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ギャラクティック・アワー ニュースダイジェスト: エキスパートシステムとモニュメント
2021-03-10 00:00 スコープ、レト・グロリアクス

PKNインターステラーはゲル状脳を用いたサービス「エキスパートシステム」をリリースし、アマー帝国は過去の皇帝たちを称える記念碑の完成を祝い、カプセラたちの功績は巨大モニュメントで称賛されている。「レト・グロリアクスのギャラクティック・アワー」は世界各地のニュースをお届けする。

「エキスパートシステム」の一部がインストール・実行されている、ゲル状脳ベースのバイオコンピューター群

◆PKNインターステラーがカプセラ向けに「エキスパートシステム」をリリース

ザ・フォージ、ジタ発-PKNインターステラーコンソーシアムは今日、パイロットが習得していないスキルに補助的なアクセス方法を提供する画期的な新商品、「カプセラエキスパートシステム」を発売した。エキスパートシステムはゲル状クローン脳、スキルインジェクター技術、それにライダイ社の経頭蓋ナノコントローラー技術を組み合わせた特殊なバイオコンピューターで、サービスを利用するカプセラにスキルを遠隔追加することができる。PKNインターステラーは独自のハイパーネット超光速通信ネットワークを擁しており、この通信網のおかげでシステムのリアルタイム通信が保証されているようだ。

これほど高度な人工知能の使用はユーライ合意に違反しているように思えるが、PKNインターステラーコンソーシアムはそのような批判に対し、同団体はCONCORD人工知能生命制限施行局(DERAIL)から「制限付きAI適合認証」を受けたと反論している。

エキスパートシステムは第一弾として、艦船活動の根幹となる技術や、採掘、探索を支援するパッケージを複数発売した。「エキスパート」ブランドを掲げてマーケティングを主導しているのは、PKNインターステラーの一員であり強力なメディア事業を持つノゴエイハヴィ社だが、システム自体はPKN構成企業やその他多くのパートナー企業の協働によって開発された。

惑星エクリプティクム(コルアゾール4)軌道上に浮かぶ皇帝ドリアム2世の記念碑

◆アマー帝国が先々帝ドリアム2世、先帝ジャミル1世の記念碑の完成を祝う

ドメイン、アマー発-アマー公共ニュースの報道によれば、アマー帝国中枢に過去の2人の皇帝を称える記念碑が建てられた。先々帝ドリアム2世はYC105年から107年まで皇帝の地位にあり、彼の像はコルアゾール家当主エルシリア・コルアゾールの命によってコルアゾールプライム星系に設置された。先帝ジャミル1世はYC111年から117年まで帝国を治め、彼女の像はサルム家当主アラハ・サルムの命によりサルムプライム星系に設置された。

ドリアム2世の記念碑は惑星エクリプティクム(コルアゾール4)の軌道上に浮かんでいるが、この星の名はYC105年帝位継承試験でコルアゾール家を勝利に導いたカプセラの名にちなんでいる。ドリアム2世はハイデラン7世の平和的方針を継承して諸外国との関係を改善するとともに、ブラッドレイダーの支配下に置かれていたブリークランドの奪還作戦を実施した。この作戦は大きな成果を収めたものの、まもなくドリアム2世は皇宮で暗殺されるという最期を遂げた。現在では、この暗殺事件の背後には「赤き侍従長」ドチュータ・カルソス配下のカルト細胞組織が関わっていたと考えられている。

ジャミル1世の記念碑は惑星メキオス(サルムプライム3)の軌道上、船の残骸がただようメキオスの墓場と呼ばれる空間に建設された。ここは死んだと思われていたジャミル・サルムが劇的な帰還を遂げ、帝国本土に侵入したミンマター艦隊を撃破した場所である。長老艦隊を撃退したジャミルは圧倒的な支持を受けて帝位につき、アマー帝国の統治機構にいくつもの革新をもたらした。各皇家に帝国の官庁や辺境領を監督する役目を与えたこと、クーニッド王国とアマー帝国を再統合したことは彼女の治世を代表する政策だと言えるだろう。彼女はYC117年、座乗艦であるアバター級タイタンがドリフター艦隊に撃沈されて命を落とした。

パクシ9第20衛星軌道上に浮かぶプロジェクトディスカバリー・フェーズ2の記念碑と位置天文学研究施設

◆ニューエデン各地にカプセラの功績を称えるモニュメントが登場

ジェネシス、ユーライ発-CONCORDのプロジェクトディスカバリー部門と独立ゲーミング委員会は、近年のカプセラの功績を称えるためにモニュメントを設置したと発表した。ミシェル・マイヨール教授が指揮する系外惑星探索活動、プロジェクトディスカバリー・フェーズ2の記念碑は、パクシ9第20衛星軌道上に浮かんでいる。一方、独立ゲーミング委員会はマナーク5軌道上に「勝利」を擬人化した像を建て、その周囲にカプセラアライアンストーナメントの勝者たちを記念する台座を設置した。

これらのモニュメントに加えて、アマー星系には伝説的なカプセラ実業家であるクリバ(Chribba)の像が建てられた。これはHZO精錬所とアップウェル・コンソーシアムの共同プロジェクトで、宮廷侍従長が女帝カティズ1世の代理人として像をアマー8第1アステロイドベルトに設置することを許した。モニュメントはアマーの産業振興に対する貢献を顕彰し、クリバがアマー系鉱業企業と協働してきたこと、カプセラ間の誠実な商取引を促進するため尽力したことに言及している。

マナーク5のアライアンストーナメントモニュメント

◆速報: 女帝カティズ1世がアマター自治領を電撃訪問

ディレリック、タヌー発-アマー公共ニュースの報道によれば、女帝カティズ1世は事前発表なくアマター自治領を訪れて視察をはじめた模様だ。この電撃訪問はアマターを対象にした「長期におよぶ視察旅行」だと報じられている。現在のアマター領はアーディシャパー家の監督下にあり、アマター人としては初めてアマー貴族に叙されたエクロス・サラーフ領事が統治している。

カティズ1世は近衛艦隊と共にアマター自治領首都に到着し、視察にはアーディシャパー家当主アリム・アーディシャパーが同行している。帝国海軍とアマター艦隊はアマター全域で厳戒態勢をとっており、国境を守る現地部隊は帝国海軍と近衛隊から支援を受けている。

タヌー2軌道上に展開する女帝カティズ1世の近衛艦隊

その他のニュース
・エヌア星系で密輸活動増加、エンジェルカルテルとクルレファー・オーガニゼーションの縄張り争いふたたび激化
・サルム家がメトロポリスの占領地に基地を建設、共和国コマンドによるフロセスウィン4の軍事的支配は「圧力を受けている」
・ミクラムルカ大陸沿岸氏族の長老、儀式用の発汗小屋で死体となって見つかる。「凄惨な殺害行為」には「黒い短剣」が用いられたとのこと
・YC122年連邦選挙襲撃事件から12か月以上が経過。調査開始から1年が近づき、委員会に回答を求める声が高まる
・連邦情報局が「破壊活動とテロリズムに対処」するためユーガレズ星系へ任務部隊を派遣
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・「ディビニティ・ソーシャル」の広告放送差し止めを求める声に対し、GalNet協会は表現の自由を理由に拒否
・「深刻な感染症流行」により隔離されたトリノス5採掘コロニーについて、カルダリ海軍はトリグラヴィアンの攻撃ではないと説明
・サルム家警察部隊と帝国保安省がナクリ星系各地の産業コロニーに出動、「異端カルトの細胞組織」を捜索

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