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対戦監視システムのアップデート
2020-10-30 – By EVE Development Team

手癖の悪いカプセラ諸君、ご機嫌よう!

CONCORDはかねてより新しい対戦監視システム(ESS)のアップグレードに取り組んできましたが、ついに新バージョンが完成しました。新しいESSはダイナミックバウンティシステム(DBS)といっしょに導入され、ヌルセクのラッティングは大きく様変わりすることになります。

◆ESSの歴史

当初のESSはヌルセク住民の選択肢を広げることを目指し、NPC懸賞金の支払額を上乗せして星系の旨味を増やしつつ、ローミング中の海賊に稼ぎを盗まれるリスクを課すというシステムでした。コンセプト自体はかなり有望だったものの、見識あるプレイヤーはリスクと報酬、設置場所の問題など、改善の余地がある部分を指摘してくれました。多くの知見を得た今、私たちはコンセプトを再検討し、ヌルセクにおける戦いの火種となるような方向に持っていきたいと考えています。

◆主な仕様

・ESSはオプションではなくなり、全ヌルセク星系にデフォルトで設置されるようになります。
・ESSの設置場所は公開され、入口には進入可能艦船を指定するゲートが設けられます。
・ESSはNPC懸賞金を稼いだプレイヤーへ自動的に支払いを行うようになり、ESSまで出向いて受け取る必要はなくなります。

◆金庫破り

現在のESSと同じように、その星系でプレイヤーが稼いだNPC懸賞金の一部が、プレイヤーのウォレットではなくESSへと送られます。ただし、現仕様と異なるのは送られた懸賞金が二つの保管庫に分けられることです。

・主保管庫…送られた金の大部分はこちらに配分されます。NPC懸賞金を稼いだプレイヤーには3時間ごとに自動的に支払いが行われますが、侵入者によって盗まれる可能性もあります。
・予備保管庫…こちらこそが本当の賭け金だと言えます。主保管庫に配分されなかった金は予備保管庫に蓄えられ、誰かがグリッド内で消耗品アイテムを使ってロック解除するまで貯まりつづけます。予備保管庫から金を盗むときは時間をかければかけるほど支払いが多くなるので、プレイヤーはどれくらい時間をかけるか、言い換えればどれくらい稼ぐかを決めることになります。ロック解除用アイテムは後日ゲームプレイを通じて入手できるようになる予定ですが、その入手しやすさや実装のタイミングは、新ESS導入後にプレイヤーがどう反応するかによって変わってきます。詳細は後日改めてお知らせします!

色々と詳しく知りたい方もいらっしゃるでしょう。しかし、どうか新ESS実装までお待ちいただき、ご自身の目で確かめてください。

◆食い扶持を稼ぐ

新ESSはずる賢い戦術を防止して熱い戦いが起こりやすくなるよう、独特なグリッド内ルールを持つことになります。このルールはストラクチャから半径75㎞の範囲に適用され、次のような内容を含んでいます。

・ワープ不可
・MJD使用不可
・MWD使用不可
・遮蔽モジュール使用不可
・サイノ使用不可
・フィラメント使用不可

こうした条件があるため、誰かが一生懸命稼いだiskを盗もうとする人間はそれなりの覚悟を決めて挑むことになります。もちろん、私たちはESSに関して起きる事象を注意深く観察し、必要に応じて変更を加えるつもりです。

新ESSがどんな風に機能するか、結果を見るのがすごく楽しみです。あるプレイヤーが強盗を企めば、他のプレイヤーは自分たちの宙域を守ろうとするでしょうから、ヌルセクに関わるプレイヤーのあいだではより活発な動きが見られるでしょう。

盗人みたいに飛ばすんだ~♪

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