ガレンテ大統領選挙が中止 テロ攻撃を受けて
2020-02-27 22:56 スコープ、リナ・アンバー
速報: エッセンス、ルミネール発-ガレンテ連邦選挙委員会は、大統領候補と通信ネットワークに対する複数のテロ攻撃を受けて、大統領選挙を中止すると正式に決定した。2月28日と29日に予定されていた他のすべての選挙も中止される。
大統領選挙は今週末を投票日に定めており、同じ日程で元老院議員の5分の1も改選される予定だった。両選挙は追って通知があるまで延期される。事件の影響が今なお広がり続けている状況なので、連邦選挙委員会は延期後の具体的な日程については検討していない。
ジャックス・ローデン大統領は全連邦市民へ向けて短いメッセージを放送した。
「連邦と市民の安全、民主的政府の継続、正当に選出された次期連邦大統領への平和的な権限移譲。私の政権はこれらを絶対の最優先事項とします」
ローデン大統領は連邦安全保障会議と連邦軍事委員会を通じ、テロ攻撃に対する連邦行政局の対応を直接指示している。十分な帯域幅が確保されれば、このメッセージは改めてガレンテ全域へ放送される。
ガレンテの通信ネットワークはいまだに麻痺状態だが、連邦とCONCORDが液体ルータを確保し、一時的な通信ネットワークも構築され、通信機能は少しずつ復旧している。とはいえ、情報戦エージェントは現在もネットワーク上で活動しており、インフラ施設には物理的な被害もある。非常事態による通信量の増加も相まって、ネットワークには相当な負担がかかっており、安定した通信からはほど遠い状況だ。
速報
・アガード知事はバックアップクローンで暗殺を生き延びた。安全な場所で療養中。どの程度の経験を喪失したかは不明
・ラムネヴ元市長は重体、アルキュリオ市総合病院に収容中。搭乗機はキャビンを破壊せず不時着した模様
・ベラロン議員は化学兵器で負傷。神経系のダメージを軽減するため医療的昏睡状態にある
・カヤラ議員はマンナー・セギンデのマンナー退役軍人協会で襲撃されるも軽傷。退役軍人1名が入院。襲撃犯は全員死亡
・共和国コマンドはフロセスウィン4で攻勢続行。サルム家の無条件停戦提案は無視される
・インナーサークルは国家間の相互防衛警戒に合意。各国海軍は国境地帯で警戒防御態勢をとる
・アマー枢密院は「ガレンテ連邦の事件と奴隷の苦痛に関する根拠なき憶測」を控えるよう市民に命令
・サンマター・マレアツ・シャコールは「共和国から連邦へ可能なかぎりの支援」を指示。ガレンテからの要請はどんな内容でも優先するよう命令