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スコープニュース – シップキャスターをめぐる混乱つづく CONCORDスパイ問題沈静化せず
2023-03-03

ニューエデンの四大国はここ数か月にわたって対立を深めており、状況が好転する気配はありません。そんな中、各国は強力な移送技術を手に入れようと開発競争を繰り広げてきましたが、この新技術が火種となって新たな外交危機が勃発しました。カルダリ連合が研究している新技術「シップキャスター」の情報を得るため、EDENCOMとCONCORDがスパイ行為を働いたという疑惑をきっかけに、列強のあいだで深刻な外交問題が生じたのです。ミンマター共和国はアマー帝国がEDENCOMの情報収集活動に乗じて密かにカルダリの技術を盗んでいると告発。これを受けたカルダリが独自調査を行った結果、告発を裏付ける証拠が発見されました。アマーにかけられた疑いが事実なのはほぼ間違いなく、危うい情勢下に同盟国をスパイしたことでカルダリ・アマー関係に強い緊張が走っています。

シップキャスターはアソウノン星系で回収されたトリグラヴィアン技術から生まれたもので、艦船を星間レベルの距離でピンポイントに投射できるとされています。スターゲートやサイノシュラルフィールドジャマーのような障害を迂回できるこの技術があれば、カルダリ海軍はライバルに比べてはるかに優れた戦力投射能力を持つことになるでしょう。スコープはカルダリ海軍がオンナモン星系の工事現場においてシップキャスターの建設準備を始めていることを確認しています。ブラックライズに位置するオンナモン星系は、紛争宙域を担当する新司令部が置かれたことで部隊の配備や軍港の建設が進み、現在では要塞化されている星系です。

外交界がスパイ問題に揺れるなか、カルダリ・ミンマターの高官が国境に近いカルダリ領アイラケン星系で安全保障協力会議を開催している模様です。アマーによる敵対的かつ不誠実な行為が問題視される一方で、ガレンテ連邦によるインタキ星系の軍事拠点化にも厳しい視線が注がれています。ニューエデンの二大国家が冷酷な軍国主義的傾向を強めていることから、カルダリ・ミンマターは自国の国益のために外交関係の再編を検討しているのではないかと推測する声もあります。

スコープのアルトン・ハヴェリがお送りしました。

ニュースティッカー
・EDENCOMのスパイ疑惑で動揺する星間外交…各国代表団は自国政府と協議
・ガレンテ当局がインタキ星系のセキュリティステータスを0.5に引き上げて登録
・CONCORDインナーサークルのオコナヤ総裁、「EDENCOMの今後」についてヴァルカニール司令官と議論
・カルダリ・ミンマター安保会議がアイラケン星系で開催。スパイ疑惑を受けて二国間協力の可能性を探る
・元老院議員団が海軍施設を視察するため、インタキプライムのカインタ・ヤバート軌道打ち上げ施設を訪問
・ピュアブラインドのMDM8-Jコンステレーションでカプセラアライアンスが衝突。3,000隻以上が沈む
・アイラケン安保会議の出席者にトリゴ将軍とフィルミア将軍を確認
・ミンマター義勇軍が激戦地のフロセスウィン星系を占領。エウギディ一帯に広がるサルム家の拠点を脅かす
・スヴァログ軍がベイル4を攻撃、「何百人もの特殊強襲部隊」でヴェレス軍基地を襲う…レジスタンス証言
・アイラケン安保会議にインタキシンジケート代表団が出席した模様
・カルダリ・ミンマターがEDENCOMとCONCORDの諜報員を国外追放
・厳戒下のナビー・アカトで集会開催…インタキ自治主義者を率いるジョナス・イヴェスタラが10万人に向けて演説
・ポクヴェンのレジスタンスから得たデータがシップキャスター開発に使用されたとの報道について、カルダリはコメントを拒否
・連邦情報局は傭兵企業インタラダイレクトアクションが自由インタキ軍へ武器を密輸していると非難
・ミンマターメディアはガレンテとの軍事同盟打ち切りの可能性について憶測重ねる
・ララボス3の大気圏でさらなるエネルギー放出検出。スヴァログのワールドアークから輸送船が出現したことを確認
・連合ピースキーパーのヴァラノリ・ルーキン将軍、連邦情報局がEDENCOMのスパイ疑惑に関わっていると非難

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