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アップウェル・コンソーシアムの深宇宙調査グループが新たな希少鉱石を発見
2022-12-05

異常恒星現象の影響を受けたターナー1

◆アップウェル・コンソーシアムの深宇宙調査グループが新たな希少鉱石を発見

ジェネシス、ユーライ発 ドゥシア鋳造所、エイフィル・アンド・コー、モードゥ部隊、イティリ社から成るグループは、ニューエデンの宇宙産業にとって必要不可欠なミネラルが濃縮された新種の希少鉱石を発見したと発表した。これら四つの組織は深宇宙調査を目的とした特別パートナーシップを結び、帝国領域の辺境からヌルセク奥地、さらにはワームホール宙域でも鉱石探索を実施している。

ドゥシア鋳造所、エイフィル・アンド・コー、モードゥ部隊、イティリ社(四組織の頭文字を取ってDEMY)は、アウターリング採掘調査が中心的な役割を果たしているアップウェル・コンソーシアムのメンバーだ。DEMY深宇宙調査パートナーシップはアップウェルとしてのミネラル探索範囲を拡大するため、OREの探鉱事業が力を注いでいないエリアに焦点を当てていると思われる。

DEMY深宇宙調査パートナーシップの探鉱報告によれば、新種の希少鉱石は特にA0型青色恒星の周辺に集中している。報告書はこの事実について、トリグラヴィアンが引き起こした時空の歪みや、セイリン星系・ターナー星系で起きた異常恒星現象により、星系中心部から遠く離れた軌道の高密度アステロイドが恒星周辺に引き寄せられたのではないかと推測している。ただし、今回の発見はあくまで「宇宙産業にとって必要不可欠なミネラルを比較的高密度かつ濃縮した状態で含有する新種の希少鉱石」が主題だ。

新たに発見された鉱石には、DEMY深宇宙調査パートナーシップの参加組織にちなんだ名前がつけられた。

ドゥシニウム – メガサイトを豊富に含有
エイフィリウム – ザイドリンを豊富に含有
モードゥニウム – パイライトを豊富に含有
イティリウム – アイソゲンを豊富に含有

DEMY深宇宙調査パートナーシップはCONCORDならびに四大国と交渉し、探索したアステロイドクラスターの大部分に対する独占開発権を確保しつつ、ほとんどの座標情報を公開することに同意した。特に資源量の多いアステロイドクラスターはA0型青色恒星の近くに存在するが、同タイプの恒星はトリグラヴィアン戦争や異常恒星現象が起きて以来重要性が高まっているため、情報公開の対象とされた。公共航法システムはCONCORDに引き渡された情報にもとづいて更新される予定だ。

ジタ4-4に設置されているディープコア採掘の宇宙エレベーター

◆衛星資源の保護をめぐる交渉、妥協案に落ちつく

関連する動きとして、アップウェル・コンソーシアムとOREの代表者らは衛星資源の乱開発問題に妥協点を見出した。これは長年にわたって憂慮されてきた問題だが、CONCORD構成国の懸念をさらに強める出来事がちょうど1年前に起きた。OREがアップウェルのアタノール型、タタラ型リファイナリーにより高性能な標的選定・掘削ルーチンを導入したのだ。抽出能力が強化されたことで衛星採掘業者が採取できる鉱石は倍増したものの、相当量の衛星資源が荒廃してしまったと言われている。今回合意された妥協案は、掘削範囲を縮小して鉱石抽出量を25%削減するというもので、CONCORDの懸念を和らげながらも旧技術より効率の良い採掘を維持している。

CONCORDとDEMY深宇宙調査パートナーシップがアステロイドクラスターの調査データを公共分と独占分に分けることで最終合意したため、通商保護委員会は来週にも公共航法データベースを更新すると思われる。また、リファイナリーのファームウェアアップデートも来週中に実施され、アップウェル、ORE、CONCORDが交わした衛星掘削・鉱石抽出に関する新合意に適応する予定である。

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