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カルダリ連合が「影の戦争」における技術競争で優勢 恒星変成技術の研究が大きく前進
2023-04-18 スコープ、リナ・アンバー

オンナモン星系で稼働しているカルダリの研究施設

◆カルダリ連合が「影の戦争」における技術競争で優勢。恒星変成技術の研究が大きく前進

ザ・フォージ、ニューカルダリ発 恒星変成技術の獲得に向けたカルダリ連合の研究がここ数週間で大きく前進した模様だ。躍進の背景には大量の研究データを入手・提供した親カルダリ派カプセラの存在がある。代表取締委員会はヘイカ・トリゴ将軍から最新状況について報告を受け、アキマカ・サラキ議長はカプセラの活躍を「企業家精神と創造力というカルダリの良き伝統」に則ったものだと称えた。

カルダリは恒星変成技術の研究が一定の段階に達したため、現在はより詳細な部分について積極的に開発を進めているようだ。言いかえれば、「影の戦争」を戦っている傭兵やカプセラがカルダリの施設を襲った場合、恒星変成技術の研究を進めるうえで有益な情報を手に入れられる可能性がある。

カルダリの技術研究がかなりの進展を見せる一方で、親ガレンテ派カプセラも連邦を他国に追いつかせるために様々な努力を重ね、恒星変成技術と移送中継技術に関する研究を強力に後押ししている。アマー・ミンマターに関して言えば、前者にとってカルダリはかつての同盟国、後者にとっては新しい友好国である。紛争宙域をめぐる経緯もあり、アマー・ミンマターを支持するカプセラの中にはカルダリを攻撃することをためらう者もいるようだ。そのため、両国の移送中継技術の研究は着実に進んでいるものの、研究速度はやや遅い。また、移送中継技術は今のところカルダリが独占しているので研究データにアクセスする機会が少なく、ただでさえ少ない機会をガレンテ・アマー・ミンマターが奪い合っていることも研究速度が伸び悩んでいる一因である。

インタキ星系の恒星付近に浮かぶガレンテ海軍の施設

◆選挙を目前に控えたインタキプライムの不安定な平和

プラシッド、インタキ発 インタキプライムでは連邦軍の駐留に対する抗議活動がつづき、単発的な暴力事件も起きている。だが、最近はおおむね平和な状況が保たれており、近く行われるインタキ議会選挙を延期するよう訴えていた人々の主張は説得力を失いつつある。

インタキ議会選挙は5月第1週に星系全域で行われ、議席の大半は人口が多いインタキプライムに割り当てられている。インタキ議会はインタキ星系全体を治める政府だが、実際のところはインタキプライムの惑星政府としての役割が主だ。インタキ星系の他の惑星は議会への代表権を持つ半自治領だと見なされており、宇宙空間の管理権は連邦の権益制度にもとづいてインタキ議会が権利者に指定されている。

ガレンテがインタキ星系を含むプラシッドの11星系に侵攻して「解放」を宣言した結果、インタキ星系、ひいてはヴィリエット・コンステレーションの権益の扱いが大きな問題となっている。また、インタキ自治運動はガレンテ海軍によるインタキ星系占領について、同星系がガレンテ連邦の一員となることを定めた諸条約に違反するものだと主張している。自治主義者たちは自由インタキ軍が宣言した武力闘争にこそ反対しているものの、インタキプライムを数週間にわたって揺るがした大規模抗議デモでは主導的な役割を果たした。

自由インタキ軍は選挙期間中は停戦すると宣言し、イダ信仰の急進派とつながりのある民族主義政党「インタキ・ラムカトカ」への支持を表明している。インタキ・ラムカトカを率いるシアカ・イダマは長いキャリアを持つ宗教家だが、その活動の大部分を「インタキを守り、精神の再生と解放を自由に追い求めるにはガレンテ連邦という束縛から逃れるしかない」と説くことに費やしてきた人物だ。カリスマと現実的感覚を兼ね備えたジョナス・イヴェスタラが率いるインタキ自治派も選挙戦に臨むことを考えると、執行評議会のヴェラ・アン・スラチオ議長を筆頭とする穏健派の現政権にとって厳しい戦いになりそうである。

インタキ2軌道上のガレンテ海軍基地

その他のニュース
・部族解放軍がブリークランドへ進出。第24次帝国十字軍はカーニアイネン星系で抵抗
・ミンマターがエウギディ・コンステレーションを確保。海軍はサルム家の防備に関する調査を再開
・連邦防衛同盟がモクリナモー星系を奪還。プラシッドにおけるガレンテの反撃は継続中
・連合プロテクトレイトがオナトー星系を攻撃。シタデルに孤立したイソマ・ポケットで激しい戦い
・フィルミア将軍が移送中継技術の研究施設を視察。ミンマターは技術獲得競争でアマーに先行
・レベリ中将とスラチオ議長がインタキ議会選挙の安全確保について協議
・クーニッド軍事代表団がメハトゥア星系を訪問。クオシュ元帥がファエズ元帥を歓迎
・トリゴ将軍がオンナモン星系へ帰還。同星系では新司令部のために艦隊配備と新ステーション建設が進行中
・ガリスタス海賊団が2P-4LS星系のクァフェ社施設を一斉襲撃。施設ではナノ粒子入り飲料が保管されていた模様
・エンジェルカルテルのラフィク・ゾハル率いる部隊がカマル9のアマター艦隊ステーションを襲撃したとの目撃情報
・インタキ議会民兵隊がインタキ3のサーペンティス基地を襲撃、10億ISK相当の違法薬物・ブースターを押収
・ホームガードとタッシュムーコン家が連携してサンシャ国の襲撃部隊を撃退。サネール・コンステレーションで複数回交戦

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