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ターナー星系の恒星が不安定化 懸命な避難活動つづく
2022-11-01 スコープ、レト・グロリアクス

アマーの恒星変成装置の影響で不安定化したターナー星系の恒星

◆ターナー星系の恒星が不安定化 懸命な避難活動つづく

メトロポリス、ターナー発 「異常な恒星現象」に対する懸念が強まるなか、ターナー星系で危険にさらされている人々を避難させるべく懸命な努力が続けられている。関係国、諸方面の組織、そして有志カプセラは恒星に近い惑星やステーションから一人でも多くの人々を助け出そうと試みている。

ターナー星系の中心にあるA0タイプの青色恒星ではフレア活動で放出されるエネルギー量が増加していたが、先週、ニューエデン各地の科学者が警戒の声を上げた。直近数週間で観測された恒星活動パターンから憂慮すべき兆候が見出されたのである。恒星軌道上でアマーのプロトタイプ恒星変成装置が起動してからいくつかの変化が観測されていたものの、最近のエネルギー活動の上昇傾向はひときわ強い懸念を呼んだ。この活動パターンは直線的な動きを見せており、恒星は明日のニューエデン標準時17時頃に限界点を迎え、何らかの異常現象あるいは「終末段階」を迎えると予測されている。

多くの恒星専門家や研究者らは、YC111年のセイリン大災害やトリグラヴィアンの恒星変成装置の影響に関する分析を踏まえ、ターナー星系で起きる事象について様々な可能性が考えられるとしている。だが、大規模なフレアが起きるだけだという楽観的な見方は少なく、深刻なレベルの放射線や相当量の質量が放出されるのではないかと危惧する研究者もいる。超新星爆発についてはほとんど心配されておらず、そのような現象に見られる特徴的な前兆は観測されていない模様だ。

ターナー1の惑星産業労働者は地表からの避難をほぼ完了し、惑星各地の産業コロニーは人員と機材の不足により閉鎖された。ミンマターとアマーの植民地開拓で築かれた鉱業・加工業の街々からも人の姿が消え、両国とカプセラの尽力によって多くの民間人が惑星外に逃れている。

カプセラはターナー1のコロニーだけでなく軌道上のステーションからも数千人を避難させたが、この動きはアマー義勇軍の過激派を刺激して戦いの火種となった。ターナー1の共和国議会ステーションはそのような状況でも基幹要員以外の全員を退避させることに成功し、現在は最小限の人数で運営されているためほとんどのサービスを停止している。

アマー軍が避難船の航行を妨害するどころか発砲までしたという非難について、サーダン・ゼル・クオシュ元帥は「単なる反乱勢力のプロパガンダ」だと否定し、「叛徒どもの艦隊、『司法局』を名乗る破壊工作・テロ組織による意図的な挑発」だと反論した。CONCORDインナーサークル・ミンマター代表のケイタン・ユンは、ターナー、エグマ、バード星系に恒星変成装置を設置したアマーの行為を改めて非難し、「アマー軍が避難船を砲撃したという報告があるが、数世紀にわたってアマーの暴虐と非道に耐えてきた我々にとってはまったく驚きではない」と指摘した。

ターナー1軌道上の共和国議会ステーション。人員を退避させてサービス縮小中

◆星間社会はターナー危機に大きく反応

ジェネシス、ユーライ発 最近の四大国はCONCORDに対して無関心と軽蔑が入り混じった態度を示していたが、ターナー星系の状況の深刻さを考慮し、四大国すべての代表が出席してインナーサークルの緊急会議が開かれている。今日の会議にはアマー代表のハミデ・カドール女侯、ミンマター代表のケイタン・ユン、カルダリ代表のスクーベスタ社CEOクイキアイネン・オオニタ、ガレンテ代表のデヴァン・マレートが出席する予定だ。

昨夜の会議後は各国代表から様々な発言があり、ユン代表とマレート代表がアマーを非難する一方、オオニタCEOは外交的懸念を表明し、カドール女侯は自国の方針を擁護した。ガレンテのマレート代表は恒星変成装置の即時停止と技術研究の一時中断を求めたが、ミンマターのユン代表は「共和国はアマーの敵対的行為に対する自衛策として変成技術を完全に解明する」と述べており、両国は微妙に相反する立場を取っている。

カルダリ代表取締委員会はオオニタCEOを通じ、恒星変成技術の実験は「住民と財産へのリスクを十分考慮し、細心の注意を払って行うべき」だと発言。また、カドール女侯は次のような言葉でアマーの従来の立場を繰り返した。「占領地の資源を利用することは、紛争宙域の占領行為を規定する諸協定において合法的行為だとされている。これらの規定はアマーを含むすべての協定締結国を対象としており、技術開発を目的とする我が国の探査活動にも当然適用される」

なお、アマーは恒星変成技術研究プロジェクトが完了したと発表しており、サーダン・ゼル・クオシュ元帥は次のようなコメントを発表している。「本プロジェクトに必要な資源は帝国の一地方に存在していた。反乱軍ならびにテロ国家ミンマターが不当に領有権を主張しているため困難の多い状況だったが、満足いく研究成果が得られた」

異常な恒星現象に襲われようとしているターナー1

◆ターナー危機の影響を受けるアマー・ミンマターの国内情勢

アマー・パター発 アマーの宮廷や貴族政治は部外者が覗き見ることのできない世界だが、アマー政治をしっかりと観察していると、最近の紛争宙域における出来事のせいで不穏な空気が流れていることが分かる。カドール家は女帝の意向に忠実に従う伝統的な立場をとっており、タッシュムーコン家、有力貴族のクオシュ家も同様である。しかし、他の皇家や有力貴族はターナー星系の一件に色々と疑問を抱いているようだ。

コルアゾール家はシスターズ・オブ・イブとの「人道的協力」を明らかに強化しており、ターナー星系からの避難船がコルアゾール家の名前を出すことを許可した。アーディシャパー家当主のアリム・アーディシャパーは「ターナーから避難する民間人の安全を確保することは、アーディシャパー家とサルム家の全家臣にとって宗教的義務」とまで宣言しており、盟友であるアラハ・サルムの同意を得ているのは間違いない。クーニッド王国はEoM掃討作戦と大規模な粛清で「チャーケイド事件」に終止符を打って以来、ミステリアスだがいつも通りの沈黙を守ってきた。しかし、アリディアのパヒネー星系においてクーニッド海軍が恒星の閉軌道帯を調査しているという未確認情報が入っている。

ミンマター諸部族はサンマター・マレアツ・シャコールと彼の代理人たちを率直に支持しつつ、一人でも多くターナー星系から脱出させるため、あるいは星系内で避難させるために共和国司法局を全力で支援している。ブルートー部族とセビエスター部族は二大部族が持つ膨大なリソースを使って避難を助け、サッカー部族のパイロットも潜入や密輸の腕を活かして活躍中。クルースアル部族とヴェロキュオール部族では各氏族や商人サークルが共和国中心部に向かう避難民に輸送、住居、食事を提供している。

スタークマニール部族とネファンター部族は主に資金的な援助を行っている。前者は他の手段を取れるほどの力がなく、後者は外交政策として粛々と支援することを選んだ。各部族と氏族はエグマ星系とバード星系の恒星変成装置をどうすべきか論争を繰り広げているが、今はターナー危機という目の前の問題に集中している。

その他のニュース
・ガレンテ元老院がターナー危機について全会で議論。ガレンテ国内では行動を求める声強まる
・カルダリ代表取締委員会がターナー危機とアソウノン戦域の作戦成功について議論
・ガレンテ海軍はアミグノン星系に集結中の艦隊を「カルダリ連合の敵対的行動に対する対抗措置」と表現
・サマヌニ星系に集結した艦隊がサースルド・コンステレーションへ侵攻するのではないかという憶測について、カルダリ海軍は回答を拒否
・カプセラがスターゲートの不安定化、機能停止の可能性を主張…通商保護委員会はゲートネットワークの安定性を保証
・アマーを訪問したガレンテの学術関係者ら、ヘディオン5の大学近くで「聖職者らによる抗議活動」を目撃したと証言
・セビエスター部族長が恒星変成装置の利用に異議。部族会議で審議するよう申し立て
・アスラン・ウル・クオシュ卿、スローンワールズ防衛部隊に充てるため家臣団に兵員を提供するよう指示
・ブラッドレイダー、今年のクリムゾンハーベストを終了…聖テトリモン教団と激しく衝突
・ガリスタス海賊団、エンジェルカルテル、デスレスの一派が一時休戦。密輸業者らが避難民を安全な場所へ運ぶ
・ターナー1に降下した聖テトリモン教団が「技術的遺物」を回収。「避難活動の支援」も実施した模様
・共和国司法局の輸送船がターナー1で「数百人の落伍者」を救出。他の遊動民は砂漠と岩山の奥深くに消える

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