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スコープニュース – エンジェルカルテルがORE艦をハイジャック
2022-02-18

先週、4C-B7X星系にあるアウターリング採掘調査の研究開発ステーションが襲撃された事件は、エンジェルカルテルの仕業だったことが確認されています。襲撃の主な目的は、ロークアル級採掘支援母艦「エスペランス」をハイジャックすることにあったようです。同船はアウターリング採掘調査が衛星鉱石圧縮技術をテストするための技術試験船として運用されていました。重装備のカルテルコマンド部隊は、エスペランスに機材を届ける予定だったバウヘッド級輸送艦「アストロラーベ」を鹵獲してステーションに進入。入港後は変装と偽物の生体認証チップで正体を隠し、襲撃部隊が潜んでいるコンテナを誰にも邪魔されずエスペランスに積みこむことに成功しました。コマンド部隊は準備が整うと攻撃を始め、コンテナから武装した兵士が出現。カルテルの兵士たちはわずか数分で船を乗っ取ると、エンジンを起動して緊急出港手順を実行し、警備部隊が警報を受けてドックに駆けつけた時には既にワープアウトしていました。エスペランスは警備部隊が反応するかなり前に星系外へ逃れ、圧縮装置のプロトタイプも持ち去られてしまったものと見られています。

スコープは今日、アウターリング採掘調査のアファイト・アセッテCEOに招待されてアストロラーベを取材しました。船内には凄惨かつ冷酷な攻撃の跡が残されていましたが、ログは大半が削除されており、ハイジャックに関する情報はほとんど掴めていません。エンジェルカルテルのコマンド部隊がどのような方法でアストロラーベに乗りこみ、鹵獲したかは判明していませんが、襲撃者たちは船が出港するまで改造された貨物コンテナに隠れていたのではないかと考えられています。エンジェルカルテルは法執行機関を軽視した行動をとることが多く、今回の襲撃者たちも正体を隠そうとしませんでした。実際、アストロラーベの映像ログには意図的に残されていたものもあり、そのおぞましいログには、降伏した乗組員の一部が宇宙空間へ放出される残酷な光景が記録されていました。

今回の事件を受けて、アファイト・アセッテCEOは次のような声明を発表しました。

「ニューエデン市民の皆さん。当社は先週、卑劣なエンジェルカルテルから攻撃を受け、平和的な採掘船『エスペランス』をハイジャックされました。私心なき勇敢な乗組員たちがエスペランスで行っていた研究は、長い目で見ればニューエデンの老若男女すべてに利益をもたらすものでした。この船は衛星鉱石圧縮装置のプロトタイプを装備しており、当社が物質圧縮技術を研究するうえで比類なき重要な存在だったのです。新技術とロークアル級の鉱石処理パイプラインを統合すれば、鉱業界の作業効率と物流は大きく改善されます。衛星鉱石だけでなく採取資源全般を圧縮し、有効体積を減らすと同時に、より貯蔵に適した形状へ成形することが可能になります。この技術はニューエデンの鉱業に革命を起こしてあらゆる人々に恩恵をもたらす、物質圧縮処理におけるブレイクスルーなのです」

「しかし今、エスペランスより重要なのは技術試験のために搭乗していた50人以上の開発者や技術者の安否です。彼らは単なるアウターリング採掘調査の従業員ではありません。家族を持つ人間です。夫であり妻、母親であり父親、息子であり娘なのです。拉致された人々は無慈悲な犯罪組織により、自身の意に反して拘束されています。当社とアップウェル・コンソーシアムのパートナーたちは、彼らを無事に帰還させることを最優先に考えています」

「そこで当社は、開発者や技術者を救出してアウターリングにある四つの主要ステーションまで連れ帰った方に対し、要救助者一人につき10億ISKの謝礼金を支払うことを決定しました。また、捜索救出活動を支援してくれたカプセラには、新たな圧縮技術を提供する形で報いたいと考えています。具体的には、カプセラが新技術を使用できるよう開発したスキルブックをお渡しします。このスキルブックはエンジェルカルテルとその同盟勢力から研究データを回収し、十分な量を当社に返還していただいた方に対し、ロイヤルティポイントストアを通して引き渡します。皆さんのご協力に感謝します」

エンジェルカルテルによって奪われた人材や研究データは、物質圧縮技術の開発を続けるうえで欠かすことのできないものです。スコープは状況に変化があり次第、続報にてお伝えします。

スコープのアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ニュースティッカー
・ORE警備部隊とアップウェル・コンソーシアム調査チームは、技術試験船襲撃はエンジェルカルテルによる犯行だと発表
・ミンマター部族会議が総会を開始…ブルートー、クルースアル、セビエスター部族内の議論まとまる
・連合プロテクトレイトはプラシッドとバージベンダーで攻勢を継続
・エンジェルカルテルのハイジャック犯はドミネーションズ直属の「コマンド・ゾハル」だと判明
・第24次帝国十字軍が部族解放軍からオーザッド星系を奪還
・OREテクノロジーズが所有するORSアストロラーベ、アップウェル・コンソーシアムの科学捜査施設へ移送される
・スナッフド・アウト(Snuffed Out)が4-HWWF星系からドレッドノート艦隊救出を試みる…フラタニティ(Fraternity.)のタイタン強襲後脱出できず
・アガード大統領はガレンテ・カルダリ紛争宙域の平和維持に向けたCONCORDの取り組みを支持
・拉致されたORE研究者の家族が安否確認を待つなか、カプセラはサーペンティス社とエンジェルカルテルの祝祭会場を襲撃
・ポクヴェンにおいてローテ・カペレ(Rote Kapelle)のシタデル群が破壊される…トリグラヴィアン宙域の支配権をめぐって大規模なカプセラ艦隊が出動
・アップウェル・コンソーシアムの友好相互援助局が提携企業にセキュリティ強化策を説明
・EDENCOM偵察部隊はララボス3において「大量の物質が地下から地上へ移動している」と報告
・イシュコネウォッチ、ライダイ警備サービス、ピースアンドオーダー警備がプラシッドの管轄についてSARO・DERAIL任務部隊と覚書を交わす
・ORE幹部は拉致されたORE研究者を帰還させるための謝礼金がヤニ・サー・アテューの個人資産でまかなわれたと認める
・エウギディ・コンステレーションのサルム家支配宙域において対惑星ドレッドノート部隊と兵員輸送船が展開中
・あるカプセラが拉致されたORE研究者を使ってOREに何らかの要求を突きつけた模様…OREはコメントを拒否
・ケイル大学関係者はポクヴェンにおける通信についてコメント。トリグラヴィアンは「カイバーノートの実験を通じた具体的弁証を注意深く評価している」
・税関をめぐるカプセラ紛争が激化。ブラックフラッグ(BLACKFLAG.)、レッキングマシーン(Wrecking Machine.)、オメガアンドフレンズ・メディアラボ(Omega And Friends Medialabs)、10.Kがハイセクで抗争中
・マレアツ・シャコールはサンマターとして部族会議の議題再確認を求める…アマー・ミンマター紛争宙域の状況が優先討議事項か
・アーディシャパー家とサルム家の当主がアマープライム、帝都ダム・トーサッドで元帥会議を開催
・ニューカルダリプライム訪問中のガレンテ元老院議員団、サラキ議長と共に再建された代表取締委員会ビルを視察
・ORSエスペランスをハイジャックしたコマンド部隊の指揮官はエンジェルカルテルの工作員、ラフィク・ゾハルだと判明
・パンファム(Panfam)のアライアンスがベナルのストラクチャを破壊、現地住民の反発強まる
・ORE関係者によると、現時点で「10人ほど」の拉致されたORE研究者がステーションへ帰還
・フラタニティがベナル住民との不可侵条約を破棄。現地で主力艦の移動が目撃される

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