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速報: フロセスウィン4軌道上の攻防戦でアマードレッドノートが撃沈される
2021-05-01 19:54 スコープ、リナ・アンバー

メトロポリス、フロセスウィン発-フロセスウィン4の命運をめぐってまたしても熾烈な戦いが繰り広げられ、アマー傭兵企業の軌道爆撃用ドレッドノートが撃沈された。

フロセスウィン4に超大型レーザーを発射したのは傭兵企業シャイニングフレイム所属のドレッドノート部隊で、戦火で荒廃したジョラン・クラール周辺に大きなダメージを与えたようだ。情報によれば、惑星に留まっているアマー軍残党と思われる地上部隊も独自に攻撃を行い、地表から軌道に向けて照準レーザーを使うことでジョラン・クラール市への爆撃を誘導したという。だが、カプセラ海賊の複数の大型空母が現れてドレッドノート部隊を撃破したため、アマー軍残党は攻撃を急きょ中断した。その後カプセラ海賊もシャイニングフレイム社の戦艦部隊と親アマー派カプセラに反撃されて撤退している。

ミンマター海軍とブルートーヴァンガード社は惑星を守るために戦い、共和国コマンド隷下のフロセスウィン4解放軍も全予備部隊を召集。地表各所に設置された惑星防衛砲台は大気圏を突破しようとするあらゆる艦船に発砲した。共和国コマンドの航空宇宙戦闘機部隊は総力を挙げて緊急出撃し、低軌道帯や大気圏上の多くの敵と交戦している。

ただし、地上への降下が試みられたという報告は入っておらず、惑星南部の海から攻撃が行われたとの情報もない。フロセスウィン4への長距離スキャンは南部大陸で大きな爆発があったことを示唆しているが、この種のスキャンは大気の乱れによる干渉を受けやすく、詳細を独自に確かめるのは難しい。惑星への接近は非常に危険で、スコープの紛争取材用ドローンはミンマター軍の戦闘機や対空砲火によって数機が破壊されている。

CONCORDは事態をこれ以上悪化させないよう緊急の呼びかけを行い、動員したDED予備部隊に初めて「平和維持介入態勢」をとらせた。これはどちらかの側が紛争宙域を越えて攻撃を始めた場合に備え、侵攻阻止作戦を準備することの婉曲表現として知られている。CONCORDインナーサークルのミンマター代表ケイタン・ユンとアマー代表サーダン・ゼル・クオシュは両国政府の命令により帰国したようだが、インナーサークルは「あらゆる利用可能なチャンネルを通じて外交をつづける」と強調している。

ガレンテのアガード大統領とカルダリ代表取締委員会は、今回の事件は「CONCORD緊急義勇兵戦争権限法にもとづいて指定された紛争宙域内で発生した」と指摘し、それぞれ独自に自制を呼びかけている。この指摘がユーライ合意、ユーライ協定、そして義勇兵戦争権限法を曲解していることはほぼ確実だが、こうした主張が全面戦争への転落を防ぐ可能性は否定できないだろう。

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