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それぞれの戦争を戦う四大国、貿易拡大と技術獲得のチャンスもうかがう
2023-03-17 スコープ、レト・グロリアクス

外交再編の発端となったトリグラヴィアン技術研究

◆それぞれの戦争を戦う四大国、貿易拡大と技術獲得のチャンスもうかがう

ジェネシス、ユーライ発 紛争宙域と各国軍がそれぞれの戦争という新しい現実に適応する一方で、四大国の外交官と工作員も貿易交渉や新技術獲得に向けた動きを活発化させているとの情報がある。二か国間の停戦、カルダリ・ミンマターの「アイラケン条約」、そしてガレンテ・アマーのあいだで結ばれるであろう新条約は、カルダリ・アマー、ガレンテ・ミンマターが維持してきた旧来の軍事同盟に永遠の終止符を打とうとしているようだ。

軍事同盟による限定戦争状態から抜け出した二か国のあいだでは、早くも貿易と投資が増加する気配が見られる。多くの企業や大物実業家、官僚は、既存の貿易相手との関係を維持しつつ、新たな取引を開拓することに力を注いでいる。通商保護委員会も国境を越えて投資や資金調達を行いたいと考えている人々には国家を問わず支援を提供しているという。

軍事面ではカルダリ・ミンマターはそれぞれ新しい艦隊の編成、新しい軍事技術の研究に取り組みながらも、自国の戦力を迅速にアップグレード・改修するため、貿易、技術、安全保障における協力を増やす方向で動いている。ガレンテ・アマーにとって喜ばしいのは部隊の配置転換や戦力集中が可能になったことだ。両国の海軍は相当な数の艦艇を有しているが、長い国境線を厳重に警備するために分散配置しなければならず、余裕のない状態がつづいていた。

スパイ行為や技術共有をめぐる危機的状況について議論するCONCORD総会

◆カプセラと傭兵による先進技術争奪戦についてインナーサークルが議論

ジェネシス、ユーライ発 カシハ・ヴァルカニール司令官がCONCORDインナーサークルに提出した報告書によると、EDENCOM情報部はトリグラヴィアン技術の獲得・取引にカプセラと傭兵が関与するという「非常に懸念すべき傾向」を確認している。EDENCOMが最近の動きを分析したところ、「カルダリ・ミンマターの不当な利益のために犯罪組織が働いており、こうした組織とつながりのある傭兵の活動が警戒すべき急増ぶりを見せている」ことが判明したという。

インナーサークル・カルダリ代表であるイシュコネ社のメンス・レッポラCEOは、EDENCOMのヴァルカニール司令官が「カルダリの利益と称するもの」をやり玉に挙げたことに強く反発した。インナーサークル・ミンマター代表のケイタン・ユンも報告書の内容を受け入れることを拒否し、「アマー帝国の道具に成りさがったEDENCOMは、共和国と連合の正当な利益を自らのスパイ活動と同等に扱おうとしている」と述べた。

インナーサークル・ガレンテ代表のデヴァン・マレートは「EDENCOMやユーライ合意で定められた重要な星間体制である技術共有協定を政治問題化すべきではない」と不快感を示した。マレート代表はヴァルカニール司令官を全面的に支持すると表明し、各国が技術共有協定に復帰するよう改めて促した。

インナーサークル・アマー代表のハミデ・カドール女侯はEDENCOMの報告書を支持し、次のように述べた。
「カプセラが技術共有協定を合法的に執行できるという連邦の意見にはメリットがあり、我が国としても同意します。実際、アマー帝国は『星間シップキャスター』と呼ばれる技術について、EDENCOMやCONCORDの関係者とともに技術共有規定を実践するべく取り組んできました。なにしろ神聖アマー帝国は神の摂理に対する信仰が求めるところに従い、法と秩序を重んじる国家ですから」

インタキ – アミグノンを結ぶゲート。ガレンテの広大な貿易・物流ネットワークに新たに加わった航路

◆アマー・ガレンテ不干渉条約、国内での批准段階に

ジェネシス、パシャナイ発 エルシリア・コルアゾール女侯とワヤキ・カヤラ議員は女帝カティズ1世とセレス・アガード大統領に代わって「パシャナイ条約」に署名。アマー枢密院とガレンテ元老院の批准を得るため、それぞれアマー星系とルミネール星系に条約書を持ち帰った。

アマー帝国とガレンテ連邦は数回の交渉を経て、昨夜遅くに不干渉条約の合意と仮署名に至った。第24次帝国十字軍と連邦防衛同盟の一時停戦は、「アイラケン条約」における連合プロテクトレイトと部族解放軍のように永続的な停戦協定に変わろうとしている。

条約はアマー・ガレンテ間の制裁措置を妥協することで合意にこぎつけた。ガレンテはアマーとその従属国の組織に対する制裁を解き、アマーもガレンテに対する措置を解除する。ただし、クーニッド王国のソシャン・ファエズ元帥や連邦情報局のメンタス・ブラーク局長など、特定の人物には見せしめ的に制裁が継続される予定だ。

アマー貿易登録局の交渉団が早々にガレンテ税関との協議を始めていることは注目に値するだろう。両者は関税の緩和やアマー・ガレンテが互いに課しているさまざまな制裁の緩和について、実際的な措置を話し合っているようだ。

ピュアブラインド、5ZXX-K星系でカプセラが運用していたキープスター。最終攻撃を受けて爆発した瞬間

その他のニュース
・インタキプライムが比較的平穏な状況を迎えて3日目。数週間にわたる抗議と暴動のあと訪れた平和
・ピュアブラインドのキープスターをめぐり数時間におよぶ激戦が発生。1000隻以上のカプセラ艦が沈没
・インタキ議会はアエネブラ教団の細胞組織を掃討するためアルギンタルコア社と契約。モードゥ部隊の申し出は拒絶
・カプセラ軍閥の戦争が激化。破壊・略奪された建造物、艦船、機器類の被害総額は1兆isk以上
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・カプセラ軍閥の指導者たちは北部辺境宙域の標的に対してさらなる攻撃を準備
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・SoEがピュアブラインドで捜索救難活動を実施。CONCORDの緊急対応部隊と予備役辺境防衛隊も支援
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・ミンマター海軍、フロセスウィン3の大気圏で検出された「奇妙なエネルギー放出」を監視中
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・ロイヤルウーランズがミシ4でブラッドレイダーの細胞組織を撃破。生き残ったメンバーも処刑
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・ヤスド7の大規模コロニー、サンシャ国が惑星に降下した際に反物質爆発で消滅した模様
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・モルデンヒース経由の禁制品の需要が高まった結果、エンジェルカルテルとクルレファー社がエヌア星系で「平和条約」を結んだとの情報あり

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