DEDとEDENCOMが治安情勢について報告 四大国の「影の戦争」に懸念を示す

DEDとEDENCOMが治安情勢について報告、四大国の「影の戦争」に懸念を示す
2023-03-24 スコープ、レト・グロリアクス

◆DEDとEDENCOMが治安情勢について報告、四大国の「影の戦争」に懸念を示す

ジェネシス、ユーライ発　今日、CONCORD幹部とインナーサークルで構成されるニューエデン星団安全保障委員会（CSC）が異例の公開報告会を開催した。DED・EDENCOM指導部はその席上、四大国による「影の戦争」のために暴力行為が増加しているとして、「深刻な懸念」を強調した。

具体的には、DEDのキアシドゥール・エラダル司令官はハイセク宙域におけるカプセラ同士の戦闘が「大幅に増加している」と指摘。これは各国の研究施設に侵入して容疑者フラグを付与されたカプセラが、他のカプセラと戦闘になるケースが相次いでいるためだ。また、EDENCOMのカシハ・ヴァルカニール司令官は「研究施設襲撃と関係のある傭兵・海賊が活発化している」と報告し、違法に入手されたデータ、ISK、先端技術物資がニューエデン外縁宙域のさまざまな場所へ大量に運び出されていることも確認したと付け加えた。

エラダル司令官とヴァルカニール司令官がCSCで報告を行ったのは、意識思考学会の上級メンター、マツィ・ライシュから要請を受けたためだ。CSCはトリグラヴィアン戦争中に設置されたインナーサークル軍事会議を発展させたもので、インナーサークルを構成する四大国・意識思考学会が任命したメンバーや、CONCORDの軍事、情報、治安部門のリーダーたちが参加している。

CSCではCONCORDの「統制および秩序に関する特別部門」、通称SAROのオヴェグ・ドラスト大佐も報告を行った。ドラスト大佐は対戦闘クローン部隊「レッド・トループ」の指揮官だが、この部隊は一般的にあまり良い印象を持たれていない。彼はプラシッド、特に紛争宙域における最近の活動について概要を述べ、「テロリストが隠れ蓑にしていた組織や、親トリグラヴィアン派の戦闘クローンによる細胞組織」をいかに排除したか詳しく説明。「人工知能生命制限施行局」、通称DERAILとの連携にも簡単に言及した。

ニューエデン星団安全保障委員会は報告会のあと、トリグラヴィアンの活動増加、反体制的戦闘クローンの細胞組織、不正AI排除を命じたCONCORD指令にもとづく特別作戦についてさらなる詳細を聞くため非公開協議へと移った。

◆ガレンテ元老院、アマー帝国との不干渉条約を批准

エッセンス、ビロア発　ガレンテ元老院はセレス・アガード大統領、連邦安全保障会議、ガレンテ・アマー関係小委員会の勧告を受けて、アマー帝国との不干渉条約を批准した。カルダリ・ミンマターの不可侵条約を受けてガレンテ連邦とアマー帝国が交渉した「パシャナイ条約」は、紛争宙域における両国軍の停戦を正式化するものだ。アガード大統領の軍事・外交政策に強く反対している、いわゆる「ベラロン派」の元老院議員たちは反対する動きを見せたものの、条約批准案は大きな混乱なく元老院で承認された。

アマー枢密院は既にパシャナイ条約を正式に受け付けており、女帝カティズ1世は条約を聖典の一部として知らしめるよう宗教評議会に命じている。不干渉条約は聖典に組みこまれることで正式に帝国の法体系の一部となり、完全に発効する仕組みだ。カルダリ・ミンマターのアイラケン条約、そしてガレンテ・アマーが新たに締結したパシャナイ条約により、四大国のあいだに二つの陣営を作り出していた従来の軍事同盟は完全な終わりを迎えた。

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・宇宙空間に慣れ親しんだ連邦政府職員のため、ルミネール8（惑星オルタンジュ）軌道上に新たな老人ホームが設置される
・ソリチュードの憲兵隊、ウェラルー2の惑星上で艦砲4門を搭載したクーニッド奴隷船を拿捕
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