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ギャラクティック・アワー ニュースダイジェスト: インナーサークル安保サミット、EDENCOMへの資金拠出を削減
2021-07-26 09:25 スコープ、レト・グロリアクス

CONCORDインナーサークルがニューエデン防衛基金への出資を削減。紛争宙域の平和維持にむけた取り組みは行き詰まり、占領地では緊張が高まっている。「レト・グロリアクスのギャラクティック・アワー」は世界各地のニュースをお届けする。

ユーライ星系、CONCORD本部

◆インナーサークル安全保障サミットがニューエデン防衛基金への出資を削減

ジェネシス、ユーライ発-四大国および関係国の税収を通じてまかなわれているニューエデン防衛基金について、CONCORDインナーサークルは出資を暫定的に削減することで合意した。EDENCOMのカシハ・ヴァルカニール憲兵司令官は資金を集約して運用する現体制を維持するよう強く訴えたが、普段は意見が分かれがちな各国代表は異例の満場一致でこの変更を押し通した。

関係筋からの情報によると、ニューエデン防衛基金への出資削減が合意に至ったのは四大国の協調を意味するものではなく、どちらかというと各国の利害が一致したためだという。特にアマー帝国とガレンテ連邦は、ニューエデン防衛基金とニューエデン共同防衛イニシアチブ(EDENCOM)が自国の経済に大きな負担をかけていることに不満を募らせていた。

この二つの巨大国家では、ここ数か月のあいだにインフラ整備費や軍事費を主な要因として国内支出が大幅に増加している。ガレンテは外縁地域に焦点を当てた大規模な公共事業に乗り出すとともに、トリグラヴィアン戦争後にふたたび存在感を増した従来の脅威に対抗するため、募兵活動や軍備再編を加速させている。また、アマーも軍の再建計画に莫大な費用を投じており、最近では異端と反体制派を標的にした大がかりな制圧作戦も展開している。

一方、カルダリ連合とミンマター共和国はニューエデン防衛基金とEDENCOMの運用方法、特に各国における要塞化戦略のバランスについて強く批判してきた。ミンマターは「侵略国家の手先が軍事的目標を推し進め、ユーライ合意に反する結果を実現する」ためにEDENCOMを利用していると繰り返し懸念を示してきたが、この決まり文句にはEDENCOMがアマー寄りだという非難が込められているようである。

カルダリはトリグラヴィアンの侵略によって多くの星系を喪失して以来、ニューエデン防衛基金に苛立ちを感じている。また、市民の怒りの矛先をかわしたいカルダリ巨大企業はEDENCOMの活動方針にも激しい批判を加えている。実際、EDENCOMの要塞化戦略や防衛作戦はトリグラヴィアンによるカルダリ領襲撃に十分対処できているとは言いがたく、代表取締委員会のアキマカ・サラキ議長代理はインナーサークル・カルダリ代表団に出資削減に賛成するよう指示した。

インタキ2軌道上の連邦防衛同盟ステーション

◆アマーとカルダリの準軍事組織が紛争宙域を制圧。平和維持を目指す議論に終わりは見えず

ジェネシス、ユーライ発-ニューエデン防衛基金についてスムーズに合意に至ったインナーサークルだが、アマーとカルダリの準軍事組織が攻勢を強めている紛争宙域に関しては、終わりの見えない議論をつづけている。CONCORDは紛争宙域においてEDENCOMが「平和維持機能」を担ってはどうかと提案したが、この申し出は却下された。ガレンテは温暖惑星を非武装化し、防衛を現地当局に委ねるという案を投げかけたが、これは多くの観測筋から実行不可能だと見なされている。

第24次帝国十字軍に属するカプセラ義勇兵は最近、アマー・ミンマター紛争宙域を数日間にわたって完全制圧し、現在も圧倒的な支配力を保っている。ガレンテ・カルダリ紛争宙域でも同様に、連合プロテクトレイトの義勇兵部隊が大半の星系を占領している。アマー・カルダリの武闘派はここ3か月間の義勇兵による攻勢を背景に、ユーライ協定によって確立された基本的な領土合意を再交渉すべきだと主張しており、CONCORDの外交関係者や紛争監視局は神経をとがらせている。

連邦防衛同盟と連盟自由軍はそれぞれ反撃を開始し、2週間近くカルダリに制圧されていたインタキ星系を奪還したほか、ヘルガティルド星系でも第24次帝国十字軍を後退に追いこんだ。こうしたなか、カルダリでは市民の集会や移動を制限していた非常措置が解除されつつあり、巨大企業は労働者階級の不満を和らげようと、義勇兵の活躍をカルダリの軍事力回復の先駆けとして大々的に取り上げている。また、ブラックライズでの入植地開発や、占領地における巨大企業の「資産再生活動」に関する求人キャンペーンも増えてきている。

一方アマーのサルム家は、領地ブリークランドに隣接するメトロポリスのエウギディ・コンステレーションにおいて基地の拡大と防備強化を進めている。同家はアンギルス・コンステレーションにも圧力をかけており、多くの人口を有しながら数か月前からアマーに制圧されているクロゴリ星系では、第4惑星を拠点とするサルム家系列の部隊が第2、第3、第5惑星に偵察部隊を降下させた模様だ。これまで防衛重視の方針を取っていたアーディシャパー家も、アマター自治領の軍事拠点ジャーク星系から空母部隊を派遣し、アマー義勇軍が制圧しているヘイマターのヘド・コンステレーションに偵察調査部隊を送りこんだという情報がある。

惑星マター軌道上に建設された「マターの光」カリン・ミデュラーの記念像

◆カリン・ミデュラー記念像が完成。落成式後に恩赦も発表

ヘイマター、パター発-昨夜、サンマター・マレアツ・シャコールが部族会議オービタルキャラバンサライに設置されたカリン・ミデュラー記念像の落成式を執り行った。故カリン・ミデュラーは「マターの光」と呼ばれ、セビエスター部族長や共和国首相を務めたが、退陣後にテロリストによって命を奪われた。サンマター・シャコールはカリン・ミデュラーの生涯と功績を称え、演説の中で次のように述べた。「彼女はミンマターの人民がふたたび祖先の高みに到達し、さらなる発展を遂げることができると見抜いた先見の人だった。そして、我々が平和と繁栄の内にそれを実現する日にむけて、絶えず取り組みつづけた努力の人でもあった」

サンマターはミデュラーの平和への取り組みが「生きているあいだに実を結ばなかった」ことに深い遺憾の意を示したが、「はかり知れぬほど平和を望んだ彼女の願いが足りなかったわけではないし、我々が平和に対する欲求を欠いているわけでもない。むしろ、戦争はいつも我々の上に降りかかってきた。平和を求めたカリン・ミデュラーに立ちはだかった敵、アマー帝国の暴力と強欲によって、我々は戦争を突きつけられてきたのだ!」と強調した。

落成式後、サンマター・シャコールは「何年も前、やむをえず共和国と諸部族の法を破ってミンマターの自由のために戦うことを選んだ人々」に対する広範な恩赦を発表した。この恩赦は特定組織のメンバーが5年以上前に犯した政治犯罪やテロ行為を対象としている。恩赦が適用される組織には、過去にミンマター政府によって公式に非合法化されたブラッディハンズ・オブ・マターとディファイアントも含まれている。両組織とその他いくつかの非合法組織に加わることを全面的に禁じていた措置も、部族会議の命令によって解除された。

オータリス星系の記録保管局情報センター

短報

◆記録保管局情報センターへの襲撃にガリスタス海賊団が関与か

ザ・フォージ、オータリス発-先週末に発生したオータリス星系記録保管局情報センターへの襲撃について、カルダリ当局はガリスタス海賊団の関与を主張している。この襲撃では施設に保管されていたデータベースの一部が侵入を受けたと見られている。CONCORD関係者によれば、同星系に存在するCONCORDステーションも複数の襲撃を受けた。DED調査官はこのCONCORDステーションへの攻撃について、「記録保管局のデータベースに侵入するガリスタス潜入部隊」を支援するために陽動として行われたものと見ているようだ。

カルダリ代表取締委員会はオータリス星系の記録保管局情報センターが保有しているデータをすべて再確認するよう命じたが、特にコメントは発表していない。情報筋によると、記録保管局の調査を監督するために「アーカイブK」の人員がオータリス星系に到着したという。アーカイブKは記録保管局の一部門だが、密かに諜報・保安活動に携わっていると以前から噂されている。

◆DERAIL部隊が「違法AI開発を共謀した」容疑で数百人逮捕

プラシッド、ユーガレズ発-CONCORD人工知能生命制限施行局(DERAIL)はユーガレズ星系各地で強制捜査を行い、「違法AIの開発」を企てた容疑で「数百人の共謀者」を逮捕したと発表した。逮捕者の多くは嵐惑星ユーガレズ6の浅海で移動式潜水コロニープラットフォーム「エゾチ・オオカミ」に乗っていたようだ。強制捜査はユーガレズ6の他の場所に加えて、ユーガレズ星系の別の惑星やステーションでも実施された。

関連ニュースとして、カルダリ義勇軍がユーガレズ星系を制圧しているあいだ「資産再生活動」を行うため、ライダイ警備サービス第203混成資産保護連隊が現地に到着した。情報によれば、第203CAP連隊はユーガレズ5第1衛星に降下しており、カルダリ企業裁判所には「ユーガレズ星系の異常現象に関する調査研究」を行うとの届け出がなされている。

◆クァフェ社がボスボガー星系のコロニーリース契約延長と輸出関税に合意

ヘイマター、ボスボガー発-ボスボガー星系でミンマター共和国とアマー帝国が関わる珍しい取引が交わされた。クァフェ社はボスボガー1原料採取コロニーのリース契約延長をミンマターと合意する一方、同惑星からの輸出関税についてアマーと合意。ボスボガー1はハヴィルマ・コンステレーション各地にあるクァフェ社の製造施設にとって重要な原料供給源になっており、同社は今回の取引を通して紛争宙域のコロニー群と輸送船団の安全を確保したものと思われる。

クァフェ社広報担当者のコメントは次のとおり。
「当社は現地の紛争が激しさを増していることに気づき、帝国と共和国、両方のパートナーとビジネス上の利益を確保するため合意を交わしました。ボスボガー1は当社の工場で使用される有機材料の重要な供給源であり、今年は収穫量の増加が見込まれています。また、惑星上では最近オーロラ活動が盛んになり、さまざまなバリエーションが見られるようになっています。今回の合意で交通手段が確保できましたから、アドベンチャーツーリズムを企画することも検討中です」

その他のニュース
・アマー軍がフロセスウィン4を対遮蔽衛星で包囲。ミンマター軍のステルス輸送艦が封鎖部隊に撃沈される
・連邦防衛同盟がインタキ星系を解放、連邦海兵隊はインタキプライムに追加部隊と惑星防衛用物資を投入
・共和国司法局はクルヘイムのEoM細胞組織を排除したと部族会議に報告
・聖テトリモン教団がラシル7のEoMグループ指導者を拘束。アーディシャパー家近衛隊に引き渡された異端者は貴族階級
・フォワリタン委員会はYC122年の連邦選挙襲撃事件にEoMが関与しているという連邦情報局の説を重視せず
・イントリゲールの広報担当シリエティム・フーコーがメッセージを放送。ベイル星系で生体適応施術が強制されているとの主張は「EDENCOMのプロパガンダ」だと一蹴
・スカーコン2で巨大な水中爆発が発生、沿岸地帯は大量の瓦礫と灰状物質の雲で覆われる
・エヌア6でクルレファー・エンジェルカルテル抗争による死者増加。現地の軍政長官は部族会議に応援を要請

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