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スコープニュース – 恒星変成装置をめぐる危機とアソウノン5の紛争激化
2022-10-20

アマー帝国の占領下にあるミンマター領、ターナー、バード、エグマ星系で恒星変成装置のプロトタイプが起動したことを受けて、ニューエデン全体が深い懸念を抱いています。第24次帝国十字軍が紛争宙域の大部分を支配下に置いた結果、アマー海軍は有利な状況を活かすべく2か月ほど前から行動を開始。彼らはターナー、バード、エグマ星系が属するコンステレーションで活発な動きを見せ、ミンマター海軍も応戦する構えを見せていました。この恒星操作プロジェクトはアマーの人口密集地から遠く離れた占領地で行われていることから、星系全体を破滅させかねない極めて危険な実験ではないかという噂が広がっています。

装置周辺で激しい戦闘が起きていることも星間社会にさらなる不安を与えています。アマー帝国のサーダン・ゼル・クオシュ元帥はアマーの行動に対する抗議を退け、帝国法と星間条約は占領地におけるインフラ開発と資源採取を認めていると主張。一方、ミンマター共和国の外交官ケイタン・ユンは「アマー帝国の傲慢さはもはや妄想どころの話ではない」と激しく反発。ミンマター海軍のカント・フィルミア将軍も、帝国の恒星変成装置はミンマター人入植者が住む伝統的なミンマター領に重大な危険をもたらしていると警告を発しました。こうしたアマーの動きに対抗するため、ミンマター部族解放軍は攻勢をかけてバード星系とエグマ星系を含む多くの星系を制圧。カプセラ義勇兵の働きにより、両星系に設置されていた恒星変成装置の支配権はミンマターの手にわたりました。

危険は大きいものの、エネルギー・資源採取技術を進歩させるチャンスは帝国だけでなく共和国の目にも魅力的に映ったのでしょうか。ミンマターはバード星系とエグマ星系を奪還したにもかかわらず恒星変成装置を停止させる様子がありません。どうやらミンマターはこのまま新技術のテストを続け、自国が利用するために技術開発を行うつもりのようです。アマー・ミンマターは紛争宙域における異常な展開を前にして、事態が全面戦争へ発展する可能性を警戒しています。これ以上の情勢悪化は両国とも望んでいないかもしれませんが、軍部はカプセラを自陣営に引きこむためにさらなる施策を打ち出し、恒星変成装置のデータ回収に協力すれば海軍仕様新型艦のブループリントなどを提供するとしています。

最近の事件や国境紛争の激化によってガレンテ・カルダリ関係は急速に悪化しており、致命的な状況に陥る可能性が強まっています。外交危機を招いた最初のきっかけは今年4月、カルダリ中枢を蝕んでいたスパイ組織が発覚したことでした。この事件ではリーダー格のエズリ・ハクゾスと多くのガリスタス工作員が逃亡し、カルダリ海軍がドレッドノート強化計画の一環として開発した最新技術が流出したとされていますが、問題のスパイ組織にガレンテ外交官が関わっていた疑惑が持ち上がったのです。

さらにその後、アソウノン5軌道上で機能不全に陥ったEDENCOM基地が発見され、惑星地表にトリグラヴィアン施設があることが判明すると、ガレンテ・カルダリ両国はこの惑星に強い関心を向けるようになりました。トリグラヴィアン施設の正確な目的や性質はいまだ判明していません。しかし、ガレンテ海軍とカルダリ海軍の先遣隊がアソウノン星系で頻繁に交戦していることを考えると、非常に大きな価値を持つ何かがあることは確実です。

紛争が激しさを増すなか、カルダリ連合はサマヌニ星系にスターゲートを建設しました。親カルダリ派カプセラの協力のもと、アソウノン星系でも接続先ゲートを築くことに成功し、新航路はトリグラヴィアン技術データ争奪戦における貴重なアドバンテージとなっています。ガレンテ連邦も同じようにアミグノン星系にスターゲートを建設しましたが、アソウノン側のゲートを完成させるのに苦戦している状況です。

アソウノン5のトリグラヴィアン施設、そしてトリグラヴィアンの移送中継施設で見つかったと噂される謎の技術は絶大な価値を秘めているらしく、両国は実用レベルの情報を得るために必死の競争を繰り広げています。同時に、アミグノン星系とサマヌニ星系では軍事インフラの建設と海軍戦力の増強が急速に進んでおり、全面戦争が間近に迫っているのではないかという懸念が高まっています。CONCORDは各国に外交努力を求めているものの、事態はエスカレートする一方のようです。

スコープのアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ニュースティッカー
・部族解放軍の攻勢、メトロポリスで引き続き成果を挙げる
・連合プロテクトレイトがエッセンスを攻撃…アビューン、デベン星系を制圧
・ミンマター軍が激戦の末にエグマ星系をアマーから奪還
・連邦防衛同盟がプラシッド方面でオイシクス星系の支配権を奪取
・トリゴ将軍が代表取締委員会に紛争宙域の現状を報告
・ミンマター海軍がエグマ星系で2個目のプロトタイプ恒星変成装置を強襲・奪取
・DED「四大国の注意が紛争宙域に向いたことで海賊の脅威が増加」
・激しい応酬を交わす四大国の外交官…事態鎮静化は望み薄
・市場はインターバス社の再編とエバーモア社による買収を歓迎
・フィルミア将軍が部族解放軍の勝利を称賛。さらなるミンマター領の奪還を求める
・ガレンテ・カルダリ市場は非常に不安定…軍備増強による産業需要増と紛争リスクのあいだで揺れ動く
・紛争激化が警戒されるなか、アマーはエグマ、バード星系を失ったことでトリグラヴィアン技術研究が減速
・レベリ中将はガレンテ海軍の軍備増強が「国家防衛のため必要不可欠」と証言
・占領地と恒星変成装置の喪失についてアマー海軍と皇宮はコメントせず
・密輸行為が活発化する一方、合法的な輸送船への襲撃も増加。DEDは法と秩序を脅かす動きだと警鐘
・ガレンテがアミグノン星系の戦力増強。カルダリ海軍も艦艇をサマヌニ星系に集結
・ターナー1のアマー軍は現地のミンマター人を警戒して惑星上から撤退
・カルダリ義勇軍がアソウノン星系とサースルド・コンステレーションでトリグラヴィアン技術データを大量に回収
・危うい未知の技術をめぐって紛争が激化するなか、CONCORDは四大国に対話を要請

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