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ガレンテ・カルダリが紛争宙域で防備を強化 インタキ星系の新ゲート完成
2022-12-08 スコープ、リナ・アンバー

インタキ星系とアミグノン星系をつなぐ新ゲート。近隣にはガレンテ海軍ステーションも

◆ガレンテ・カルダリが紛争宙域で防備を強化。インタキ星系の新ゲート完成

プラシッド、インタキ発 ガレンテ連邦がインタキ星系に新しいスターゲートを建設した。このゲートは紛争から解放された宙域と、バージベンダーのハイセク星系であるアミグノン星系を結ぶものだ。また、ガレンテ海軍はインタキプライム軌道上に新たなステーションを建設して運営を開始した。

こうした動きと連動して、ガレンテ政府はインタキ星系のセキュリティステータスを0.1から0.2へ公式に変更するとともに、航法データに第5惑星を「インタキV(インタキプライム)」として正式登録した。アガード政権はインタキ本国の極めて低いセキュリティステータスを「連邦非常事態」だとして、直接介入を継続する必要があると公式に宣言。治安当局者らはインタキ星系のセキュリティステータス改善に向けた取り組みを続ける意向を示している。

インタキ自治主義者とインタキ議会の一部議員――少数だが無視できない――は、ガレンテ軍や治安部隊がインタキ星系、特にインタキプライムに駐留していることに抗議を続けている。連邦海兵隊が実施している「対テロ」「対サボタージュ」作戦や連邦情報局の治安部隊をめぐり、惑星上ではかなり不穏な空気が流れている状況だ。

インタキ本国以外でもガレンテの市民や政治家からは怒りの声が上がっており、彼らはインタキ星系に対する非常事態宣言と軍の駐留に反対し、これは連邦憲法やインタキ本国との条約に反する措置だと訴えている。インタキプライム最大の都市、レノイカを含む行政区を基盤とするスヴィオ・ベラロン元老院議員もその一人だ。ベラロン議員はインタキ侵攻直後からアガード大統領の行動を批判している。しかし、彼はこれまで社会・経済政策について「中央政府の介入」を良しとする方針を取ってきたため、主張が矛盾しているのではないかという懐疑的な見方もある。

ジンメイ人の母星、惑星シャンデイルを代表するファロン・シュウ元老院議員はベラロン議員と長年にわたり対立してきた。彼はベラロン議員が姿勢を変えたことについて、とりわけ辛辣なコメントを発している。
「ベラロン議員は自分の世界観を他人に押しつけることばかり考えている日和見主義者ですよ。元老院の誰もが知っていることです。自身の文化的価値観をインタキ人以外に押しつけているあいだは満足だったのでしょうが、アガード大統領の分別ある安保政策で選挙基盤が揺らいだ途端に主張を変えました。これで彼がどういう人物かよく分かったでしょう」

UM-Q7F-9軌道上に建設されたカルダリ海軍ステーション

◆カルダリ連合がDS-M4Qコンステレーションに三つのステーションを建設。シンジケートでの存在感を強める

シンジケート、UM-Q7F発 シンジケートのDS-M4Qコンステレーションを新たな「保護領」としたカルダリ連合は、大規模な軍事インフラの建設を完了した。カルダリ海軍は0EK-NJ、T-LIWS、UM-Q7F星系で新たなステーションの操業を開始し、駐留艦隊の強化やコンステレーションの出入り口を固める警備基地の整備を進めている。

DS-M4Qコンステレーションはインタキシンジケートからカルダリに譲渡された宙域だ。ガレンテ軍がインタキ星系などプラシッドの11星系に侵攻したことを受けて、シンジケートとカルダリは相互防衛・安保協力に関する条約を締結。協定の一環としてコンステレーションの開発権が移譲された。ガレンテ当局はインタキシンジケートの「内政問題」だとしているが、連邦情報局とガレンテ海軍がシンジケート全域で偵察活動を強化しているとの情報もある。

カルダリはインタキシンジケートとの貿易規模を拡大し、インタキ銀行に対する優遇措置や、自国企業のみに限定されていた市場へインタキ通商が参入することを認めたと報じられている。また、カルダリ海軍はインタキ通商と輸送活動に関する協定を結び、シンジケートの商業部門がDS-M4Qコンステレーションにおけるカルダリの活動を支援することを条件に、軍用ジャンプルートを使った商品輸送を許可した模様だ。

インタキプライム軌道上に新設されたガレンテ海軍ステーション

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