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亡き人々へ捧げるメモリアル
2020-07-21 – By CCP Aurora

2007年、Azia Burgiはカプセラの死体が引き取り手もなく宇宙を漂っているのは残念なことだと考え、コルアゾールで見かけた聖堂のような建築物の近くに墓地を設けることにしました。ローセク宙域から数ジャンプしか離れていなかったので、Aziaと友人たちは戦闘後に捨て置かれた死体を拾いあつめ、墓地へと持ちかえり、埋葬した人物の名前と日付をこまめにリスト化していきました。死体の数があまりに多くなると墓ではなく霊廟を建てることさえあり、宙域にはカプセラの墓としていくつものコンテナが係留されました。

2008年になるとアイテムの係留方法が変更され、墓地をPOSの近くに移さなければならなくなりました。POSの近くに係留されたアイテムは自動消滅しないからです。この引越しの時点で、すでに500基以上の墓が存在していました。

Aziaが自身のプロジェクトについてフォーラムに投稿すると、墓地は次第にかなりの名声を得るようになりました。人々がたくさんの墓を見るために訪れ、ニューエデンの観光名所のようになったのです。その結果、墓を冒涜しようとする人々も集めてしまい、墓地は何度か攻撃を受けましたが、壊されるたびに再建されて今日まで存続しています。

歳月を経るとともに、この場所を訪れる人々の目的は変わっていきました。当初はゲーム内キャラクターを埋葬するためのロールプレイ的な墓地でしたが、やがて現実で亡くなった友人や家族、仲間たちを悼もうとするカプセラが集まるようになったのです。今日でもカプセラ達は墓地を訪れ、墓碑がわりのコンテナを係留し、いくつかの思い出の品(時には死体)を納め、故人の名前や短いメッセージを書きつけます。

POSが段階的に廃止されることが発表されると、プレイヤーから墓地の将来を心配する声が上がりました。そこで1年前、私たちはPOSをより永続的なメモリアルへと置きかえる計画を発表しました。

https://videos.ctfassets.net/7lhcm73ukv5p/1BTsBQ5zihe1089AVyYcXf/9cd205867f9a96d7cbf6b8c0c857d447/Cemetery_Demo.mp4

新しいモニュメントは、今は亡き人々を守るために大地を思わせる材料(玄武岩柱)で作られており、中央の彫刻は光の柱の中でカプセルから離れゆく2人の人物を描いています。カプセルの近くには時おり光の玉が現れ、モニュメントから星々へ向かって昇っていきます。

この新しいモニュメントがついにTranquilityサーバーに登場したことをお知らせします。ご心配なく、POSと同様、モニュメントから200㎞以内に係留されたコンテナは自動消滅しません。ただし破壊されたり略奪されたりする可能性はありますので、お気をつけて。故人を偲びたい方はモレア星系へ行き、モニュメントの近くにコンテナを置いてください。運が良ければ、天高く昇っていく光の玉を目にすることができるでしょう。

私たちよりも先に新たな冒険へ出たカプセラ達へ… どうか良い旅を。

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