4月15日「Surgical Strike」アップデート実装
2020-04-07 – By EVE Development Team
弾力性のあるカプセラ諸君、ご機嫌よう。
私たちは主力艦の健全なエコシステムを探し続けていますが、この4月に実装する「Surgical Strike」では、主力艦の生残性、レジスタンス値強化モジュール、その他色々について大規模なアップデートが予定されています!
先日公開したエコシステムの今後に関する記事で解説したように、私たちは多様性や新しい刺激的な選択肢を追い求め、少し冒険的な計画を進めています。Surgical Strikeは主力艦の生残性が他の艦船と同じくらいになるよう調整し、支援艦の圧倒的なパワーを削り、準主力艦世界で長いあいだ覇権を握っていた船を弱め、敵艦へ近づくことにより大きな意味を持たせます。それでは細かく見ていきましょう!
◆レジスタンス値強化モジュール
今回のアップデートにおける最大の変更点は、シールドやアーマーのレジスタンス値を強化するすべてのモジュールの効果が20%減少することです。対象となるのは電磁加工アーマープレート、アーマーコーティング、アーマーハードナー、シールドハードナー、シールドレジスタンス増幅器です。艦船全体で実効ヒットポイントが低下することになりますが、レジスタンス値強化に費やすスロットが多ければ多いほど、この変更から大きな影響を受けます。主力艦の生残性が低まり、支援艦のパワーも全体的に低下する一方で、速度や火力を強化するモジュールがより有力な選択肢になるのがこのアプローチの魅力的なところです。もっと血しぶき飛び散る戦いが行われ、膠着状態が減り、フィッティング理論が変革されればいいと思っています。この種の変化は、いち早く適応した者が報いられるものと決まっています。さっそく新しい装備を考えましょう!
このレジスタンス値強化モジュールへのアップデートと並行して、各モジュールのTier再編も行われています。一部は既にSingularityサーバーに実装されているので、お気付きの方もいるかもしれません。今回のTier再編は名称変更やモジュールグループ内の整理がメインの、非常に小規模なものです。SingularityサーバーでTier再編を受けたモジュールの性能は、既に20%減少した値になっています。
◆主力艦のアップデート
私たちは各艦船の役割にもとづいた明確なエスカレーション構想を持っており、主力艦のエコシステムについてはっきりしたビジョンを有しています。そのビジョンの一部を実現するには、万能火力艦である大型主力艦とタイタンを、主力艦とストラクチャへの攻撃に特化した艦船へ作り変えなければなりません。最近タイタンが高角兵器を使えなくなったことを思い出してもらえば、この方向へ大きな一歩が踏み出されているのが分かると思います。今回は大型艦載機母艦にも大きな変更を加えますが、対準主力艦攻撃能力をすっかり奪ってしまう前に、主力艦キラーとしてタイタンやドレッドノートと差別化できる何かが必要ではないかとも考えています。しかしとりあえず今回は、「大型主力艦の傘」に多様性がもたらされるよう艦載機搭載能力を変更し、長距離重戦闘機の火力を低下させます。
今回のアップデートにおける主力艦の主な変更内容は次のとおりです。
・大型艦載機母艦が支援戦闘機を搭載できなくなるが、重戦闘機をさらに1個飛行隊搭載できるようになる
・アーマープレート、シールドエクステンダーに対するボーナスが大型艦載機母艦は200%、タイタンは300%へ減少
・長距離重戦闘機の爆発半径が50%増加
・短距離重戦闘機の飛行速度が50%向上
・イーオンとワイバーンの艦載機ベイが拡張される
・キャピタルキャパシタブースターの装備数を1個に制限
◆準主力艦のアップデート
フリートの多様性を高め、メタ理論を進化させることは常に推奨されています。というわけで、準主力艦にもいくつかアップデートを用意しました。レジスタンス値強化モジュールの弱体化により、当然ながらT2艦は優位に立ちますが、彼らは今でさえフリート構成の支配的存在です。この点を考慮し、ムニンやロキ、イーグルなどの性能を少し引き下げ、戦艦は競争力を維持できるようアップグレードします。
・すべてのT1戦艦(ファクション艦含む)の基本HPが10%増加し、スキャン分解能は30%増加
・ムニンのダメージボーナスと最適射程距離ボーナスがスキルレベルごとに5%へ減少
・イーグルの最高速度が190m/sに低下、パワーグリッドは950MWに減少
・ロキ攻撃サブシステムの中型プロジェクタイルタレットに対する最適射程距離、精度低下範囲、トラッキング速度がスキルレベルごとに5%へ減少し、パワーグリッドは550MWに減少
・レギオンのパワーグリッドが625MWに減少
・デイモスのダメージボーナスがスキルレベルごとに7.5%へ増加、パワーグリッドは1100MW、CPUは380tfへ増加
また、ボムから受けるダメージが20%減少し、レジスタンス値強化モジュール弱体化による実効ヒットポイント減少が相殺されます。ボム自体のヒットポイントも20%減少します。
◆ 短距離戦好きの楽園
長年のあいだに艦隊指揮官やPvPプレイヤーのスキルが磨かれ、短距離戦闘艦の利点を活かすことが難しくなってきています。ローセクのスターゲートでプレートを積んだメガソロンやアルマゲドンがブラスターを乱射していた時代は終わりました。そんな原始時代に戻りたいわけではありませんが、自ら敵に近づいて戦おうとする勇敢なパイロットのため、何らかの利益や手段を用意したいという気持ちはあります。まず手始めに、今回のアップデートではすべての短距離T2弾薬(エキゾチックプラズマを除く)のダメージが15%増加します。つまり、コンフラグレーションクリスタル、ヘイル弾、レイジミサイル、そしてもちろんボイド弾が今まで以上に強烈な火力を叩きつけてくるということです。
Surgical Strikeは間もなくSingularityサーバーに実装されるので、ソーシャルメディア等の告知を見逃さないようにしてください。Tranquilityサーバーには4月15日に実装される予定です。
今回のアップデートは主力艦の長期的ビジョンを実現するための大きな一歩ですが、活気あるエコシステムを実現するため、年内にさらなるアップデートを行うつもりです。
その時が訪れるまで良い宇宙の旅をお楽しみください。
このアップデートについて議論する際は、公式フォーラムのこちらのスレッドをご利用ください。
皆さんからのフィードバックを受けて、開発チームはアップデート内容を更新しました。こちらもお見逃しなく!
(更新内容要約)
・T1戦艦に対するスキャン分解能強化をT2戦艦にも適用
・ストラクチャの誘導ボムも通常ボム同様にダメージ20%減少
・キャパシタブースター装備制限(1隻につき1個まで)を支援型主力艦のみに適用。モジュールサイズはキャピタルに限定しない
・短距離T2弾薬の強化について、ハイセクでの特攻対策として超大型輸送艦のヒットポイントを増強予定。さらなる対応も検討
・レジスタンス値強化モジュールの弱体化について、PvE面での影響を調査予定
・「Surgical Strike」アップデートは4月15日に実装し、15日に実装されない部分も16日から21日のあいだで実装される予定