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スコープニュース – トリグラヴィアンの侵略に備えるEDENCOM
2020-05-20

ここ2週間で相当な数のEDENCOM生産施設がトリグラヴィアンに襲われていますが、ニューエデン各地のカプセラはEDENCOMの要請に応え、襲撃部隊との戦いに身を投じています。襲撃部隊は破壊した施設から技術を奪い取ろうとしているものの、カプセラの働きによって多くが防がれている模様です。

CONCORDと四大国は対トリグラヴィアン戦において何ヶ月も協力してきましたが、戦略の転換が必要だという考えが広まりを見せていました。そんな中、大規模襲撃が始まった直後に発表されたのが、「ニューエデン共同防衛イニシアチブ」通称EDENCOMです。CONCORDのAEGIS部門長でもあるカシハ・ヴァルカニール憲兵司令官の指揮のもと、EDENCOMは四大国軍に統一された指揮系統をもたらし、ニューエデンの防備を強化、多層防御という新たな戦略を導入します。ヴァルカニール司令官はスコープに対し、次のような声明を述べました。

「ニューエデン市民諸君、我々は何ヶ月にもわたって共に巨大な脅威に対抗してきた。その脅威が凶暴かつ無慈悲、狡猾な敵として我々の前に現れようとしている。これは疑いようもない現実で、実際恐るべきものだ。だが、安心してもらいたい。侵略者へ立ち向かう計画に希望はある。我々は新兵器を開発、製造しており、時が来ればEDENCOMは強力な防備と武装によって敵を迎え撃つだろう」

EDENCOMが公開したトリグラヴィアン侵略艦隊の集結地点と思われる偵察映像からは、多数の支援艦とともに複数のワールドアークが確認できます。最も目立つのはいくつもの詳細不明・目的不明の構造物ですが、これらもニューエデンへ運びこまれる可能性があります。

EDENCOMはさらに、非公開宙域で開発が進んでいる新型艦と新兵器の映像を公開しました。映像に写っている艦船と構造物は、ここ数日ニューエデンを騒がせていたEDENCOMからのリーク情報と同じタイプのようです。また、EDENCOMとアップウェル・コンソーシアムは、新型艦がアップウェルによって開発されていることを認めました。これら艦船と構造物の詳しい性質、性能は明らかにされていません。

防衛戦を成功させるためには敵がどこを襲撃するのか察知することが極めて重要です。イルム・ガトロー(Ilm Gaterau)とハリア・ハリティマド(Haria Haritimado)はトリグラヴィアンに攻撃された星系を対象として、その侵略パターンを広い範囲で研究しました。彼らはレポートにおいて、若い青色恒星を持つ星系が特にトリグラヴィアンの関心を惹きやすいと結論。マコト・プリアノ(Matoko Priano)によって編集され、アラタカ研究コンソーシアム(Arataka Research Consortium)から公開されたこのレポートは、特に侵略される危険がある73個星系を具体的にリストアップすることまでしています。EDENCOMは彼らの分析が示唆的であると認めたものの、侵略予想リストについては明言を避け、現時点で星系から退避するのは時期尚早だと評しました。

スコープは今後の状況を注視し、新たな展開があれば続報にてお伝えいたします。スコープのアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ニュースティッカー

・トリグラヴィアンによるEDENCOM施設襲撃にカプセラが応戦
・共和国保安局が国内各地で対テロ作戦。逮捕者多数
・カルダリ義勇兵が攻勢、プラシッドとブラックライズで一定の成果を挙げる
・CONCORD紛争監視局はフロセスウィン4南部海域で複数の爆発を確認
・ヴァルカニール司令官がEDENCOMの監視・防衛作戦についてCONCORDでブリーフィング
・女帝カティズ1世と皇家当主らがアマープライムで枢密院会議に出席
・アガード大統領が連邦海兵学院で演説、EDENCOMを全面的に支持
・各国はEDENCOMとともに新戦略を採用。防備強化、多層防御が軸に
・ライダイ社は新商品LD-X100経頭蓋ナノコントローラーが標的市場で高い売上をあげたと発表
・カプセラがトリグラヴィアンの侵略傾向と恒星タイプの関連性について報告。EDENCOMも反応
・CBD社はスカーコン2での作戦にオニカナボウ旅団を雇用したとの非難を否定
・紛争宙域の惑星管理問題を解決するため、CONCORDで外交的努力が続く
・AEGISがトリグラヴィアンの惑星上実験施設をさらに攻撃
・ガレンテで重工業ブーム。電力、鉱業、化学分野が好調
・EDENCOMはトリグラヴィアンによる拉致行為を重大な脅威と見なす
・AEGISはトリグラヴィアン実験施設から救出した民間人を引き続き監視中
・カーラキオタ社とスクーベスタ社が正式に政治的パートナーシップを結ぶ
・シンフィナ・モンド社はトリグラヴィアン侵略地域でも顧客の安全は脅かされていないと主張
・マティグ寿司がカルダリプライムのYC122年度企業対抗グラブボール・リーグを後援
・アップウェル・コンソーシアムによって設計・建造されたEDENCOM艦…

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