アマー帝国がYC123年の教会創建記念日を祝う
2021-08-05 14:48 スコープ、レト・グロリアクス
ドメイン、アマープライム発-アマー帝国では特に重要な祭日である教会創建記念日が祝われており、アマープライムや六皇家の主都星系ではアバター級タイタン率いる戦闘群が展示陣形をとっている。教会創建記念日は帝都ダム・トーサッドの中心部にある<第一の預言者>聖ゲイノック大聖堂が建てられたことを記念するもので、アマーの暦におけるもっとも重要な宗教的祭日の一つである。
女帝カティズ1世は「内に潜む神聖アマーの敵、外より来たりて神の平和を脅かす者」に警戒しなければならないと強調しつつも、この1週間を祝祭週間にすると定めた。宗教評議会は最近のSCC税の軽減を踏まえてか、教会創建記念日と祝祭週間に十分の一税、献金を奉納する者は「女帝と神より特に篤き恩寵を賜るであろう」と宣言している。また、アマー帝国に忠誠を誓うカプセラたちはアマー星系の帝室所有ステーション周辺で伝統的な宇宙船パレードを行い、記念日を祝っている。
反体制派の取り締まりや異端カルト、テロ組織の制圧作戦がつづいているにもかかわらず、祝賀行事の参加者や巡礼者の数は例年に比べてわずかな減少にとどまっており、トリグラヴィアンの侵攻を受けながら開催された昨年の祝祭と同程度の人出だ。とはいえ、帝国のさまざまな治安部隊は目につく存在感を維持していて、こうした祝祭に付きものである帝国臣民と外国からの観光客の大移動を油断なく監視しているようだ。
四大国がトリグラヴィアンの侵攻とエクリブリウム・オブ・マンカインドのテロ計画から立ち直り、ふたたび対立を強めるなか、帝国軍と皇家軍は戦力再建と再配備を進めている。アマー海軍はトリグラヴィアンの攻撃が最高潮を迎えた際に動員した「霊廟艦隊」のうち特に古い艦を予備役に戻し、こうした予備艦のメンテナンスを任務とする修道会に委ねたと伝えられている。
また、皇家や騎士修道会のあいだでは軍備増強や新たな基地、要塞の建設が目立っている。タッシュムーコン家はステインに通じるスターゲートの建設につづき、サマイナ星系のトロマーク要塞跡の近くにさらに強力な新要塞を建設した。好戦的な気風で知られる聖テトリモン教団も、アーディシャパー家の支援を受けてテベカ星系外縁に要塞修道院を設立した。テベカ星系は奴隷反乱、鎮撫作戦、そしてカプセラ間紛争の舞台となり、一連の事件の中で教団が大きな役割を果たした場所である。
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