODの結果についてご報告いたします！

PLEX for GOODとは、EVE Onlineプレイヤーに代わってCCP Gamesが運営する慈善プログラムです。このプログラムのもと、プレイヤーはデジタル通貨であるPLEXを使い、慈善目的の寄付を行うことができます。ゲーム内では極めて裕福であっても、現実世界では多くを寄付する余裕がないプレイヤーもいるでしょう。PLEX for GOODはそのようなプレイヤーへ慈善活動の機会を作り出します。

◆結果

キャンペーン終了後、私たちは1週間かけてPLEX募金を集計し、EVEコミュニティが集めた寄付金の額に驚かされました。

寄付総額は私たちの予想を超え、107,454USドルに達しました。この金額を他のもので表現すると次のようになります。

・2,687,693PLEX
・ゲームタイム448年分
・現在のPLEX市場価格で9.14Tisk相当

オーストラリア森林火災支援のPLEX for GOODは、2005年にこのプログラムを始めて以来、2番目に大きな成功を収めました。

2005年 – 25,326USドル – スマトラ島沖地震
2010年 – 34,350USドル – ハイチ地震
2010年 – 38,900USドル – パキスタン洪水
2011年 – 44,600USドル – 東日本大震災
2011年 – 32,900USドル – ハリケーン・アイリーン
2013年 – 190,890USドル – ハイエン台風
2015年 – 103,650USドル – ネパール地震
2020年 – 107,454USドル – オーストラリア森林火災

また、今回のキャンペーンにより、PLEX for GOOD全体の寄付金総額は578,070USドルに達しました。すべてのEVE Onlineプレイヤーが誇るべき偉業です！

◆思いやり溢れるEVEコミュニティ

Kelon Darklightの素晴らしい寄付を忘れるわけにはいきません。彼は2016年のアマーチャンピオンシップでゴールドマグニートを勝ち取りましたが、この極めて貴重な船を慈善オークションに提供したのです。ゴールドマグニートは1,001,001PLEXで落札され、Kelon Darklightはただちに全額をPLEX for GOODへ贈呈。彼1人でPLEX募金の3分の1以上を寄付しました。

PLEX for GOODを広めようと色々なイベントを開催したプレイヤーもいました。例えば、オーストラリア・タイムゾーンのプレイヤーを対象とした自由戦闘イベントや、ジルニトラ撃沈イベントです。後者には1,000人以上のプレイヤーが集まり、ゲーム内で初めて破壊されるトリグラヴィアンドレッドノートのキルレポートに登場することで、彼らの名前をEVEの歴史に刻みました。

また、StreamfleetのTwitch配信者が集まり、PLEX募金を促すため48時間リレー形式で配信するという企画も行われました。24時間配信を行ったMyLeftArmや、約40,000PLEXを集めたSquishyとB-Teamなど、その他の配信者たちもPLEX for GOODにとって大きな助けになりました。

しかし、ニューエデンの誰もが大量のPLEXを寄付できるわけではありません。今回のキャンペーンで集まった寄付の大部分は、個々のプレイヤーが投じてくれた少額のPLEXから成り立っています。彼らはできる限りのものをかき集め、自分たちが持つ思いやりの心を示しました。

結局のところ、あなたが寄付したPLEXの額面は本質的な問題ではないのです。PLEX for GOODに貢献したすべてのプレイヤーは、自分がとても大切な目的のために行動したことを誇りに思ってください。皆さんの募金はオーストラリア森林火災の被害者たちに、真に意味ある影響をもたらします。

◆寄付金贈呈

CCP GamesはレイキャヴィクのCCP本社でアイスランド赤十字と面会し、EVE Onlineプレイヤーに代わって小切手を贈呈しました。

小切手を受け取ったアイスランド赤十字は、EVE Onlineプレイヤーが示した人道と善意に対し、心からの謝意を表しました。

寄付金はオーストラリア赤十字へ届けられ、被災地における人道支援活動に役立てられます。

◆報酬

前回のPLEX for GOODと同じように、最少寄付額である100PLEX以上を寄付したプレイヤーには、CCPの感謝の印としてゲーム内アパレルを進呈します。アパレルは2枚のTシャツセット(男性用と女性用)で、皆さんのアバターが誇りを持って着られるよう、予備役辺境防衛隊のロゴをあしらっています。

DEDの予備役辺境防衛隊は、一般にはRFS、あるいは「セーフガーダー」として知られており、CONCORD構成国の予備役兵員がローセク・ヌルセク入植地でパトロール活動を行ったことに起源を発する。当初のRFSは惑星上のコロニーや、宇宙空間の居住施設にパトロール部隊を派遣していた。YC105年にCONCORDの任務が拡大し、DED艦隊の能力が強化されると、RFSは災害救援能力に特化した組織へと進化を遂げた。

100PLEX寄付してくれたプレイヤーは、誰でも1セットを受け取ります。500PLEX寄付してくれたプレイヤーにはさらに1セットを贈り、それ以上では寄付額500PLEXごとに追加1セットを贈ります。

現在アートチームがアパレルを鋭意制作中ですので、3月中には皆さんにお届けできればと考えています。コーポレーションやアライアンス、その他のプレイヤー集団としてPLEX募金を取りまとめ、自分で直接寄付していないプレイヤーには、必要な手続きを別途ご案内します。

◆まとめ

PLEX for GOODが支援した他の災害と異なり、オーストラリア森林火災は地震や津波のような突然の惨劇ではありません。この災害は時間をかけてゆっくりと被害を広げており、その正確な規模が明らかになるまで数ヶ月はかかるでしょう。

今回のキャンペーンを開始したとき、私たちはこれまでと同じくらい寄付が集まるかどうか確信がありませんでした。オーストラリアの惨状はPLEX for GOODを始める前から世界の注目を集め、既に一定期間にわたってメディアで報じられていたからです。プレイヤーは他の手段を通じて寄付を済ませてしまったのではないか、あるいは災害の衝撃が薄れ始めているのではないかと考えていました。

ところが実際には、これまででも有数の規模のキャンペーンが展開されました。私たちCCPは、EVEコミュニティが持つ優しさ、慈悲深さ、同情心を再び思い知らされ、深く感動しました。

PLEX for GOODを復活させるようCCPに呼びかけてくれた皆さん、そしてその呼びかけに応えて活動を盛り上げてくださった皆さんに感謝します。EVE OnlineプレイヤーはCCPにとって誇りとインスピレーションの源であり、EVEコミュニティは史上最高のオンラインゲームコミュニティだと実感しています。

この開発者ブログの締めくくりに、こちらの特別メッセージをご覧ください。

CCP Games全社員を代表して、皆さんの篤い志に改めて謝意を表します！o7

The EVE Development Team